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2020年度 新入生交流企画

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、早稲田応用化学会学生委員会に新たに入会した学部1年生との交流会を対面で行うことができませんでした。そこで、オンラインではありますが班ごとに分かれてクイズ大会を開催し、学部2、3年生の委員との交流を図りました。

2020年10月31日、オンライン会議ツールZoomを用いて本交流会を行いました。まずは上級生と学部1年生の交流としてクイズ大会を実施、景品を得るために、学年の交ざった4人程度の班ごとに2種類のクイズに挑みました。まずは班員から漢字1文字のヒントをもらい、回答者がお題を当てるクイズでした。例題ではメスシリンダーがお題とし、「量」「精」などがヒントとして挙げられました。正解者ももちろんいましたが、より精度の高いメスフラスコと間違えるなど、応用化学科らしい問題でした。私自身が回答者となったとき、班員全員が「緑」というヒントを出したため初めは全くわからなかったのですが、お題に関する班員同士の会話から、応用化学科専用のラボノートとわかりました。このように漢字が被ると非常に難易度が上がるため、班員同士でも心理戦が繰り広げられ、楽しむことができました。

次に、インターネット上のサイトを用いて、お題に対する全員の回答が一致させるゲームを行いました。「魔法使いが出てくる漫画といえば?」という問題では、ハリーポッターシリーズを思い浮かべながら、最近(金曜ロードショーで)やっている作品があるよね!と話したのですが、班員の1人がオズの魔法使いと回答していました。学部1〜3年生しかいないので年齢はあまり変わりませんが、それでも世代の違いを感じて面白かったです。

1つ目のお題を当てるクイズでは全班ほぼ同点だったのですが、2つ目のゲームで差が生まれ、優勝チームには景品が贈られました。

この後は学部1年生だけのグループと上級生だけのグループに分かれて懇談会を行いました。上級生同士は普段から話しており、この日も他愛もないお話をしましたが、1年生は人狼ゲームを行っていたようでした。学部1年生の委員同士で話す機会はこれまであまりなかったため、ここで親睦を深められたようです。

今回のゲームで同じ班になった1年生と知り合い、交流を深めることができました。このご時世なので対面で顔を合わせるならマスクを着用しなければなりませんが、家からの参加だったため素顔がわかり、これもオンラインで行う利点だと感じました。1年生同士も仲を深められたと思います。私自身今まであまり参加できていませんでしたが、今回出席して知り合いを増やすことができて良かったです。

文責:B2髙瀬 美涼

縦割り交流会2020

10月3日(土) 15:00~19:30で縦割り交流会が開催されました。本年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、オンライン会議ツールZoomで開催し、O,BOGの方々と学生の計75名に参加していただきました。本会はテーマとして「ともに紡ごう、応化の未来」を掲げ、濱会長、尾崎若手部会代表、田中学生委員長からご挨拶を頂き、開会しました。その後、OB,OGの方々からも自己紹介・近況報告を頂きました。

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次にメインである、OB,OGの方々と学生の交流企画へと移りました。まず、OBOGの方々と学生が各班に分かれ、アイスブレイクを行いました。その際、オンラインということで、オンラインツール(Apisnoteという付箋ツール)を用いました。Apisnoteの付箋に好きな単語をそれぞれ1つ書き、集まった付箋の内容について話しながら、一人ずつ自己紹介を行いました。
緊張も薄れ、交流も深まってきたところで、本企画として「高田馬場で1か月限定のテナントを借りたら」というお題のもと各班で企画を考案、発表しました。この企画の背景としては、高田馬場の街づくりにおけるビジョンの1つである多様な人々の繋がりによる成長を目指すことや、多くの人々が利用するが、交流は少ないことを改善したい、駅周辺の建物へ人を呼び込みたいなどがありました。高田馬場での人々の繋がりを促進させ、高田馬場の街づくりに貢献することを目的とし、それぞれのグループが意見を交わし合い、議論を行いました。

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各班の一人ひとりが案を出し合い、方向性を決めながら、案を絞りました。その後、決まった案を具体的に練っていき、スライドを完成させ、発表を行いました。 具体的には、我々の生活を体験してもらうような教室を作る案や、フードストリートを作る案、「絶対に感染してはいけない居酒屋」を作る案などが出ました。どれも興味深く、面白いアイディアばかりでした。

