同門会便り

石川研究室同門懇親の集い

奥川 實(同門会幹事・新制11回)

故石川平七先生のご指導を受けて卒論を書き、熱き青春時代を共に過ごした仲間が、毎年6月の第2土曜日の昼、有楽町にあるニュートーキョー本店に集って、懇談をするのが恒例となっています。
石川先生が亡くなられて、既に30有余年の歳月が流れました。先生よりご指導を頂いた同門生は、昭和13年卒業の大先輩から、昭和48年卒業の現在企業の中枢として活躍している諸兄の方々までが一堂に集い、年齢の差をものともせず、忌憚なく楽しく語り合う会となっています。

田中甫先生また長い間、石川研究室で助手として学生をお世話してくださった田中甫先生(元宇都宮大学教授)も一昨年までは元気でご出席頂き、毎回お会いしてお話を伺うのを心待ちにしていた参加者も多かったようです。しかし昨年の6月12日の会合では、突然の訃報に接して、当日愕然とされる方もいらっしゃったのですが、会合の3日前の6月9日に心筋梗塞でお亡くなりになりました。亡くなる直前まで懇親会に出席されるのを先生が楽しみにされていたとお遺族の方から伺って、悲しみも一層深くなりました。当日は会場に先生の遺影を飾り、在りし日を忍びました。改めてここに田中先生のご冥福をお祈り致します。

加藤芳子さんまた、この懇親会には毎年、アトラクションも折り込み、一昨年は「南京玉すだれ」仙助流、宗家の芝辻師匠を招き楽しみましたが、昨年は、応化43年卒の加藤匡紀氏の奥様であり、現役のシャンソン歌手としてご活躍中の加藤芳子さん(早稲田大学文学部卒)をお招きして大いに唄って頂きました。ピアニストの森はじめさんの伴奏も加わり、彼女の美声にしばし酔いしれました。

楽しい時間和気藹々のなかでの楽しい時間は過ぎてゆきましたが、田中先生の急逝で出席者のショックは大きく、今後について出席者に諮ったところ、全員から「今後も開催継続」の賛同を得ました。 石川研はいつでも他研究室から訪れる方々には開放されていた研究室でした。応化出身の方であれば、どうぞお気兼ねなくふるってご参加をお待ちしています。下記幹事にご連絡お願いします。今年も、平成17年6月11日にニュートウキョー本店(有楽町)で懇親会を予定しています。

現在の幹事は、柳沢亘(S33卒),中西昭満(S34卒),奥川實(S36卒),加藤喜隆(S39卒),神部正樹(S39卒),比留間哲生(S40卒)、窪田信行(S40卒)、宮島猛男(S41卒)、室賀五郎(S42卒)、佐藤文昭(S47卒)です。(注:卒業年度は、学部卒年。)

(平成17年1月7日記)