「年間活動記録」カテゴリーアーカイブ

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2018年度交流講演会・パネルディスカッションの部

パネラー:小野崎 正樹 先生

参加学生:政本 浩幸(Facilitator)、福島 みのり(以上 M1)

神守 広一郎、坂本 明允、小松 礼佳(以上 B4)

小野崎正樹エネルギー総研顧問

小野崎正樹先生

政本浩幸学生委員長

政本浩幸学生委員長

福島みのりさん

福島みのりさん

神守広一郎さん

神守広一郎さん

坂本明充さん

坂本明允さん

小松礼佳さん

小松礼佳さん

講師の小野崎先生を囲んでパネルディスカッションを開催しました。FacilitatorはM1の政本浩幸が担当し、転職のきっかけ,企業とシンクタンクとの仕事のやり方の違い,海外勤務,100年後の予想についてさらに詳しく質問しました。特に印象的な2点を以下に記します。

 

〇事前にご講演内容をお聞かせいただいていたので、学生間でも「超長期的な(100年後の)工学的・生物学的な予想に関して話し合い、これについて小野崎先生よりご意見を頂きました。

 

(下記、学生委員会で作成した100年後の予想)

「工学的な予想」

(宇宙関連)

・月、火星に人が住む

・宇宙エレベーターができる

・天候を操れる

 

(ドラえもん関連)

・翻訳機能が向上する(ドラえもんの翻訳コンニャクのような)

 

(Back to the Future関連)

・空飛ぶ車(移動手段が空)ができる

 

(その他)

・組成を反映した3Dプリンターができる

・現金を持ち歩かなくなる

・地震予知が可能になる

 

「生物学的な予想」

・寿命が延びる(150歳くらいまで)

・再生医療が全ての臓器に適用可能になる

 

小野崎先生「リストアップされている項目を見ますと、結構身近に実現しそうななことが多いですね(笑)現金を持ち歩かなくなることに関しては、ほとんど現実になるかもしれません。日本は現金主義なので持ち歩く人が多いですが、海外ではカード社会が進んでいます。以前スウェーデンに行った際、空港で両替した現金を、帰国する際にすべてそのまま円に換金したほどです。翻訳機能に関しても、既にかなりのスペックのものが世に出ています。宇宙の話に関しては、そもそもそれが必要なのかという議論も必要かもしれませんね。こう見ていきますと、なかなか100年後の予想図は描きづらいですよね。」

 

学生「小野崎先生のご指摘の通りでして、なかなか100年後の予想図は描きづらかったです。しかし、非常に大きな夢のある話もあり、そういった分野に応用化学科の人材としてどのように貢献できるのかを議論することも面白いと思います。」

 

〇「小野崎先生の大事にされている言葉」について質問したところ、「3つの言葉を大切になさっているとお聞きしました。」

 

【向いた方が前】

「自分自身の置かれた状況で、目の前にあるものをやれば良いというわけではなく、目の前の現状を受け入れて、その中で精一杯のことをやっていくことが大切ですね。これは自分の生き方でもあります。」

 

【ストレス“と”楽しもう】

「長嶋茂雄さんの言葉です。仕事をしていると必ずストレスがあります。千代田化工でプラントを作って運転するとき、夜中に試運転の時も呼び出され、慌てて駆けつけることもありました。ストレスから逃げずにプラスに考えることで、ストレスを乗り越えて、自分が成長していくと思います。」

 

【最悪のことを考える】

「困難なことに立ち向かったときに、最悪の状況を想定して、それでも自分が生きていけるのならば大丈夫だと考えると、冷静に対応できるようになります。」

パネルディスカッション風景

パネルディスカッション風景

私たち応用化学科の学生は研究を中心として、幅広く課外活動に打ち込んでいます。その中で思い通りにいかない場面も多く存在しますが、そうした時に、上記の三つの言葉で気持ちを整理し、「足踏みや後退」を「前進」に変えていきたいと思いました。

小野崎先生との様々な議論の中で、社会に出た時に役立つ非常に多くのものを学べたことは有意義でした。最後に、貴重なご経験をお話しいただき、また、学生とのパネルディスカッションも快くお引き受けいただきましたことありがとうございました。

 

(文責:学生委員長 M1政本浩幸)

 

応用化学会HP:第32回交流会講演会の報告

 

