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理工展 2016

115,6日に西早稲田キャンパスにおいて理工展が開催されました。

応用化学科学生委員会では実験・屋台・展示の3部門を行いました。

実験班

実験班では革新を目的に例年通りの4つの実験を変更し、6つに増やしました。さらにコース制を導入し、6つの実験を2つに分けAコース・Bコースとし、より多くのお客様に楽しんで頂けることを目指しました。実験内容は以下の6つです。

Aコース

魔法のメスシリンダーと時計反応

電池を作ってオルゴールを鳴らそう

クロマトグラフィーでカラフルなしおりを作ろう

Bコース

野菜を光らせよう

魔法の粉で遊ぼう

人工いくらでスノードームを作ろう

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全体として色を変える視覚的変化の実験が多く、応化を目指している中学生・高校生、子供たち、そして大人の方々まで時折歓声を上げながら、楽しんで頂くことができました。

また、クロマトしおり、スノードームはお土産として持ち帰ることができ、多くの子供たちの満足した顔を見ることができ、とても幸せな気持ちになりました。

実験班メンバーの頑張りと来てくださった多くの方々のおかげで、長年の目標であった理工展実験部門第1位にも選ばれました。達成感と共に、来年はさらにパワーアップした実験を目指そうと思います。

屋台班

屋台では例年と同じく「揚げ」シリーズということで、揚げリンゴを提供しました。学生は宣伝・調理・会計に分かれて屋台の運営を行いました。多くの一般の方々や、応化に所属する仲間達、そして先生方までも買いに来て下さり、大繁盛となりました。今年は昨年と異なり、天候に恵まれたこともあり、昨年の売り上げが400個だったのに対し、今年は1日目400個、2日目350個と昨年の売り上げのおよそ倍の数となりました。1日目で目標を達成してしまい、嬉しさと達成感を感じる反面、大変だったことも良い思い出となりました。

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展示班

展示班では応化委員作製の動画、時間割や研究室をまとめたポスター、レポート・教科書展示に加え、準備期間3日間をフル活用して作成したピタゴラ装置の4種類を展示しました。

ピタゴラ装置は磁石を用いた仕掛けで、来場した子供達にどんな仕掛けで動いているかを考えてもらい、限られたデータの中で答えを探すという謎解きの一面も作り、子供も大人も楽しめるような工夫を凝らしました。

理工展2日間で応化ブースには合計約800人の方が来場してくださり、受験生、応化の学生を子供に持つ親御さんも多く、中には受験相談に来た高校生もおり、応化委員メンバーと真剣に話し合う場面もありました。

全体的に和気藹々とした雰囲気で来てくださった方も、そして応化委員メンバーもとても楽しく2日間をすごすことができたと思います。

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全体を通して非常に楽しく盛り上がった理工展になったと思います。

この理工展で応用化学科のことを皆さんに知っていただき、将来、応化を目指す理由の一つになることができたなら幸いです。       (文責 応用化学科3年 遠山 良)

 

若手会員定期交流会 2016

108()に、若手会員定期交流会が開催されました。

15:0018:003時間で、M2の先輩方5名、若手OB2名の計7名の皆様に講演していただきました。

今回は、「学生委員会を経て」というテーマのもと、まずはM2の先輩方から、学部生時代の過ごし方や、進路を決めた経緯、研究室で学んだことなどをお話しいただきました。学生委員会での経験が、今の自分にどのように役立っているか、学部生時代にどんなことを意識して学生委員会での活動に取り組んでいたか、など明日からでも実践できるような具体的なアドバイスをいただきました。

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M2の先輩方からの講演が終わり、少し休憩を挟んでから続いては若手OBの柴田さん、米山さんに講演していただきました。お二人には、学部生時代の思い出を振り返りながら社会人である今、振り返って学生に伝えたいことなどをお話ししていただきました。学生時代の貴重なお写真や、エピソードを楽しそうにお話しくださり、いつか自分たちも卒業して振り返った時にこうして話せるような実のある学生生活を送りたいと感じました。またお二人とも共通して、「学生のうちに、遊びも勉強も熱中してやってほしい」と、社会人ならではのアドバイスもいただきました。