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最後に橋本副会長から閉会挨拶を頂き、縦割り交流会を閉会しました。閉会後にZoomのブレークアウトセッション機能を用い、少人数での懇親会を行いました。ここではOB,OGの方々と学生の交流のほか、OB,OGの方同士の交流も行われました。

OB,OGの方々との交流を通じ、様々なお話を伺うことが出来、非常に貴重で実りある有意義な時間を過ごすことが出来ました。今年はオンラインでの開催でしたが、横の繋がりだけでなく、縦の繋がりもより強くなったと感じられました。応化の輪がさらに広がり、不確実性の増す未来に向かい何が出来るかを考えるきっかけになったのではないかと思います。

 

最後に、縦割り交流会に参加してくださったOB,OGの方々、お忙しい中、お時間を割いていただき誠にありがとうございました。

 

文責:西田 和広

2020年度新入生サポート企画

今年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、入学式、ガイダンス行事などが軒並み中止される中、入学してくる新入生の不安を少しでも取り除けるように、との思いで、学部生部会を中心に新入生サポート企画を企画・運営しました。企画の内容としては、オンライン会議ツールZoomを利用したオンライン座談会・個別相談会、コミュニケーションツールLINEを利用した質問対応(チャット形式)を行いました。

 

オンライン座談会

2020年5月2日(土)、3日(日)に、オンライン会議ツールZoomを利用して、応用化学科新入生を対象としたオンライン座談会を開催しました。

 

オンライン座談会は2日間(5/2~3)に渡って行われ、5/2は主に授業や学生生活について、5/3は主に私生活(サークル・バイト等)について、テーマを分けて行いました。

 

1日目は、学生生活の最重要部分である学業について、昨年1年生として授業を受けた新学部2年生が主となって説明を行いました。内容としては、各授業のスタイルや、学ぶ内容、勉強方法など、大学に入学して不安でいっぱいであっただろう新入生には役に立つ内容だったと思います。オンライン授業というイレギュラーな年ではありますが、役に立っていればいいな、と思います。

2日目は、学部3年生が中心となりパネルディスカッション形式で、サークルやバイトなど、応化生の私生活について体験談を交えながらお話ししました。この日は質問を新入生からいただき、それについて回答する形で進めていきました。新入生からはバイトの選び方やサークルの選び方、自動車免許をとる時期など、たくさんの質問が出ました。新入生は普段聞けない生の声を聴くことができて、良かったのではないかなと思います。

 

1日目、2日目ともに70名程度(重複含む)と、大変多くの新入生に参加していただきました。事後アンケートをとったところ、満足度100%(回答者26名)でポジティブな意見が多く見られ、開催の目的を達成できたと考えています。

 

個別相談会

オンライン座談会に参加してくれた新入生を対象として、個別相談会の機会を設けました。形式としては大人数の中ではなかなか聞きにくいようなことや深く知りたいことを、新入生1人に対し在学生が2名対応し、気の済むまで質問をしてもらい、悩みを解消してもらうという形でした。参加者はそれほど多くはありませんでしたが、その分一人一人とじっくり向き合うことができ、新入生の不安を解消できたことと思います。

 

質問対応(チャット形式)

オンラインとはいえ、顔を合わせるのは気が進まない人や、気軽に質問することができる場として、LINEを用いた質問対応も行いました。

 

 

緊急事態宣言が発出され、大学に行くこともできず、例年とは全く異なる状況の中で、新入生のために我々に何ができるか考え、今回の企画を行うことになりました。緊急事態であったため準備期間も短く、多くの方にご協力をいただきながら、なんとか新入生満足度の高い企画にすることができました。この場をお借りして、御礼申し上げたいと思います。

 

文責:五十嵐 優翔

オンライン授業の感想

5月11日より、春学期の授業がオンラインという形で始まりました。友人や知り合いに直接会うことが出来ず、実験室や図書館などの大学の施設も使えないので、今までとは違った学生生活となっています。

 

授業は全てオンラインで行われるので、教室で受けるよりも黒板やスライドが見やすく、音量を自分の好みに調節でき、授業の内容に集中しやすいと思います。また、オンデマンド授業の場合では、聞き取れなかった部分をもう一度聞いたり、メモを取るために動画を止めたりというように、自分のペースで進められるので便利です。そして、自宅で全ての授業を受けられるので、通学する時間が一切かからず、使える時間が増えたり、忘れ物をする心配がなくなったりするところが良いです。