2018年度新入生オリエンテーション合宿

5月19日から20日にかけて、2018年度新入生オリエンテーション合宿(以下オリエン)が軽井沢セミナーハウスで行われました。オリエンは新入生の今後の学生生活を豊かにすることを目的としており、応化の先生方や先輩方と横のつながりだけでなく、縦のつながりも持てる場となっています。また、応化の国際交流コースの生徒もオリエンに参加しており、新入生同士でも新しい交流がありました。

 

セミナーハウス到着後、先生方によるガイダンスが行われました。ガイダンスでは、応化の先輩方の就職先や、博士課程についてなど、今後の学生生活を送っていくうえでの貴重なお話をして頂きました。新入生にとっては先のことでまだ実感が湧かなかったかもしれませんが、具体的に自分たちの将来を考える良い機会になったと思います。また、運営側の2,3年生は、各々の学生生活を見直し、気持ちを入れ直せたと思います。

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その後、夜にはグループミーティング(以下GM)が行われました。GMはオリエンのメインイベントの1つであり、先生方と新入生が近い距離でお話できる、またとない貴重な機会となっています。その中で、1年生から多かった質問として、英語の重要性や、学生のうちにやっておくべきこと等、勉強に関連した意識の高い質問から、学校付近にある美味しいお店、先生方の趣味といった、ユニークな質問もありました。これらの質問に対して、先生方が過去を振り返りながら親身になって答えてくださいました。また、時には新入生から笑いの起きるお話もしてくださり、学生の緊張もうまくほぐして会話を進めてくださいました。先生方の熱意のある回答のおかげで、新入生もGMの前に比べて、学生生活における不安が払拭され、今後の学生生活に期待が持てたと思います。

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オリエンの2日目は、運動会を行いました。運動会では、新入生と応化委員でチームを組み、大繩やリレー、綱引きを行って盛り上がりました。運動会を通して一緒に運動することで、新入生同士はより一層仲を深めることが出来たのではないかと思います。チーム全員で勝利を目指す姿は見ていてとてもキラキラしていました。また、運動会の目玉として、最後に綱引きの優勝チームと先生方の対決を行いました。結果は先生方の勝利で終わり、大人の力を新入生に味わってもらえたと思います。

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オリエンの目的である、新入生同士の交流、また、先生方、先輩方との交流を通して、応化を知ってもらうことが達成されたならば幸いです。また、オリエンで出会った新入生同士はもちろん、応化委員の先輩とも今後つながりを持ってくれれば、より良い学生生活を過ごせるのではないかと思います。

 

来年以降もより良いオリエンに出来るように、運営側である応化委員としてもより一層のスキルアップをしていきたいと思います。その他の応化委員の今後の活動もぜひ見守ってください。

 

文責:応用化学科3年 石田壮

縦割り交流会

6月9日(土)に縦割り交流会が行われました。この会は若手OB,OGの方々と現役学生が親睦を深めることを目的としており、OB,OG19名、学生44名が参加しました。スローガンとして「集え、知恵の社会人!挑め、若さの大学生!」が掲げられ、本企画のチーフであるM1の柳川さんと政本学生委員長から開会の挨拶が述べられて、15時に開会しました。

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まず初めに、OB,OGの方々より挨拶をしていただきました。その後、OB,OG,そして学生が8班に分かれ、班ごとにアイスブレイクを行いました。

アイスブレイクでは、班内で自己紹介をした後「NASAゲーム」を行いました。宇宙空間に投げ出され母船に戻りたい場合、与えられたアイテムの内必要だと思う順にランキングをつける、というゲームで、正解数を班同士で競い合いました。各班にOB,OGの方が2名ずついらっしゃり、学生も交えて活発な議論がなされました。

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会場内が盛り上がってきたところで、メインのロジカルシンキングを行いました。今回は、状況を分析するビジネスフレームワークの一種であるSWOT分析を使い、「番組を作ろう!」というお題にチャレンジしました。班内で学部生チームと社会人チームに分かれ、それぞれ案を練った後、学部生チームと社会人チームでプレゼンを行い、互いに熱く意見を交わしました。

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交流会は大いに盛り上がり、そのまま懇親会へと移りました。懇親会は立食形式で、交流会で話せなかった方ともお話が出来、大変充実した時間でした。懇親会も大いに盛り上がり、時間が過ぎるのがあっという間でした。最後に、若手OB会代表の米山様から閉会の挨拶を頂き、柳川さんの一本締めで縦割り交流会が閉会しました。

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若手OB,OGの方々との交流を通じ、社会人に必要なこと等私達学生にとって非常に勉強になるお話を沢山伺え、大変有意義な会でした。縦割り交流会は、私達と同じ学科を卒業され、様々な方面で活躍されている先輩方と自由にお話が出来る貴重な機会であり、長い伝統があります。今後もこの伝統が受け継がれ、学生が将来について考える契機となれば良いと思います。