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 教室が満員になるほど参加者も多く最初は緊張した雰囲気の中始まった講演会でしたが、M2の先輩方が場を盛り上げてくださり、和やかな雰囲気であっという間に18:00を過ぎてしまい、無事終了しました。

3時間という短い時間ではありましたが、本講演会を機に、特にこれから学生委員会を引っ張っていくB2やまだ学生委員会に入って半年ほどのB1にとっては、「学生委員会に何のために入り、何をしたいのか」を改めて考え直すことができたと思います。また、もうじき引退する3年生にとっては、「これまでの学部生部会での活動で自分自身は何が得られたか、後に続く後輩たちに何を残せるのか」を自分に問うきっかけになったことと思います。今回の講演会のように、B1からM2、そして社会人のOBさんまで集まることのできる貴重な機会を、私たちがOBOGになってもつないでいかなければならないと思いました。

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最後に、ご講演くださった若手OBの米山さん、柴田さん、そしてM2の先輩方、お忙しい中学生委員会のためにお集まりいただきありがとうございました。

(文責 応用化学科3年 住田 裕代)

第30回交流会講演会

2016924日(土)、第30回交流会講演会が開催されました。今回は、株式会社キャステム代表取締役社長の戸田拓夫氏に「突破力」をテーマにご講演いただきました。

講演の後には、学生5名を交えてパネルディスカッションが行われました。本記事では、本講演会に参加した学生へのアンケートからの意見や、パネリストの方にインタビューした内容を掲載し、記事に代えさせていただきます。

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<講演で印象に残った内容>

紙飛行機でギネス記録を取ろうと思われたきっかけのお話は非常におもしろかったという声が多く上がりました。会社内の空気のたるみを、社長である戸田さん自らが修復しようとアクションを起こしたその発想力に驚いたという学生もいました。また、高くても売れるという自社製品への誇り、どんな状況でもあきらめずなんとか糸口を見つけようと努力し成功に導く戸田社長の生き様に衝撃を受けたという声もありました。

 

<パネリストとして参加してみて>

本講演会に、パネリストとして参加してくださった野口詩織さん(M1)、田中徳裕さん(B4)のお二人に、パネルディスカッションの感想を聞いてみました。

(野口さん)

講演では、戸田社長のこれまでの人生についてお話いただいたが、パネルディスカッションでは、プライベートな内容や普段お考えになっていることを聞くことができ、普通には思い至らない考え方や発想に驚かされると同時に、普段直接経営者の方とお話しする機会はないが、パネリストとして参加したことで貴重な体験をすることができ非常に有意義な時間となった。「先駆者がだめだと言っていたことはやってみる」という逆転の発想や、「売り手の会社の歴史を調べることは大切だ」という言葉が身に沁み、今後の人生に生かしていきたい。

 

(田中さん)

 パネルディスカッションに参加するという緊張感もあり、いつもよりも講演に集中することができた。また、講演を聞いて疑問に感じたことや考えたことを自分の言葉で直接戸田社長に聞くことができ、より身になる答えを得ることができた。パネリストとして参加することができよかった。「どんなことでもいいからその分野で1番になることは大切で、その分野で1番になることで他の分野で1番の人と対等に話をすることができ、その人のノウハウも得ることができる。」というお言葉で、今までは1番でなくてもある程度長けていれば満足していたが、一番になるべき理由に深く納得した。

 

本講演会では、決して他では聞くことのできない戸田社長のご経験や、経営者としてのあるべき姿をお話いただき、多くの学生にとって自分を見つめなおす貴重な機会であったと思います。また、パネルディスカッションを通して戸田社長のお話を自分事として受け止め、自分の意見を臆することなく発信できる時間になりました。本講演会でご講演くださった戸田社長および関係者の皆さまに感謝するとともに、今後もこのような実のある講演会が開催されることを楽しみにしています。

 

インタビューに答えてくださったパネリストの野口詩織さん、田中徳裕さん、ご協力ありがとうございました。    (文責 応用化学科3 住田 裕代)

※写真は応化会HPからお借りしました。提供して下さった橋本様ありがとうございました。

オープンキャンパス 2016

8月6日・7日、本大学理工学術院でオープンキャンパスが行われました。応用化学科では、2名の先生の模擬講義と、研究室見学ツアー、学科の紹介展示、体験実験を催しました。

