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2021年度B1とおしゃべり会

早いもので新学期開始から2か月が経過し、先日、B1が早稲田大学応用化学会学生委員会に入会しました。 新型コロナウイルスの影響で対面での企画が難しいですが、彼らとの交流を図り、また入会した実感を得てもらうために「B1応化委員とおしゃべり会」と称し、オンラインにて交流企画を実施いたしました。

 

本企画は、2021年6月11日(金)にオンライン会議ツールZoomを用いて 開催されました。上級生は10名程度、B1は30名程度参加しました。この交流会では2回のブレイクアウトルームに分かれて行われ、お互いに自己紹介や質問をし、会話を広げました。上級生だけでなくB1もたくさん話してくれたため、とても盛り上がりました。

ブレイクアウトルームでは勉強、サークル、バイトなどについての質問が出ました。どの科目が難しいか、どのように勉強したらいいのか、どのようなアルバイトをしているのかなどで話が盛り上がりました。一方で、上級生はB1にどんなサークルに興味があるのかなども質問していました。また、出身高校が同じ先輩後輩で話が盛り上がってもいました。その話を聞いてB1はとてもためになったと感じたようです。私が去年抱いていた疑問をB1も同様に持っていて懐かしく思いました。

企画が終わった後も数名でZoomに残り、再びブレイクアウトルームに分かれ話をしました。

 

B1と接する機会があまりないため 、このようなお話する企画はとても良い企画でした。 しかし、できることなら対面で交流を図りたいと感じました。新型コロナウイルスの感染拡大 が収束したときには顔を合わせて親睦を深めたいです。

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文責:B2 高藤茜

2021年度新入生オリエンテーション

2021年5月22日(土)に1年生に向けたオリエンテーションを開催しました。今回は対面で行うことができました。
当日は以下のようなタイムスケジュールでした。

13:00~14:30 先生によるガイダンス
14:45~15:30 グループミーティング1回目
15:45~16:30 グループミーティング2回目
16:45~17:30 レクリエーション
グループミーティングでは先生をお招きしました。先生は梅野先生、小柳津先生、木野先生、桐村先生、小堀先生、下嶋先生、須賀先生、菅原先生、関根先生、野田先生、花田先生、細川先生、松方先生、門間先生の14名の先生方が参加してくださいました。各先生1人に対して1年生10人程度で1グループにしました。先生の研究内容や研究室などのお話を伺いました。
レクリエーションは1年生同士の仲を深めてもらうことを目的にして、ウソorホント自己紹介という企画を行いました。これは自己紹介の中で4つの特徴のうち1つをウソにします。そして自己紹介を聞いている人はそのウソがどれなのかを質問をしながら当てていくというゲームです。和やかな雰囲気で進み、その人についての一般的な特徴だけでなく、意外な面も知ることができました。

今回は1年生にとっては初めての応化としての企画だったので、応化という学科や先生、研究室について理解が深まったと思います。また対面で行うことができたので、zoomよりも話しやすかったのではないでしょうか。レクリエーション企画は特に、少しでも1年生同士が仲良くなるきっかけになっていたら嬉しいです。

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レクリエーションの様子

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オリエンテーションの様子

B2 輿石

2020年度学生企画フォーラム

12月5日(土) 15:00~17:30で学生企画フォーラム2020-旭化成×早稲田応用化学会-が開催されました。

学生企画フォーラムとは、企業の方のご協力のもと学生主体で企画される講演会で、応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、身近に感じられる貴重な機会です。

本年度は旭化成株式会社様、室園様、成澤様、佐久田様、女性の社員の方に絶大なご協力を頂き、室園様、成澤様、女性の社員の方に講演をしていただきました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、オンライン会議ツールZoomで開催し、OBOGの方々と学生の計102名が参加しました。

学生企画フォーラム

濱会長、田中学生委員長からご挨拶を頂き、開会しました。

 

はじめに、室園様から旭化成株式会社様の会社概要、PSジャパンについてお話をして頂きました。

 

また、室園様から 製造現場は面白い〈ものづくりに対する誇りや、安全への取り組み〉 というテーマでご講演頂きました。製造に関する具体的な運用や、室園様のご経験に基づいた安全へどう取り組んでいくのかというお話をしていただきました。