 

最後に、お忙しい中縦割り交流会に参加して下さった若手OB,OGの方々、有難うございました。

 

        文責:応用化学科2年 徳本 彩花(2018/06/21)

 

第1回自主勉強会

5月16日に「学生生活と研究室生活について」をテーマとした、第1回自主勉強会が行われました。今回は応用化学科修士1年の先輩1名と、学部4年の2名の先輩に来ていただき、様々な貴重なお話を聞くことが出来ました。

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まず、3名の先輩方から、学生時代にやっておけば良かったこと、学習のポイント、各研究室のスケジュールや特徴などについてお話を頂きました。学生時代にすべきこととして、どの先輩方も早めに計画を立てて行動することの大切さを挙げていました。また研究室生活に関しては、研究室によってコアタイムが違うこと、見学に行き雰囲気も見ること、自分の興味のある分野を希望した方が良いこと、英語がとても重要であること等が挙げられました。

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そして、会の後半ではフリートークが行われました。フリートークでは参加者が3つのグループに分かれ、各グループで先輩方に質問をさせていただきました。参加者のほとんどが学部2、3年であったこともあり、研究室に関する質問がとても多かったという印象があります。特に学部3年は研究室選びを夏に控えているため、研究室での生活や、更には就職先も視野に入れて質問をされていました。私達の質問に対して先輩方が詳しく丁寧に答えて下さったので、とても参考になりました。

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普段は修士や学部4年の先輩方とお話できる機会はなかなかありませんが、このような機会に直接様々なアドバイスをしていただくことが出来、とても有意義な時間となりました。残りの学部生活や研究室生活をより良いものにするため、先輩方から伺ったアドバイスを生かしたいと思います。最後に、自主勉強会を企画して下さった渉外班の方々、貴重なお話をしてくださった修士1年、学部4年の先輩方、有難うございました。

 

(文責:応化2年 徳本彩花)

 

 

2018年度定期総会・先進研究講演会

5月12日(土)に2018年度定期総会・先進研究講演会が行われました。
まず、定期総会では、新会長として西出名誉教授の就任が承認され、それを受けて、西出新会長の就任の挨拶が行われました。
続いて、応用化学科百年史について松方教授からお話を伺った後、先進研究講演会として、花田講師、下嶋教授、木野教授、菅原教授より、ご自身がされている研究内容についてご講演をいただきました。松方教授による応用化学科百年史では、応用化学科が100年続いているのは、たくさんのOBの方々による支援があったからであることを学びました。また、4人の先生方の研究内容のお話は、30分という短い時間の中で簡潔にご講演されており、いずれも大変興味深く、貴重なお話を伺うことができました。
最後に、懇親会では、黒田教授による乾杯の音頭から始まり、政本学生交流委員長による一本締めで本会の全ての行程を終えました。普段なかなか機会がないようなOB/OGの方々や教授とお話しすることができ、大変刺激になりました。
本会は、将来のことを考える現役学生にとって貴重な機会になったと感じました。
 
文責:応用化学科三年 内田梨花 (2018.6.14)

先輩からのメッセージ2018

2018年1月20日(土)に第10回フォーラム「先輩からのメッセージ2018」が開催されました。今年度の「先輩からのメッセージ」では、化学系を中心とした61社の企業の方々にご協力いただき、普段では知りえない貴重なお話を聞くことができました。講演は1企業13分で、そのあと質疑応答の時間をとりました。私たち学生が、興味ある企業の講演をできるだけ多く聴講できるよう、前半部と後半部の2部制で実施されました。
 

講演では、1週間のスケジュールや仕事のやりがい、社風また、休日をどのように過ごしているかなど、実際にお仕事をなされている方の生のお話を聞くことができました。また、様々な企業で応用化学科のOB・OGの方々がご活躍なさっており、自分たちの将来がより具体的に感じられました。

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企業控室では、特別講演として松方主任教授による「百周年を迎えた早稲田大学応用化学科」と菅原教授による「早稲田大学応用化学科の就職活動概要」をそれぞれ30分で2回講演いただきました。

講演会終了後18時30分から、56号館地下理工カフェテリアにて懇親会が1時間半にわたって開催されました。各企業がテーブルに分かれ、学生が興味のある企業、OB、OGにお話を聞きにいく自由形式で行われました。講演会の時よりも、距離が近く1対1でお話しすることができるため、多くの学生が熱心に企業の方々とお話しし、どのテーブルも熱気に包まれ、大盛況のうちに終了となりました。