模擬講義
模擬講義では2名の先生に下記の題目の下、ご講義いただきました。

・和田先生の「拡張を続ける周期表-身の回りのものは分子からできている-」

・細川先生の「分子の世界の右手・左手」

どちらの講義も高校生にとっては発展的な内容ではありましたが、化学の世界に一歩足を踏み入れるけっかけになったのではないでしょうか。授業を受けたある高校生からは、「初めて聞く話が多く、大いに刺激を受けた。」との感想がありました。

体験実験
体験実験では、参加してくれた中高生一人一人が蛍光物質をそれぞれ試験管の中に作り、観察するという実験を行いました。実験は山口研究室の方々の説明とともに進められ、クロスカップリング反応により蛍光物質が作られること・溶媒を変えることで黄色い蛍光物質と青い蛍光物質の2つができることを実験をしながら学んでいきました。また2つの色の蛍光物質がそれぞれ光る様子を観察しました。蛍光物質で光り輝く試験管は、とてもきれいで感動するもので、参加してくれた中高生の中には、写真におさめている人たちが多くいました。山口研究室の大北さんは、「中高生からの反応がよく、企画してよかった。」とおっしゃっていました。

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学科の紹介展示

学科の紹介展示では、各研究室のパネルを用いた紹介・吸水性高分子や素材の異なるラップを用いた実験・学生が実際に使っている教科書や、学生が実験の授業で書いたレポート・応用化学科の時間割や学生生活の紹介ビデオなどが用意されており、応化委員の学生が見に来た中学生や高校生に解説をしていました。化粧品に興味がありどの分野に進めばよいのか悩んでいる学生や、大学生活について不安のある中高生などが、それぞれ現役の応化生に相談をしている様子が見られました。

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研究室ツアー

研究室ツアーでは応用化学科の各研究室の方々により、それぞれの研究室について、現物や映像を用いた説明を行ってくださいました。また、研究室の見学だけでなく、学生実験で使用する実験室も周り、中高生にとって応用化学科での大学生活のイメージが膨らんだのではないかと思います。今年の研究室ツアーは、整理券を配布して行ったのですが、配り始めて14分でなくなってしまうほどの盛況ぶりでした。

どの企画も、応化委員の学生や院生の方々、学科の先生方が丁寧に企画していて、取材で横から見ていた私ものめり込んでしまうくらい楽しかったです。応化委員のオープンキャンパスの代表、井尻さんからは「今年度のオープンキャンパスを通して私が感じたことは、早稲田大学という名前の強さです。自分が高校生の時にもオープンキャンパスは参加しましたが、早稲田大学ともなると、来場者数がとても多いと肌で感じました。2日間で応用化学科のブースだけで2000人以上の方が来場されて、2日間を終えた時は達成感を感じました。他大学にはない良さあり、自分が入学してこの仕事をするまで気付くこともありませんでした。また、今回の仕事で自分と一緒に準備、当日の仕事を手伝ってくれたスタッフの皆さんに感謝してます。」との感想をいただきました。今回の機会を通して、いらしてくださった1人でも多くの方々に化学の世界に興味を持ってもらえていたら幸いです。 (文責 応用化学科2年 濱村 咲妃)

第1回 自主勉強会 2016

2016年7月4日の5時限後に,学部1~3年生を対象とした第1回自主勉強会を実施致しました。今回の勉強会では「英語の勉強法」と題して,前半では英語を研究で日常的に使われている院生,短期留学を経験されたことのある院生の先輩方3人をお招きし,研究を中心とした大学における英語の必要性,日常の英語学習などについてご講演いただきました。
講演の後はフリートークの時間となり,院生の先輩方を学部生が囲む形で院生から学部生に対して様々なアドバイスを頂き,その後学部生が疑問に思っていることに対して答えていただきました。質疑応答の時間では,主に研究発表やゼミにおける英語の重要性,英語学習で工夫されていたこと,短期留学についてなど丁寧にお話していただきました。学部生の方からも積極的に質問が飛び交い,大変実り多い勉強会になったように思えます。
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今回の勉強会に参加して研究での英語の重要性がはっきりし,日頃から地道にコツコツ英語のスキルを積み重ねていくことの大切さを感じました。さらに留学等の話を聞いて,自分の視野の狭さや自分がどれだけ閉ざされた世界で生活しているか身を染みて実感し,将来のことを考える貴重な機会にもなりました。そして何よりも今回の勉強会で印象に残ったことは,どの先輩方も意欲的にかつ楽しみながら英語を学習されていたということでした。普段から大切であることは分かっているけれど嫌気がさしがちな英語学習に対して,大いにモチベーションを高められた気がします。
お忙しい中今回お話していただいた3人の院生の先輩方,会を企画してくださった学部4年の交流部会の方々に深く感謝申し上げます。 (文責 応用化学科2年 渡辺 清瑚)

