同期会便り

昭和33年卒業新制8回生クラス会

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参加者の集合写真

卒業後50年以上も続く昭和33年卒業・新制8回生のクラス会が今年も開催されました。今回の幹事 余語盛男君と渡邉一策君は今年のクラス会は今までといささか趣向を変えた会にしたいと昨年来、話し合われ準備を進めてきました。

 その結果、本年は開催日を従来の3月から4月1日とし、懇親パーティーの前後に、東京でも最高といわれる桜の名所である靖国神社・千鳥が淵・北の丸公園を自由に観て歩き、特に希望者には午後3時に和田倉門橋に集まり、安倍健治君(東京街・江戸町案内人の資格を持つ)の案内と説明で、旧江戸城内濠の1/3に相当する大手門-竹橋-平川門―北の丸―田安門-千鳥が淵を散策する。夕方の懇親会は三番町(千代田区)の洋食レストランTANAKAYAで開催。会の終了後は自由に夜桜を観てお帰りいただく。
 このようなプランには関心高く、期待しておりましたが、極めて残念なことに3月11日のM9.0という東北太平洋沖大地震の発生、それに伴う史上最大級の津波による大震災、そして東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う原子力災害と続き、我が国にとっての最大の危機に直面しました。
 このようなことから会の開催の可否についても議論はありましたが、花見気分は自粛し、とにかく年に1度の懇親会は開くことにいたしました。

 今回の出席者は23名。そのなかで最も若い?金子譲君の乾杯で会が始り、毎度のことながら賑やかな会話が取り交わされました。ただし、いつもと違うことは大震災の話題が多く、皆、深刻にこの問題を捉えていることが良くわかります。恒例のスピーチに入り、高柳晴夫君は仙台空港に勤めておられるご子息が今回、勤務中に被災され、建物の3階に急いで上がって、難を逃れ、そのときの恐怖とその後の立ち直りぶりを話されました。

 原子力発電所の水素爆発に関連し、山本節男君が過去に化学工場で発生した水素爆発についての危険性と予防策などについて、金子君から熱線遮蔽板について説明があり、また安倍君から江戸時代宝永4年(1707)に我が国史上最大の地震(M8.7ともいわれている)宝永大地震があり、また同年には富士山の大噴火があったと過去の自然災害の話、日頃、仲間と省エネルギーの研究をしている余語君から家庭内における節電方法のお勧めなど次から次とマイクを持って、多くの方からスピーチをしていただきました。終盤近くには高橋信男君から小型ハーモニカによる熱演があり、予定していた閉会時間も過ぎてしまう和やかで楽しい会でありました。

最後に校歌を皆で歌い上げ、来年の再会を誓い、お開きとしました。            (2011・4・1)


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スナップ写真

懇親風景1

懇親風景2

旧江戸城内濠散策の仲間