 

授業の開始時刻など、タイミングによっては、ページを開きにくくなったり、動画の再生が途切れやすくなったりすることもありますが、不具合が生じた場合には、Moodleやメール、Twitter、チャット機能などを使ってすぐに問い合わせられるので、安心して授業を受けることができています。まだ慣れないところも多くありますが、分からないことを友人と聞きあうことで、コミュニケーションが増えるきっかけになったと思います。実際にオンライン授業が始まってから、この形式ならではの良さに多く気付けたので良かったです。

文責:大橋 美彩子

第5回学生企画フォーラム

12月7日(土)に第5回学生企画フォーラムが開催されました。

 

学生企画フォーラムとは,学生委員が主体となり,学生会員に,本学科が標榜する「役立つ化学,役立てる化学」を,企業の方から講演して頂き,身近に感じてもらえるよう企画した講演会です。第5回目の今回は、ライオン株式会社様の絶大なるご協力のもと、講演会が開催される運びとなりました。

 

神守広一郎学生委員長の開会のご挨拶の後に、ライオンの田淵照人様より、会社概要についてご紹介いただきました。ライオンは、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の経営ビジョンのもと、お客様の心と身体のヘルスケアに貢献する製品・サービスを提供しています。また、ライオン代表取締役会長である濱逸夫様は現在、応用化学会の副会長も務めており、応用化学科との関わりが深い会社でもあります。

 

ライオンの紹介の後、応用化学科OB、OGである仲田篤史様、西山美香子様のお二方にご講演頂きました。

 

仲田篤史様 「日用品メーカーの製品開発と大学での学びとの繋がり」

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仲田様は早稲田の応用化学科に進学、のちに菅原研究室を修了された後、ライオンに入社されました。研究開発本部リビングケア研究所を経て、現在は戦略統括部に所属されております。大学で学んだ考え方、行動の仕方が今の仕事にどのように活かされているかお話してくださいました。新たな事業に取り組むことが多かった仲田様は、研究室での経験を例に、外部の力をうまく借りながら仕事を推し進めることの大切さをお話ししてくださいました。研究室での経験が、自部所以外と関わりあいながら、自ら情報を収集し周りを巻き込み仕事を推進する今の仲田様の姿勢に活かされているそうです。また、オープンイノベーションを推進していくうえで、自社、協業先、お客様がともに納得できる製品作りをするためには、自分の意見を論理的に伝えることが重要であるとおっしゃっていました。

 
西山美香子様 「合成からパッケージ開発まで ~12年目を迎えたワークライフ~」

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西山様は早稲田の応用化学科に進学、のちに黒田研究室を修了された後、ライオンに入社されました。研究所をいくつか経て、現在は生産技術研究本部容器・包装技術研究所に所属されております。自身が携わった事業での経験や現在のワークライフについて詳しくお話しいただきました。2008年に所属なさったプロセス開発研究所では、生産効率、品質を向上させるうえで欠かすことのできない製造プロセスの検討を行ううえで、学生時代の授業・実験で得た幅広い知識が役に立ったとおっしゃっていました。また、NONIOの開発事例をもとに製品の設計、開発に至るまでの工程を説明していただきました。西山様にとって、製品が工場で生産されたときの達成感、喜びが仕事のやりがいへと繋がるそうです。また、西山様にはお子さんがいらっしゃり、子育てとの両立をはかるため、ショートタイム制度を利用しているそうです。これから就職する学生に対して自分に合った仕事かどうか、私生活も充実出来るか見極めることが重要だと、アドバイスしてくださいました。
仲田様、西山様のご講演後には今回初の試みとなるパネルディスカッションが行われました。S__109821959

基盤委員の梅澤宏明様(ライオン業務管理部、平田研OB)の司会のもと、仲田様、西山様、に加え、オーラルケア事業部の黒澤清夏様(平田・常田研OG)、データサイエンス室の黒川博史様(化学科・柴田研OB)の4名にご登壇頂きました。学生から事前に集めた、ライオンの強み、将来ビジョン、就活時と就職後のライオンのイメージの変化等の様々な質問に対して、パネルディスカッション方式で回答していただきました。ライオンの社内の雰囲気を感じとれるとともに、ライオンに勤めている方々の様々な切り口での意見を聞くことができる大変貴重な機会でした。