オリエンテーション 2016

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5月21日から22日にかけて2016年新入生オリエンテーションが軽井沢セミナーハウスにて行われました。同期の絆を深めと共に、応用化学科を知る事を目的としたこのオリエンテーションですが、新入生と先生方との最初のコミュニケーションの場でもあります。
2日間に渡るオリエンテーションですが、1日目、2日目にそれぞれ大きなイベントがあります。1日目ではグループミーティングが行われました。これは、学生数人と先生を1グループとして、約30分に渡り、応用化学科に対する質問や、大学生活の不安などについて、先生方の経験からアドバイスを頂けるという非常に貴重な機会です。まだ未知の大学生活に不安を抱えている学生は多く、「学生時代はどんな風に時間を使えば良いか」「大学で勉強以外に何をしたら良いか」といった生活に関しての質問から「自分は勉強について行けるか」という学業に関しての質問まで、とても丁寧に回答して頂き、これからの大学生活に向けて良い指針になったと思います。
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2日目には同期の絆を深めるチーム対抗運動会が行われました。ごちゃ混ぜリレー・大縄跳び・綱引きの三種目があり、どれも仲間と協力をしなければ良い結果が出せない内容となっています。どれもとても盛り上がりましたが、中でも最高潮に盛り上がったのは最終種目の綱引きです。トーナメント方式で一位を決定するこの種目では一位のチームには先生方のチームとのエキシビションマッチができるのです。先生方の入場シーンでは、プロレスのリングインさながらの盛り上がりを見せました。結果は先生方の圧勝。先生方の偉大さを改めて感じました。

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この2日目はこれからの大学生活で欠かせない思い出になると思います。そんな機会を与えてくださった、先生方、軽井沢セミナーハウスのスタッフの方。運営に携わった応用化学科学生委員にこの場を持って感謝を申し上げます。
(文責 応用化学科3年 遠山 良)

 

冬合宿 2016

応化委員の冬の一大イベント、冬合宿が2月7日から8日にかけて行われました。場所は新潟県越後中里。3年生にとっては応化委員での、そして2年生にとっては企画側としての最後の合宿になります。3学年の親交を更に深めると共に1年間のお疲れ様会といった意味合いが強い今回の合宿では、スキースノボを楽しみ、温泉で癒されと、とても思い出深い2日間となりました。

スケジュール
1日目
7:30 集合
8:00 出発
12:00 越後中里到着
13:00 スキースノボ班・温泉班に分かれて行動
18:00 夕食
21:30 懇親会

2日目
8:00 朝食
9:30 チェックアウト
10:30 スキースノボ班・温泉班に分かれて行動
16:00 集合
16:30 出発
20:00 高田馬場到着

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現地では、スキースノボ班と温泉班に分かれ各自、スキー・スノボを楽しんだり、温泉につかり、ご当地の食事を楽しんだりと充実した時間を過ごしました。また、懇親会ではとても盛り上がり改めて良い同期、先輩、後輩を持ったと感じました。

今回の合宿で3年生の方々と応化委員として共に過ごすイベントは最後になってしまいますが、今後も応化主催の色々なイベントで関われる事を楽しみにしています。
また、企画運営を行ってくれた合宿班の2年生、お世話になった湯沢たまきやの方々にこの場を持って感謝を申し上げます。1年生はこの雰囲気を引き継いだまま来年度以降も頑張ってください!