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最後に、今回の「先輩からのメッセージ」を通して、学生自身の将来について、より具体的にイメージすることができたと思います。また、先輩方の目覚ましい活躍を拝見し、改めて応用化学科の学生であることを誇りに思いました。お忙しい中、時間を割いてご協力くださった企業の皆様、企業関係者の皆様、本当にありがとうございました。

 

(文責 応用化学科3年 疋野 拓也)

総長招待 学生の集い

2018年3月15日(木)、大隈ガーデンハウスにて、「総長招待学生の集い」が開催されました。学術院推薦者枠として、「応用化学会学生委員会」が招待され、2017年度に幹部を務めていた、M1田中 徳裕(平沢・小堀研究室)、B4政本 浩幸(平沢・小堀研究室)、B3上宇宿 雄哉(黒田・下嶋・和田研究室)が出席しました。(学年は2017年度のもの)学生は合計120名程度、多種多様な活動で成果を上げた者が招待されており、学生間の交流も楽しむことができました。

 

  1. 挨拶 鎌田 薫 総長

校務により、挨拶の後すぐに帰られたので、直接の懇談や写真撮影は叶いませんでしたが、「早稲田のために成果を上げた学生を讃えたい」とのお言葉を頂きました。

   総長

  1. 写真撮影 村上 公一 学生担当理事、齊藤 泰治 学生部長

我々がトップバッターで写真を撮っていただき、お二人の先生との懇談も楽しむことができました。

集合

左より田中、村上先生、齊藤先生、政本、上宇宿

  1. 挨拶 村上 公一 学生担当理事、齊藤 泰治 学生部長

お二人の先生の挨拶で、以下の内容が印象的でした。

 

村上先生「能力があっても力を発揮できない早大生はたくさんいる。皆さんがそういった周りの学生の背中を押してあげることで、早稲田がより面白い大学に成長する。」

 

齊藤先生「早稲田の校歌には『早稲田』以外に1.2.3番で使われている言葉がある。それは『理想』である。これは作詞者の相馬先生からのメッセージではないだろうか。最近は校歌を覚えないで卒業してしまう早大生が多い。是非、皆さんには校歌を覚えていただき、一つ一つの言葉の意味を考えてもらいたい。」

 

  1. 記念品 モバイルバッテリー

招待者限定のモバイルバッテリーが配布されました。

 モバイルバッテリー

  1. 校歌斉唱

「都の西北」を会場の全員で斉唱しました。校歌の意味を考えることを機に、『理想』を仲間と語り合い、『理想の光』に向かって研究や大学生活、学生委員会活動を謳歌していきたいと思います。

 

文責 学生委員会 委員長 政本浩幸

 

第2回自主勉強会

11月10日、第二回自主勉強会が開かれました。今年度二回目となった今回の自主勉強会のテーマは「〜後悔のない大学生活を送るために〜」でした。応化の学部4年の3名の先輩をお呼びしてお話をしていただきました。

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前半ではテーマについて、先輩方にプレゼンをしていただきました。成績を維持するにはどうしたら良いか、勉強とサークルやバイトとの両立はどうしたら良いのか、研究室での生活はどのような感じなのか、など学生なら誰もが気になるテーマについて詳しくお話を伺うことができました。

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成績については、1年での成績が単位の割合が高く重要なので頑張っておくべきだというお話をしていただきました。また、遊びについて、大学生活は長いようで短く、遊べる時に遊んでおくべきという一方で、課題はきちんとこなさなくてはいけない。課題を行う時間を決めるなどして自分自身へのルールを決め、メリハリをつけたら良いというアドバイスをいただきました。研究室については、研究内容だけでなく、実際の先輩方の日々のスケジュールや、研究室の雰囲気も紹介していただきました。研究室によってコアタイムや、研究進度の発表の頻度も違うようです。特に、研究室に配属された後の生活についてはなかなか知ることができないので良い機会だったと思います。一年生はまだ研究室について知らないことも多く、研究室での生活の忙しさに驚いている様子でした。

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  会の後半には自由に質問が出来るフリートークの時間が設けられました。3つのグループに分かれて、先輩方に各グループで質問させていただきました。研究室配属についてのことや、研究室の選び方などの質問に丁寧に応じてくださいました。

