2008年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式

2009年3月12日(木)午後3時から理工学部大久保キャンパス55号館S棟2階会議室にて「2008年度 応用化学専攻 褒賞、奨学金 授与式」が行われました。

式 次 第

  1. 開会の辞            桐村 光太郎教授
  2. 大学院先進理工学研究科長祝辞  石山 敦士教授
  3. 水野賞・水野奨学賞/水野奨学金授与式
    水野賞小野 洋輔君、金 ジャンディ君、庄司 雅巳君、高橋周相君、
    冨仲悟史君、 原 良太郎君、古川 和寛君、松田 雅人君、
    松本 伸也君、新井 利信君、黒谷 正博君、
    水野奨学賞足立 賢君
    2009年度
    水野奨学生採用者
    秋本 淳君、岡安 輝之君、神代 瑞希君、秀島 翔君
    崔 源成君、田 中啓介君、本田 裕樹君、國本 雅宏君
  • 古賀憲司褒賞授与式  長田 師門君
  • 平田彰奨学金授与式  井筒 義行君、藤谷 拓嗣君
  • 応用化学会給付奨学金授与式  村田 篤君、崔 源成君
  • 来賓ご祝辞  早稲田応用化学会会長・水野家代表 河村 宏様
  • 受賞者代表挨拶  松田雅人(酒井研究室)
  • 閉会の辞
  • 記念講演会           桐村 光太郎教授
    龍谷大学理工学部物質化学科 教授 大柳 満之氏
    「早稲田を巣立って20年 ―研究教育の軌跡と新たなる挑戦―
  • ポスター発表
    • 水野賞・水野奨学賞受賞者
    • 水野奨学金受給者
    • 古賀憲司褒賞受給者
    • 平田彰奨学金受給者
    • 応用化学会給付奨学金受給者
  • 懇親会

  •  授与式は、桐村光太郎教授の司会で進められ、初めに大学院先進理工学研究科長 石山 敦士教授より要旨「受賞は、これまでの研究成果に対して与えられるものではあるが、むしろこれからの将来に対する期待が込められている。これからも研鑽を積んで光輝いて欲しい」旨の祝辞を頂いた。
    各賞の授与は、石山 敦士教授、木野 邦器主任教授から一人づつ手渡された。(こちら
    来賓の早稲田応用化学会会長並びに水野家代表 河村 宏様から要旨「真言宗総本山金剛峯寺に貧女の一燈という教えがある。真心をこめた仕事は、虚栄に優り 永久に生きるというものである。博士号はその成果は勿論だが、それまでの努力に価値が あるのであり、取得したからと言って自己満足や名声に走らず、日々自分自身を律して真心 の籠った行動をとることが大切である。諸君は、後輩達のためにも立派な見本となって欲しい。 又今回の水野賞受賞者(博士号取得者)の中には、応化会奨学金給付第一号生が含まれており 5年前に発足した制度の成果として感慨深く、会員諸氏の協力に改めて敬意を表したい。」旨の祝辞を頂いた。
    全受賞者を代表して松田雅人君からの謝辞をもって授与式は閉会となった。


    司会 桐村 光太郎教授

    石山 敦士教授 祝辞

    河村 宏応化会会長・水野家代表 祝辞


    石山敦士教授 各賞・奨学金授与

    木野邦器教授 各賞・奨学金授与

    松田雅人君 謝辞



    龍谷大学理工学部物質化学科 大柳満之教授
    記念講演会は、1983年応化卒、1988年博士課程終了 工学博士で、僧籍を持つ 龍谷大学理工学部教授(2009年4月理工学部長就任予定)の大柳満之氏から、これまでの研究成果(燃焼合成反応熱を利用したダイヤモンド・金属の瞬間接合、燃焼合成によるダイヤモンド砥石の作製、天然木自在シート、超高密度炭化ケイ素焼結体(助剤無添加)、)の紹介、国際交流(カリフォルニア大学との連携教育、龍谷大学バークレーセンターの展開)に触れた後、「東洋の倫理観に根ざした国際的技術者養成」プログラムについて解説された。
    氏は、「仏教の共生思想と科学技術」という書籍を上梓(共著)しており、「科学技術と経済の急速な発展は人間生活をかつてなく便利にした反面、環境の破壊や格差の拡大、人間的きずなの崩壊など社会に大きなひずみをもたらした。科学者は技術者の世界観、倫理観が今ほど問われている時代はない。(日刊工業新聞書評より)」という持論を展開されている。
    技術至上主義になりがちな理工系出身者に警鐘を鳴らしていることに感銘を受けた。

    引き続き、各賞受賞者の対象論文のポスター発表が行われた。


    ポスター発表


    懇親会は、受賞者、教室、応化会関係者、大柳教授を交えて和やかに談笑の輪が広がった。


    応化会 柳沢 亘基盤委員会委員長のご発声による乾杯で懇親会は始まった。






    木野邦器教授による一本締め

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