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文責 応用化学科2年 遠山 良

第1回学生企画フォーラム

12月19日に、学生向け講演会を実施いたしました。
この学生向け講演は、学生委員が主体となって、学生会員に本学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、企業の方からお話をいただいて身近に感じてもらえるよう企画したものです。
その記念すべき第一回となった今回は、サントリーホールディングスの方々にお越しいただきました。はじめにサントリーHDの紹介をしていただいた後に、サントリービール(株)の山寺順哉さん、サントリービジネスエキスパート(株)の上新原十和さんのお二方にご講演いただきました。
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山寺 順哉さん「ザ・プレミアムモルツを支える化学技術」
2008年早稲田大学応用化学科修士卒の山寺さんには、ザ・プレミアムモルツの開発、改良に必要な化学技術についてご講演いただきました。ザ・プレミアムモルツには、華やかな香りと、深いコクとうまみを引き出すため、素材と製法へのこだわりがあるそうで、ビールの原料である麦芽とホップの成分の取り出し方や、投入するタイミングなどを、化学の計算で導き出した結果から教えていただきました。麦芽には特にこだわりがあり、普通の麦芽とダイヤモンド麦芽を実際に触ったり、食べてみたりという体験もさせていただきました。ホップも実際に口にしたのですが、非常に苦味が強かったのが印象的でした。
偏に麦芽やホップを使っているといっても、その固体によって成分が異なり、そのばらつきを抑えるために粉体工学というものを使ったり、香りを最大限に引き出すためにホップの入れるタイミングを物理化学の知識を使って導き出したりするなど、ビールの製造に化学が多く使われているということを学びました。
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上新原 十和さん「分析化学の出会いから」
上新原さんには、サントリーが取り組んでいるPETボトルのリサイクルについて、安全性の評価を中心とした日本初の技術などを分析化学の観点からお話しいただきました。上新原さんのお仕事は、品質保証のための分析で、グレーゾーンな部分を化学的根拠に基づいてはっきりさせるということでした。大学では生命系を先行していたものの、入社してからは高分子化学、電気化学、生物化学など様々な分野の勉強をされたそうです。
また、女性である上新原さんには、仕事とプライベートの両立についてのお話をしていただきました。女子学生にとってはとてもためになるお話でした。
お二方のお話から、化学が世の中でどのように役に立っているのかを学ばせていただき、学生にとっては今後の将来の展望の手助けになったと思います。
講演会の後には懇親会が開かれ、学生・OB・OGの間で親交を深めました。そして最後は現学生委員会委員長政本浩幸の一本締めで閉幕となり、非常に密度の濃い一日となりました。
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ご講演いただいたお二方、ご協力いただいたサントリーホールディングス株式会社の方々、ありがとうございました。

文責 : 応用化学科3年 石原真由

第3回自主勉強会 2015

11月27日に、第3回自主勉強会を開催致しました。今回のテーマは院試についてで、早稲田大学を卒業されてから東京工業大学の大学院に進まれた現役大学院生の先輩と、来年から東京大学の大学院に進まれる先輩にご講演頂きました。 最初に、他大を受験することになったきっかけ、院試に向けて準備を始めた時期、情報の収集方法、早稲田大学と他大学の院試のシステムについてご講演頂きました。実際に院試を受けるにあたって先輩方が使用された参考書なども紹介して下さいました。

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また、講演後は先輩方を囲んでフリートークを行い、各々疑問に思ったこと、相談したいことを直接質問しお答え頂きました。院試のシステム、今のうちにやっておいた方が良いこと、将来の見据え方まで、院試についてまだよくわからない1,2年生にもわかりやすく教えて下さり、また本格的に進路を考え始めている3年生の受験科目や勉強時間などの様々な不安を親身になって聞いて下さいました。勉強のやり方や、自身の体験に基づいた的確なアドバイスもして頂き、漠然としていた早稲田大学と他大学の院試のイメージが明確になりました。

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お二人の先輩方が共通して仰っていたことは、他大の院試を受験することは一つの選択肢であり大学院に進むことを決断するにあたって、自分の人生の目標、ゴールから逆算し自らの意志で自分の進路を選ぶことが大切だということでした。 「人生でやり直しはできるが、人生そのもののやり直しはできない」 この格言をいただき、自分自身の夢や目標について、自分の進路について改めて深く考える有意義な時間となりました。

 

(文責:応用化学科 2年 住田 裕代)