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  歳の近い先輩との交流であったからか、会は終始和やかな雰囲気で進み、終了の時刻になってもまだ皆話し足りない様子でした。90分という短い時間ではありましたが、先輩方の生の体験談を聞くことのできる貴重な会でした。これから、後悔のない学生生活を送ることのできるように、伺った話を生かしていきたいと思います。この第二回自主勉強会を企画してくださった渉外班の方々、お話をしてくださった学部4年の先輩方、ありがとうございました。

文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/11/23)

2017企業が求める人材像

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11月18日、「企業が求める人材像」というフォーラムが開かれました。この企画は、学生とOBがフラットな関係で議論を交わし、これから社会に出る今の学生に求められる力は何か、より活躍するにはどうしたら良いかを考える会でした。今回は専門家を招かず、参加者全員がパネリストであるという形を取ることでフランクに議論が進められました。

前半では、AIの技術が発展するパラダイムシフトの時代で、人間の仕事がどう変化していくのか、私たちはどう対応したら良いのかについて、和田先生の講義をお聞きし、OBと学生で議論をするという形で進められました。AlphaGoや、AIスピーカーなど、現在AI技術の進歩は凄まじく、いずれAIに取って代わられてしまうかもしれない職業が多くあります。化学の分野でもAIの利用が模索されています。人間にしかできない仕事があるとはいえ、私たちもAIがもたらす影響について考えてみる必要があります。明確な答えがある問題ではありませんが、将来について考える良い機会となりました。特にコンピューターが使われ始めた時代を生き抜いてこられたOBの方々の意見は、とても参考になりました。

後半では、グループに分かれて、企業に求められる能力について考えました。まず学生、OBで分かれて3,4人のグループとなり、学生は20代後半の会社員になった時に欲しい能力を挙げ、OBの方々には若手の社員に求める能力を挙げていただきました。その後、OBと学生で意見を交換し、最終的なグループの意見としてまとめました。コミュニケーション能力や専門性、独創性などが挙げられる中で、与えられた仕事をしっかりこなす力や礼儀が重要だと考えている方もいました。最後に各グループに意見を発表してもらいました。どのグループでもコミュニケーション能力や積極性は挙げられていましたが、どの能力を一番重視するかはグループによって違っていて非常に興味深く感じました。

現在、社会にどのような能力が求められているのかを考えることは未来を担う若手にとってとても重要なことだと思います。今回そのような機会をいただけたことに深く感謝し、これからもこのような機会があればぜひ参加したいと思います。最後に企画してくださった和田先生並びに委員の皆様、誠にありがとうございました。

 
文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/17)

第3回 自主勉強会2017

12月13日の18時15分より、第3回自主勉強会を開催いたしました。今回のテーマは「進路・院試」です。就活や院試を終えたばかりの学部4年生の先輩方3名をお招きし、自身の就活体験、院試体験とその経緯についてお話をしてくださいました。今回来ていただいた先輩方は、来年度から社会人になる先輩、来年度から東京大学の大学院に進学される先輩、来年度から早大の大学院(応用化学専攻)に進学される先輩の3名です。

 

まず、先輩方からプレゼンテーション形式で略歴、進路を決めたきっかけ、院試を受けられた先輩方からは使用した教材、勉強方法などをお話してくださりました。

 

来年度から社会人になられる先輩からは、学部で就職する人がほとんどいない中であえてその道を選んだ理由、卒業研究をしながら就職活動をすることの大変さを教えていただきました。就職活動のために休んだ日のぶんの埋め合わせを別日に設ける必要があり、1週間で休みの日がないような日々もあったようです。

 

来年度から東京大学の大学院に進学する先輩からは、院試を受験するまでの流れ、院試の受験科目や教材などをお話していただきました。早稲田の応化で深く学習しない量子化学が院試で出題されることもあるというお話は、参加者にとって初耳だったようです。

 

最後に、来年度から早稲田の大学院に進学する先輩からは、研究室生活を修士まで続けることに決めた経緯、早稲田の院試の受験科目、大学院の推薦条件などを紹介していただきました。

 

プレゼンテーションの後、参加者が10~12人のグループ3つに分かれ、フリートーク形式で自由に質問をしたり、より具体的なお話をお伺いしたりしました。どの先輩方も、「早めに行動することが重要である」とおっしゃっており、早めの準備が選択肢を広げることも教えていただきました。3年生だけでなく、1・2年生も多く参加しており、将来をより具体的に考えることができたのではないかと思います。お忙しい中、貴重なお話をしてくださった4年生の方々、ありがとうございました。

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     文責:応用化学科2年 疋野 拓也 (2017/12/31)