 

成澤様から 製造現場から経営企画へのキャリアアップ というテーマでご講演頂きました。プロセス開発についてオンライン上ですが、ワークショップ形式でのご講演でした。現場と経営の違いや、それらの連携などを知ることができました。

 

女性の社員の方から 研究開発職と女性の働き方 というテーマでご講演頂きました。事業部からみた研究開発職について、女性の研究開発職での働き方についてお話をしていただきました。

 

講演後、室園様、成澤様、佐久田様、女性の社員の方を中心にパネルディスカッションを行いました。

旭化成株式会社様の社風が伝わる、温かい雰囲気で質問にお答えくださりました。

 

様々なお話を伺いする機会は大変貴重で、充実した時間を過ごすことが出来ました。今年はオンラインでの開催でしたが、講演やパネルディスカッションを通して企業で働くということのイメージや社会で求められるものは何かなどについて学ぶことができました。

 

最後に、学生企画フォーラム2020に参加してくださったOB,OGの方々、多大なご協力を下さりました旭化成株式会社様、誠にありがとうございました。

2021年度応化委員B2交流企画

4月から本格的に対面での講義が始まり、私たち学部2年生もその生活に少しずつ慣れてきました。対面授業で顔を合わせるため、自然と周りとも仲良くなってきています。しかし、昨年度の授業がほぼオンラインだったこともあり、まだ一度も話したことのない同級生もいます。そこで、先輩後輩の縦のつながりの強さが魅力の応化委員ですが、横のつながりであるB2同士の親睦を深めるために企画を実施しました。

 

2021年5月17日(月)に対面にて応化委員B2交流企画を行いました。入退室時のアルコール消毒、座席間隔の確保、参加者の把握、換気などコロナウイルス対策を万全に行い実施しました。応化委員の学部2年生がメインの企画でしたが、応化委員でない人も参加してくれました。まずは1人ずつ自己紹介をしてもらいました。その後、4人のグループに分かれてゲームレクを行いました。用意していた遊びはトランプの大富豪、神経衰弱、七並べ、UNO、ジェンガです。班の代表者がじゃんけんをし、勝ったグループから遊びを選ぶという形でした。他の班の人とも仲良くなるために、何回かグループ替えを行いました。このようなゲームは大学生になってからはあまりやる機会がなく久しぶりでしたが、参加してくれた人達も楽しんでいる様子でした。

 

今回の企画では今まで以上にB2同士での仲を深められました。応化委員の交流で、ここまで緩くて砕けた感じの企画は珍しいので新鮮に感じました。ゲームをしながら同じグループの人と雑談もでき、和気あいあいとした雰囲気で進められたと思います。また、私自身はこの応化委員B2交流企画で、初めて話すことができた人もいたので良かったです。企画に参加してくださった方、ありがとうございました。

 

文責:B2 海老名沙羅

2021年度第1回若手会員定期交流会

2021年5月15日(土)に第1回若手定期交流会を開催しました。その概要をここに報告します。

早稲田応用化学会では、これまでに応用化学科の学部を卒業後15年までのOBOGで集結した『若手会員部会』を発足し、学生が企画する各イベントへ参画することで、学生との連携を図って参りました。今回はコロナ禍の影響によりZoomを用いてオンラインで行いました。各分野で活躍されている応用化学科のOBにお集まりいただき、学生に講演をしていただいた後、Past・Present・Futureの三つのテーマに分かれて懇親会を行いました。そのプログラム概要を以下に記します。

 

1. 日時         2021年5月15日(土)

2. 会場         (Zoomによるオンライン開催)

3. 内容              

14:00~14:10             オープニング

14:10~14:35          「チャンスは行動力に比例する~若手会員定期交流会について~」

14:35~15:35          「ビジョン、ミッション・パッション・アクション&コミュニケーション~自分経営及び目標設定~」

                                        「自己分析及び自己変容~エゴグラムによるアプローチ」

14:45~16:45          「ロバを売りに行く親子」

17:00~18:00          「人生漂流記:工場労働者が経営コンサルタントになるまで」

18:00~18:30            質疑応答及び感想文

18:50~        オンライン桜花会2021

 