 

パネルディスカッションの後には懇親会が開かれました。

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梅澤様より乾杯のご挨拶を頂き、立食形式で学生とOB・OG間で親交を深めました。また、ライオンの社員の方々にもご参加頂き、貴重なお話を伺うことが出来ました。会の最後には、学部生部会副会長の岡順也の一丁締めにて、懇親会は盛会のうちに終わりました。学生の質問にも非常に丁寧に返答して頂き、学生にとって勉強や研究の励みになったことと思います。最後に、お忙しい中講演をしていただいた仲田様、西山様、パネルディスカションにご登壇いただいた黒澤様、黒川様、並びにライオンの社員の皆様の多大なるご協力に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

文責:応用化学科2年 小野文雅

2019年理工展

理工展2019

11月2日、3日の2日間にわたって西早稲田キャンパスにて理工展が開催されました。

応用化学科学生委員会では展示班、実験班、屋台班に分かれて活動しました。

 

展示班

実際の学生の時間割、レポート、教科書、応用化学科にある研究室をまとめたポスターを展示しました。このほか、簡単な演示実験や元素記号が書かれたカードゲームも来場していただいた方に体験していただきました。子供から中学生、応用化学科に興味を持ってくれている高校生、その保護者様など様々な方が来てくださいました。学生生活はどうか、レポートは大変か、などの質問があり対応した学生それぞれが自分の感じていることを話していました。

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実験班

実験班は4つに分かれて活動しました。「電気を通すプラスチック」と「芳香剤を作ろう」または「魔法の焼きそば?」と「人工イクラでスノードームを作ろう」のどちらかのコースを選んでもらい、演示実験と体験実験を組み合わせた2つの実験を体験していただきました。応用化学科ということでどの実験においても簡単な原理を説明し、世の中では実際にどんなところで役立っているのかを紹介しました。

2日間で約500人を越える方々にお越しいただき、皆様から楽しかったとの感想をいただきました。子供たちにも実験を通して化学に興味を持ってもらう良い機会になったと思います。

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理工展3

屋台班

今年は綿あめを販売しました。綿あめの味はプレーン、イチゴ、メロン、レモンの4種類を用意しました。学生は会計、調理、宣伝にそれぞれ分かれ当日の運営を行いました。応用化学科の学生や、参加してくださった方に割引券を配ったこともあり子供たちに人気で想像以上の数を売り上げることができました。

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学生やOB・OGをはじめとする沢山の方のご協力により無事に理工展を終えることができました。私たちもいろいろな方と交流し、応用化学科、そして私たち学生委員会の活動を知ってもらうことができ大変有意義な2日間でした。来年度は今年の反省点を改善してみんながより楽しめる理工展を作り上げたいと思います。

 

文責 桐木 理沙

2019年度 企業が求める人材像

10/5(土)に第10回フォーラム「企業が求める人材像」が開催されました。本フォーラムでは和田先生がモデレーターを務められ、ゲストとして西出応化会会長、山口教授、産総研バイオメディカル研究部門で副研究部門長を務めていらっしゃる本田先生、そして応用化学科OBの方々をお招きして行われました。

 

その内容は「未来の化学を語らう」というもので、数十年後、AIが益々進化していくと考えられる中で化学はどう変化していくか、その変化に対して我々はどのように適応していかなければならないのかなどの長期的な問題について考えるものでした。

 

まず初めに、西出会長から「materials informatics」についてのお話をいただきました。その中で、機械学習を利用することで違う物質を掛け合わせたときにどのような物性を示すかを機械が分析できるとおっしゃられていました。また、「材料開発とは従来、理論を積み上げて目的の材料を開発する演繹的な方法がとられていたが、現在では様々な化合物を機械が分析してその性質を推定することで、目的の材料を探す帰納的な方法がある。」とおっしゃられていました。このお話は、普段授業で理論を学んでいて、ある状態に適する化合物を探すとなったときには必ず理論を重ねて、演繹的に考えるしかない我々学生にとっては非常に衝撃的なものでした。