交流会開始前に橋本正明副会長、及び下村啓100周年事業担当理事からの挨拶が代読で読み上げられました。現在のコロナ禍によって変わりつつある世の中をどう渡っていくのか、交流会の意義について若手OBや学生へのエールを頂きました。

 

14:10から劉雲龍さん(元酒井小堀研、三菱ケミカル株式会社)
からの講演が行われました。学生時代や入社後の体験から始まり、会社説明や業界の話をしていただきました。また、事前に配布された資料・エゴグラム分析表を使って、自分を分析し、将来の自分のなりたいビジョンを見据えて考えて行動することの重要性についてもお話をしていただきました。

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講演者の略歴:

2006年3月 応用化学科にて学士(工学)を取得

2008年3月 東京工業大学大学院にて修士(工学)を取得

2008年4月~ 三菱化学株式会社(現、三菱ケミカル株式会社)

2020年3月 早稲田大学大学院経営管理研究科にて経営管理修士(MBA)を取得

早稲田応用化学会交流委員

 

又、15:45から山岸弘大さん(元関根研、三菱商事株式会社)に講演をしていただきました。シリコンバレーでの経験や寓話の一つである「ロバを売りに行く親子」を中心に、自分がもっている「ロバ」(個性・信念・主張・生き様)を形成していくことについてお話をいただきました。2

 

講演者の略歴:

2014年3月 応用化学科にて学士(工学)を取得

2016年3月 応用化学専攻にて修士(工学)を取得

2016年4月~ 三菱商事株式会社

 

休憩をはさんだ後、17:00から高橋瞭介さん(元西出・小柳津研、ボストンコンサルティンググループ)から講演をしていただきました。工場勤務からコンサルタントの分野に転職したという経験や、学生時代にしていたこと・しておけばよかったこと・失敗したことなど、学生にとって身近な話題までお話をしていただきました。また質疑応答では仕事の内容から学生時代のことまで丁寧に答えてくださりました。

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講演者の略歴:

2013年3月 応用化学科にて学士(工学)を取得

2015年3月 応用化学専攻にて修士(工学)を取得

2015年4月~ 東レ株式会社⇒ボストンコンサルティンググループ

 

OBさんからの講演が終了し、学生から感想が述べられた後、休憩をはさんでオンラインによる懇親会が行われました。学生時代のことについて話す「Past」、現在の仕事のことについて話す「Present」、またポストコロナの将来について話す「Future」の3つの部屋に分かれ、少人数で行いました。学生生活のことから将来解決していかなければならない問題まで様々な質問に答えていただきました。

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オンライン桜花会の風景

 

最後に

 

現在、コロナ禍による影響で同級生でさえまともな交流が出来ない中、社会で活躍されている若手OBの皆さんの貴重なお話をいただき、私たち学生にとって参考になることも、多く、非常に良い勉強となりました。対面での開催がかなわずオンライン開催となってしまいましたが、フランクな雰囲気で楽しむことができ、オンラインならではの良さもあったのではないかと思います。今後も貴重なこの会を継続させ、応化の輪をさらにつなげられればと思います。

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集合写真

 

最後に、お忙しい中、第1回若手会員定期交流会に参加していただいたOBの方々、ありがとうございました。

 

学生からの感想(一部抜粋)

B1での参加は早いかなと思っていましたが、今後の道標のつけ方について大変実りある講演でした。むしろ、早い段階でこのような機会をいただけて幸いです。

法律に触れず、身に危険が及ばない限りで今のうちにたくさんチャレンジしようと思います。

また、好きなことを仕事にするのか、はたまた得意なことを仕事にするのかなど、漠然と一人で考えていたのですが、社会人の先輩方の話を聞くことで仕事に対する考え方の軸の持ち方は何となくイメージできるようになりました。まずは自分のことをよく知るところから始めるために、大学生になってからつけ始めた日記を続けたいと思います。自己分析も習慣化させて、例えば一か月のスパンで自分の成長、考え方の変化をとらえられるようにしたいと思います。

三者三様の内容ではありましたが、共通して自らの経験を楽しそうに語っておられるのが印象的でした。僕もそのように振り返れるような道を歩めるよう、今日からできることを積み重ねようと思います。(学部1年)

 

本日はお忙しい中このような講演会を開いていただきありがとうございます。

「チャンスは行動力に比例する」という言葉に改めて共感しました。高校生までは受動的に過ごしてきましたが、大学では貪欲に多くのことに挑戦していきたいです。また、エゴグラムで分析すると自分はうつ病タイプであることにショックを受けました。特にFCの項目が3ととても小さかったので、大学生活で多くの経験をして感受性を豊かにしていきたいです。

山岸さんの「ロバを売りに行く親子について」が特に講演会で印象に残っています。自分は批判を恐れて行動が遅いです。どのようなことをしても全員を納得させることは難しいということを聞き、そのような考え方があるということに驚きました。今後は失敗を恐れずに挑戦し、フィードバックを得て改善していきたいです。ロバを持っていると可能性が広がるという話も面白いと思いました。早稲田での生活を通じて多くのことを経験し、たくさんのロバを持ちたいです。

「現状自分の強みは何か」と聞かれると即答できません。応化委員の活動や他の課外活動を通じて自分の強みを早稲田での生活を通じて発見し、強固なものにしていきたいです。(学部2年)

 

劉さんのお話

色々なキーワードがあったと思いますが、自分は目標設定と考える力と行動の3つ大切だと思いました。というのも、社会は自分の思ってる以上に変化していて、成功した人と同じ道を歩んでも成功するとは限らない状況のなかで色々悩むことがあると思います。でも、目標設定をしてそのためにどうすればいいか考えて行動することで、おのずのやるべきことがみえてきて、仕事とか研究とか人間関係とかで成長していけそうだと思いました。

山岸さんのお話

休み時間とか言ってましたが結構タメになることばかりでした。

大きな方向性をもつとか、勝利条件を自分で決めるとかなるほどと思うことが色々あって噛み砕けです。

全員が納得できるのは難しいので、失敗を恐れずとりあえずたくさんアイデアをだし、フィードバックをもらうことが成長に繋がる、またそれを高スピードで行うということを心に残しておきたいと思います。これから自分のロバをちゃんと見つけたいです。

高橋さんのお話

YouTubeの好きなことで生きていくとか、やりたいことをやるとか、色々なとこで言われてるけどなかなか実行できることではないなと思いました。

自分も研究室見学行ったり人の話聞いたりするとこっちがいいんじゃ?って思ってしまいます。

でも自分のやりたいことじゃないとやっぱ嫌だよなっていう思いがあるし、好きなことだから頑張れるって言うのもあるので、いろいろ広く考えて、やりたいこと言語化してやっていきたいなと思います。

あとやってみたことが後で繋がってるという話もありましたが、山岸さんとも繋がるかもしれませんが、とりあえずやってみるというのもやってみたいです。

どの話も、目標ややりたいことを決めて、そのために行動する・アイデアを出すって言う点で繋がってるなと思いました、なるほどなと思うだけじゃなくて自分の行動に移していきたいです。(学部3年)

 

ご参加いただいたOB

(Room No.2001 Group A & B)

古川 周平:凸版印刷(元西出・小柳津・須賀研、2019年度卒)

田中 徳裕:東京エレクトロン(元平沢・小堀研、2018年度卒)

神守 広一郎:AGC(元西出・小柳津・須賀研、2020年度卒)

増田 陸:ENEOS(元平沢・小堀研、2020年度卒)

池川 広樹:ネオキャリア(元菅原研、2020年度卒)

(Room No.2021 Group A & B)

住田 裕代:大日本印刷(元西出・小柳津・須賀研、2019年度卒)

福島 みのり:パナソニック(元逢坂・門間研、2019年度卒)

尾崎 正彦:ENEOS(元菅原研、2016年度卒)

加藤 幸清:日本製鉄(元黒田研、2015年度卒)

(Room No.2041 Group A & B)

上宇宿 雄哉:住友電工(元黒田・下嶋・和田研)

山岸 弘大

柴田 俊:ダイキン(応化⇒元生医・常田研、2010年度卒)

劉 雲龍

 

学部2年 中村勇渡

 

 