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次に、山口先生からは「30年後の天然物合成研究」というテーマでお話をいただきました。その内容は「2048年になった現在、天然物合成研究はこうなっている」という体のもので、化合物を描画すれば自動的に逆合成解析を行い最適な合成経路を示してくれるものがあったり、反応に最適な溶媒、配位子の選択をAIがやってくれたりと今現在からは考えられないようなものが完成しているだろうというお話でした。そんな中で、AIを“ツール”として利用することが大切であるとおっしゃられていました。

 

和田先生と本田先生の間では「AIは将来人間にとってどのような存在になるか」について議論を交わされ、将来我々人間がやらなくてはならないことについてお話をいただきました。そこへ学生が参加する場面も数多く見られ、学生達の質問にも快くお答えいただきました。

 

この「企業が求める人材像」は、普段我々学生が考えることのないような「未来の化学」という長期的なものについて考える貴重な機会となりました。

最後にはなりますが、お忙しい中お越しいただいた先生方、OBの方々、運営にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

文責:応用化学科3年 岡 康太(2019/10/14)

2019年夏合宿

今年の夏合宿は、9月3日と4日の二日間で開催されました。有名な観光名所を数多く有する山梨県を目的地とし、23名の学生が参加しました。

一日目

昨年同様、63号館ロームズスクエアに集合し、バスの出発を待ちました。気温は涼しく曇り空で、天候の先行きにいささかの不安を抱かざるを得ない空模様ではありましたが、そのような暗澹たる気持ちを感じさせないくらいに座の面々は明るく、これから応化委員のメンバーで過ごす時間に期待を膨らませているように思われました。実際、車中でも歓談が鳴りを潜めることはなく、にぎやかな様子でした。

バスが到着すると、もう県境は超え、山梨県に上陸していました。バスを降りると河口湖を望むことができました。

まずは昼食に、山梨名物のひとつであるほうとうをいただきました。料理に舌鼓を打ちつつ、委員同士で会話に花を咲かせました。

昼食後は自由時間としました。すぐ近くに河口湖遊覧船乗り場やモーターボート乗り場、土産屋などがあり散策には事欠かない場所だったので、充実した時間を過ごせました。厚い雲が立ち込め、富士山を一望することが叶わなかったことに後ろ髪がひかれる思いでしたが、十分に観光したのち、河口湖を後にし、我々が宿泊する宿へと向かいました。

チェックイン後、すぐに宿の近くにあるハーブ庭園に向かいました。案内の方に様々な種類のハーブを紹介していただき、それらにゆかりのある商品を体験させていただきました。ハーブや商品の質はさることながら、案内の方々の親切で温かい応対に、私含め全員がうなってしまうほどでした。

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宿に戻り夕食を堪能した後、宴会の時間になりました。宴会ではイラスト伝言ゲームや〇×クイズを用いたビンゴ大会などの余興を交えつつ、終始笑いの絶えない時間になりました。

 二日目

 朝食後、宿をチェックアウトし、富岳風穴、鳴沢氷穴に向かいました。両者はどちらも洞窟のことを指し、夏でも平均気温が零度近くになるといいます。洞窟の中にはまだ氷が残っており、探検中は季節を忘れ肌寒さに驚きました。暗い洞窟の中でライトアップされた氷は幻想的で、感嘆のため息さえ白く染まってしまいそうでした。

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洞窟を探検した後は、いよいよブドウ狩りに向かいます。ブドウ畑のワイン蔵を見学した後、もぎ放題食べ放題のブドウ狩りが始まりました。甘く張りのあるブドウはどれを食べてもおいしく、ブドウを食べる手が止まりませんでした。一つの房を何人かで共有したりと、二日間で芽生えた絆が垣間見える時間でもあり、胸が熱くなりました。夏合宿を締めくくるのにふさわしいイベントであったと確信しました。

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急転直下の大雨で予定より早めの解散となり、物足りない気持ちもありましたが、それでも満足感は非常に大きなものであり、笑顔で解散となりました。こうして、二日間にわたる夏合宿は閉幕を迎えました。

 

各観光場所で我々を案内してくださった山梨県の皆様、および夏合宿開催にあずかり多大なる支援、協力をしてくださった多くの方々のお力があってこそ、滞りなく全行程を終了することができました。今一度深く御礼申し上げます。

 

文責:応用化学科2年 柴田 朗(2019/09/30)