2020年度学生&若手OBOG交流企画

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、例年実施している縦割り交流合宿ができませんでした。そこで、オンラインで学生と若手OBOGがフランクに交流できる企画を開催しました。

2021年2月13日(土)にオンライン会議ツールZoomを用いて本交流会を行いました。

はじめに、全体で若手OBOGの方々に名前と卒業年、研究室、会社名などの自己紹介をして頂きました。同じ研究室の出身でも全く異なる経歴を持っていらっしゃる方も多く、ひとりひとりのお話がとても興味深く学部1年の私でも研究室や仕事のキャリアについての具体的なイメージがわきやすかったです。

次に、少人数のブレイクアウトルームにわかれて、若手OBOGと学生が交流できる企画を実施しました。

1回目のブレイクアウトルームでは、3-4人のグループにわかれ、自己紹介文をひとり3文作成しました。自己紹介文はその人の意外な一面や面白いエピソードなどを説明したもので、グループで話し合いながら作成しました。制限時間は15分ほどあったのですが、話を深掘りしていくうちに時間はあっという間に過ぎていきました。単に名前や経歴などを説明するよりも、よりその人のことを深く知ることができ面白かったです。OBOGの方々や先輩と話すのは緊張しましたが、気さくに話しかけてくださり楽しい時間を過ごすことができました。

2回目のブレイクアウトルームでは、5-7人のグループにわかれ、1回目のアイスブレイクで作成した自己紹介文が誰のものであるのか当てるゲームをしました。3つの文から特定するのは難しかったですが、OBさんが話を振ってくださり、互いに質問をしあって特定していきました。グループ内で質問に当てはまる人は挙手などをして絞っていったのですが、表情の変化などから見抜く様子が心理ゲームのようで面白かったです。

自己紹介文のゲームの後、若手OBOGの方に仕事紹介などをしていただく予定でした。時間の関係上今回はできませんでしたが、OBOGの方から直接、研究室や大学生活、アルバイトなどの身近な話を沢山聞くことができたので良かったです。

私は今回このような企画に初めて参加しましたが、初対面の私でも気さくに話しかけてくださり、終始和やかな雰囲気でした。始めは不安もありましたが、若手OBOGの方々や先輩方との交流では、充実した濃い時間を過ごすことができました。今回は2時間という短い時間であり少人数での交流が多かったため、機会があればお話しできなかったOBOGの方々や先輩とも交流をしてみたいと思いました。オンライン上ではありましたが、貴重な良い経験をすることができました。

文責:B1寺島佳鈴

2019年度 企業が求める人材像

10/5(土)に第10回フォーラム「企業が求める人材像」が開催されました。本フォーラムでは和田先生がモデレーターを務められ、ゲストとして西出応化会会長、山口教授、産総研バイオメディカル研究部門で副研究部門長を務めていらっしゃる本田先生、そして応用化学科OBの方々をお招きして行われました。

 

その内容は「未来の化学を語らう」というもので、数十年後、AIが益々進化していくと考えられる中で化学はどう変化していくか、その変化に対して我々はどのように適応していかなければならないのかなどの長期的な問題について考えるものでした。

 

まず初めに、西出会長から「materials informatics」についてのお話をいただきました。その中で、機械学習を利用することで違う物質を掛け合わせたときにどのような物性を示すかを機械が分析できるとおっしゃられていました。また、「材料開発とは従来、理論を積み上げて目的の材料を開発する演繹的な方法がとられていたが、現在では様々な化合物を機械が分析してその性質を推定することで、目的の材料を探す帰納的な方法がある。」とおっしゃられていました。このお話は、普段授業で理論を学んでいて、ある状態に適する化合物を探すとなったときには必ず理論を重ねて、演繹的に考えるしかない我々学生にとっては非常に衝撃的なものでした。

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次に、山口先生からは「30年後の天然物合成研究」というテーマでお話をいただきました。その内容は「2048年になった現在、天然物合成研究はこうなっている」という体のもので、化合物を描画すれば自動的に逆合成解析を行い最適な合成経路を示してくれるものがあったり、反応に最適な溶媒、配位子の選択をAIがやってくれたりと今現在からは考えられないようなものが完成しているだろうというお話でした。そんな中で、AIを“ツール”として利用することが大切であるとおっしゃられていました。

 

和田先生と本田先生の間では「AIは将来人間にとってどのような存在になるか」について議論を交わされ、将来我々人間がやらなくてはならないことについてお話をいただきました。そこへ学生が参加する場面も数多く見られ、学生達の質問にも快くお答えいただきました。

 

この「企業が求める人材像」は、普段我々学生が考えることのないような「未来の化学」という長期的なものについて考える貴重な機会となりました。

最後にはなりますが、お忙しい中お越しいただいた先生方、OBの方々、運営にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

 

文責:応用化学科3年 岡 康太(2019/10/14)

2019年夏合宿

今年の夏合宿は、9月3日と4日の二日間で開催されました。有名な観光名所を数多く有する山梨県を目的地とし、23名の学生が参加しました。

一日目

昨年同様、63号館ロームズスクエアに集合し、バスの出発を待ちました。気温は涼しく曇り空で、天候の先行きにいささかの不安を抱かざるを得ない空模様ではありましたが、そのような暗澹たる気持ちを感じさせないくらいに座の面々は明るく、これから応化委員のメンバーで過ごす時間に期待を膨らませているように思われました。実際、車中でも歓談が鳴りを潜めることはなく、にぎやかな様子でした。

バスが到着すると、もう県境は超え、山梨県に上陸していました。バスを降りると河口湖を望むことができました。

まずは昼食に、山梨名物のひとつであるほうとうをいただきました。料理に舌鼓を打ちつつ、委員同士で会話に花を咲かせました。

昼食後は自由時間としました。すぐ近くに河口湖遊覧船乗り場やモーターボート乗り場、土産屋などがあり散策には事欠かない場所だったので、充実した時間を過ごせました。厚い雲が立ち込め、富士山を一望することが叶わなかったことに後ろ髪がひかれる思いでしたが、十分に観光したのち、河口湖を後にし、我々が宿泊する宿へと向かいました。

チェックイン後、すぐに宿の近くにあるハーブ庭園に向かいました。案内の方に様々な種類のハーブを紹介していただき、それらにゆかりのある商品を体験させていただきました。ハーブや商品の質はさることながら、案内の方々の親切で温かい応対に、私含め全員がうなってしまうほどでした。

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宿に戻り夕食を堪能した後、宴会の時間になりました。宴会ではイラスト伝言ゲームや〇×クイズを用いたビンゴ大会などの余興を交えつつ、終始笑いの絶えない時間になりました。

 二日目

 朝食後、宿をチェックアウトし、富岳風穴、鳴沢氷穴に向かいました。両者はどちらも洞窟のことを指し、夏でも平均気温が零度近くになるといいます。洞窟の中にはまだ氷が残っており、探検中は季節を忘れ肌寒さに驚きました。暗い洞窟の中でライトアップされた氷は幻想的で、感嘆のため息さえ白く染まってしまいそうでした。

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洞窟を探検した後は、いよいよブドウ狩りに向かいます。ブドウ畑のワイン蔵を見学した後、もぎ放題食べ放題のブドウ狩りが始まりました。甘く張りのあるブドウはどれを食べてもおいしく、ブドウを食べる手が止まりませんでした。一つの房を何人かで共有したりと、二日間で芽生えた絆が垣間見える時間でもあり、胸が熱くなりました。夏合宿を締めくくるのにふさわしいイベントであったと確信しました。

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急転直下の大雨で予定より早めの解散となり、物足りない気持ちもありましたが、それでも満足感は非常に大きなものであり、笑顔で解散となりました。こうして、二日間にわたる夏合宿は閉幕を迎えました。

 

各観光場所で我々を案内してくださった山梨県の皆様、および夏合宿開催にあずかり多大なる支援、協力をしてくださった多くの方々のお力があってこそ、滞りなく全行程を終了することができました。今一度深く御礼申し上げます。

 

文責:応用化学科2年 柴田 朗(2019/09/30)