2019年交流会講演会

7月6日に第33回交流会講演会が開かれました。今回はノーベル賞の候補とも言われる、桐蔭横浜大学医用工学部特任教授の宮坂力先生をお招きし、講演をしていただきました。講演の演題は「理工の応用化学科から発展した光発電の研究」となっており、光エネルギーの変換に関して先生の経歴を踏まえてお話していただきました。先生は早稲田の応用化学科を卒業されたのち、東京大学で光エネルギーに関する研究を開始されました。その延長で開発された、ペロプスカイト型太陽電池の技術がノーベル賞の候補となる賞を受賞されています。ペロプスカイト型太陽電池は電圧のロスが少ない、低コストで作れるなど、多くのメリットがあり、効率においても従来使われているものに追いつくほどに高まってきています。講演では、ペロプスカイト型太陽電池のこれからについてもお話していただきました。

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先生は趣味でバイオリンの演奏や弦楽器の製作を行なっており、講演会の前には先生がコンサートマスターを務められた日独化学会混成オーケストラの演奏会の映像が流されていました。

 

講演会の後に懇親会も開かれ、立食形式で参加者の学生やOBと宮坂先生が自由に話すことができる機会が設けられました。先生は学生とも気さくにお話しされていて、貴重な経験となりました。

 

先生は研究において人とのつながりが大事であったと述べられていました。自分も人との関わりを大切にして生きていこうと改めて思いました。最後にはなりますが、お忙しい中講演をしてくださった宮坂先生、会の運営を行なって頂いたOBの方々、ありがとうございました。

文責 応用化学科3年 西尾 博道

2019年縦割り交流会

6月8日(土)に、縦割り交流会が開催されました。この会は、若手OB,OGの方々と現役学生が親睦を深めることを目的としており、OB,OG18名と学生42名が参加しました。今年は「つなげよう、応化の輪」と題し、本企画の代表であるM1の渡辺さんと神守学生委員長から開会の辞が述べられ、開会しました。

まず初めに、若手OB,OGの方々よりご挨拶を頂き、その後、OB,OGと現役学生の交流企画に移りました。

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1つ目の交流企画では、若手OB,OGと学生が12班に分かれ、班ごとにアイスブレイクを行いました。アイスブレイクでは、班内で自己紹介をした後、「馬場トーク」を行いました。馬場トークとは、OB,OGと学生が馬場のオススメの飲食店などをお互いに紹介する企画です。馬場はOB,OGと学生にとって非常になじみのある場所であるためか、どの班も非常に盛り上がっており、時間がきてもまだ話足りない様子でした。

会場内が盛り上がり、班内での親睦も深まってきたところで、2つ目の交流企画である、「応化クイズ」に移りました。先程までは12班に分かれていましたが、この企画では2班合同で話し合って解答し、6つのグループに分かれてクイズの正解数を競いました。クイズの内容は、企画名の通り早稲田大学や応化に関連するものとなっており、どのグループも活発に議論をし、知恵を出し合って解答を導いていました。

クイズでも大いに盛り上がった後、最後の企画である「名刺交換ゲーム」が行われました。これは、あらかじめ一人一人に配られた自分の名刺を持って会場内をまわり、出会った人とじゃんけんをして勝ったら相手から名刺をもらい、もらった名刺の数を競うというゲームです。このゲームは、自分の属しているグループ以外の人とも気軽に交流できるので、まさに応化の輪が広がると感じた企画でした。

交流企画後は、立食形式で懇親会が行われました。懇親会では、交流会で話せなかったOB,OGの方とお話したり、更に聞きたいことを質問したりすることが出来、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。最後に、若手OB会代表の米山様から閉会の辞を頂き、本企画の代表である渡辺さんの一本締めにて、縦割り交流会が閉会しました。

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普段なかなか若手OB,OGの方々とお話が出来る機会はありませんが、縦割り交流会では沢山の若手OB,OGの方々との交流を通じて、私達学生にとって非常に勉強になることを沢山学ぶことが出来ました。また、今年は例年よりもフランクな雰囲気でOB,OGの方々と学生が交流できる企画が多かったので、横だけでなく、縦のつながりもより一層強くなったのではないかと思います。今後も貴重なこの会を継続させ、応化の輪をさらにつなげられれば良いと思います。

最後に、お忙しい中縦割り交流会に参加して下さった若手OB,OGの方々、有難うございました。

文責:B3 徳本 彩花