2019年交流会講演会

7月6日に第33回交流会講演会が開かれました。今回はノーベル賞の候補とも言われる、桐蔭横浜大学医用工学部特任教授の宮坂力先生をお招きし、講演をしていただきました。講演の演題は「理工の応用化学科から発展した光発電の研究」となっており、光エネルギーの変換に関して先生の経歴を踏まえてお話していただきました。先生は早稲田の応用化学科を卒業されたのち、東京大学で光エネルギーに関する研究を開始されました。その延長で開発された、ペロプスカイト型太陽電池の技術がノーベル賞の候補となる賞を受賞されています。ペロプスカイト型太陽電池は電圧のロスが少ない、低コストで作れるなど、多くのメリットがあり、効率においても従来使われているものに追いつくほどに高まってきています。講演では、ペロプスカイト型太陽電池のこれからについてもお話していただきました。

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先生は趣味でバイオリンの演奏や弦楽器の製作を行なっており、講演会の前には先生がコンサートマスターを務められた日独化学会混成オーケストラの演奏会の映像が流されていました。

 

講演会の後に懇親会も開かれ、立食形式で参加者の学生やOBと宮坂先生が自由に話すことができる機会が設けられました。先生は学生とも気さくにお話しされていて、貴重な経験となりました。

 

先生は研究において人とのつながりが大事であったと述べられていました。自分も人との関わりを大切にして生きていこうと改めて思いました。最後にはなりますが、お忙しい中講演をしてくださった宮坂先生、会の運営を行なって頂いたOBの方々、ありがとうございました。

文責 応用化学科3年 西尾 博道

2019年縦割り交流会

6月8日(土)に、縦割り交流会が開催されました。この会は、若手OB,OGの方々と現役学生が親睦を深めることを目的としており、OB,OG18名と学生42名が参加しました。今年は「つなげよう、応化の輪」と題し、本企画の代表であるM1の渡辺さんと神守学生委員長から開会の辞が述べられ、開会しました。

まず初めに、若手OB,OGの方々よりご挨拶を頂き、その後、OB,OGと現役学生の交流企画に移りました。

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1つ目の交流企画では、若手OB,OGと学生が12班に分かれ、班ごとにアイスブレイクを行いました。アイスブレイクでは、班内で自己紹介をした後、「馬場トーク」を行いました。馬場トークとは、OB,OGと学生が馬場のオススメの飲食店などをお互いに紹介する企画です。馬場はOB,OGと学生にとって非常になじみのある場所であるためか、どの班も非常に盛り上がっており、時間がきてもまだ話足りない様子でした。

会場内が盛り上がり、班内での親睦も深まってきたところで、2つ目の交流企画である、「応化クイズ」に移りました。先程までは12班に分かれていましたが、この企画では2班合同で話し合って解答し、6つのグループに分かれてクイズの正解数を競いました。クイズの内容は、企画名の通り早稲田大学や応化に関連するものとなっており、どのグループも活発に議論をし、知恵を出し合って解答を導いていました。

クイズでも大いに盛り上がった後、最後の企画である「名刺交換ゲーム」が行われました。これは、あらかじめ一人一人に配られた自分の名刺を持って会場内をまわり、出会った人とじゃんけんをして勝ったら相手から名刺をもらい、もらった名刺の数を競うというゲームです。このゲームは、自分の属しているグループ以外の人とも気軽に交流できるので、まさに応化の輪が広がると感じた企画でした。

交流企画後は、立食形式で懇親会が行われました。懇親会では、交流会で話せなかったOB,OGの方とお話したり、更に聞きたいことを質問したりすることが出来、大変充実した時間を過ごすことが出来ました。最後に、若手OB会代表の米山様から閉会の辞を頂き、本企画の代表である渡辺さんの一本締めにて、縦割り交流会が閉会しました。

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普段なかなか若手OB,OGの方々とお話が出来る機会はありませんが、縦割り交流会では沢山の若手OB,OGの方々との交流を通じて、私達学生にとって非常に勉強になることを沢山学ぶことが出来ました。また、今年は例年よりもフランクな雰囲気でOB,OGの方々と学生が交流できる企画が多かったので、横だけでなく、縦のつながりもより一層強くなったのではないかと思います。今後も貴重なこの会を継続させ、応化の輪をさらにつなげられれば良いと思います。

最後に、お忙しい中縦割り交流会に参加して下さった若手OB,OGの方々、有難うございました。

文責:B3 徳本 彩花