「年間活動記録」カテゴリーアーカイブ

年間活動記録用のカテゴリー

新入生歓迎会2017

4月8日(土)の午後,新入生歓迎会が開催されました。100名ほどの新入生と,応化会の学生委員を中心として学部2年〜修士2年の応用化学科の学生が集まり,新入生の入学を祝うと共に応化会への入会を歓迎しました。

会は2つのセクションに分かれ,前半のセクションではフリートークとクイズを行いました。学部1年から修士2年までの学生を縦割りで6,7人ほどのグループに分け,アイスブレイクを兼ねて自己紹介をし,テーマフリーでフリートークを行いました。その後,グループのメンバーを変え,応用化学科や学生生活に関するクイズを行いました。化学薬品の値段や理工キャンパスで最初にできた建物など,マニアックな知識を問う問題も多く,初めて会った応化の学生同士でもすぐに打ち解け合い,どのグループも和気藹々と楽しんでいました。

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このセクションの後,応化会学生委員会学部生部会代表の上宇宿雄哉,応化会若手OB会代表の米山依慶様,そして最後に応用化学会会長の三浦千太郎様から新入生に向けてご祝辞を頂きました。

その後,休憩を挟み,後半のセクションを行いました。後半のセクションは,グループを固定せず,応用化学科で学ぶ科目や応化会について等,上級生がテーマごとのブースに分かれ,新入生が自分の興味のあるブースへ話を聞きに行くという形で,進行しました。先程までの楽しいフリートークとは打って変わり,新入生が真剣に上級生の説明やアドバイスを聞き,また気になる点はしっかり質問しており,新入生歓迎会の一つの目的でもある,応化の新入生の不安を少しでも取り除くというテーマは果たされたのではないかと感じました。

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新入生の入学を嬉しく思うと共に,私自身,入学からもう既に2年が経ったと思うと,大学生活は想像以上に早く過ぎ去るものです。新入生の皆様が,この新入生歓迎会で得たことを大事に,これからの大学生活の毎日を大事に,自分色に謳歌できることを願います。

そして,新入生のみなさん,学科での縦のつながりを持つことができ,様々な経験ができる,この応用化学会学生委員会にぜひお越しください!

また最後に,応化会学生委員会主催の新入生歓迎会にお越しくださいました,三浦千太郎応化会会長をはじめとするOBの皆様,お忙しい中,ありがとうございました。

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文責 : 応用化学科3年 神守 広一郎 (2017/04/16)

ボウリング大会

3月26日(日)に学生委員と若手OBの方との親睦を深める目的でボウリング大会を行いました。

当初は桜の見頃を迎えるため,お花見を企画していましたが,当日,生憎の雨のため,急遽ボウリング大会を開催する運びとなりました。

突然の計画変更ではありましたが,若手OB 2名(劉雲龍さん,米山依慶さん)と学生16名の合計18名が参加し,6チームでのチーム対抗戦を行い,大会は大いに盛り上がりました。

結果は西田(M1),稲山(B2),疋野(B1)のEチームが優勝しました。

優勝チーム(穂高さん→いけ)

どのチームも和気藹々と楽しんでおり,より一層,学生委員と若手OBの方との親睦が深まりました。

集合写真

劉さん,米山さん,お忙しい中,学生と共に,このような企画に参加して頂き,ありがとうございました。

まもなく新年度を迎えますが,昨年度に引き続き,応化会,学生委員の行事等で若手OBの方々にはお世話になります。

学生一同,深まった親睦を基に,更に良い企画を開催したいと考えておりますので,今後ともご指導を賜りますよう,宜しくお願い申し上げます。

文責 : 神守 広一郎 (2017/03/29)

理工展 2016

115,6日に西早稲田キャンパスにおいて理工展が開催されました。

応用化学科学生委員会では実験・屋台・展示の3部門を行いました。

実験班

実験班では革新を目的に例年通りの4つの実験を変更し、6つに増やしました。さらにコース制を導入し、6つの実験を2つに分けAコース・Bコースとし、より多くのお客様に楽しんで頂けることを目指しました。実験内容は以下の6つです。

Aコース

魔法のメスシリンダーと時計反応

電池を作ってオルゴールを鳴らそう

クロマトグラフィーでカラフルなしおりを作ろう

Bコース

野菜を光らせよう

魔法の粉で遊ぼう

人工いくらでスノードームを作ろう

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全体として色を変える視覚的変化の実験が多く、応化を目指している中学生・高校生、子供たち、そして大人の方々まで時折歓声を上げながら、楽しんで頂くことができました。

また、クロマトしおり、スノードームはお土産として持ち帰ることができ、多くの子供たちの満足した顔を見ることができ、とても幸せな気持ちになりました。

実験班メンバーの頑張りと来てくださった多くの方々のおかげで、長年の目標であった理工展実験部門第1位にも選ばれました。達成感と共に、来年はさらにパワーアップした実験を目指そうと思います。

屋台班

屋台では例年と同じく「揚げ」シリーズということで、揚げリンゴを提供しました。学生は宣伝・調理・会計に分かれて屋台の運営を行いました。多くの一般の方々や、応化に所属する仲間達、そして先生方までも買いに来て下さり、大繁盛となりました。今年は昨年と異なり、天候に恵まれたこともあり、昨年の売り上げが400個だったのに対し、今年は1日目400個、2日目350個と昨年の売り上げのおよそ倍の数となりました。1日目で目標を達成してしまい、嬉しさと達成感を感じる反面、大変だったことも良い思い出となりました。

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展示班

展示班では応化委員作製の動画、時間割や研究室をまとめたポスター、レポート・教科書展示に加え、準備期間3日間をフル活用して作成したピタゴラ装置の4種類を展示しました。

ピタゴラ装置は磁石を用いた仕掛けで、来場した子供達にどんな仕掛けで動いているかを考えてもらい、限られたデータの中で答えを探すという謎解きの一面も作り、子供も大人も楽しめるような工夫を凝らしました。

理工展2日間で応化ブースには合計約800人の方が来場してくださり、受験生、応化の学生を子供に持つ親御さんも多く、中には受験相談に来た高校生もおり、応化委員メンバーと真剣に話し合う場面もありました。

全体的に和気藹々とした雰囲気で来てくださった方も、そして応化委員メンバーもとても楽しく2日間をすごすことができたと思います。

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全体を通して非常に楽しく盛り上がった理工展になったと思います。

この理工展で応用化学科のことを皆さんに知っていただき、将来、応化を目指す理由の一つになることができたなら幸いです。       (文責 応用化学科3年 遠山 良)

 

若手会員定期交流会 2016

108()に、若手会員定期交流会が開催されました。

15:0018:003時間で、M2の先輩方5名、若手OB2名の計7名の皆様に講演していただきました。

今回は、「学生委員会を経て」というテーマのもと、まずはM2の先輩方から、学部生時代の過ごし方や、進路を決めた経緯、研究室で学んだことなどをお話しいただきました。学生委員会での経験が、今の自分にどのように役立っているか、学部生時代にどんなことを意識して学生委員会での活動に取り組んでいたか、など明日からでも実践できるような具体的なアドバイスをいただきました。

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M2の先輩方からの講演が終わり、少し休憩を挟んでから続いては若手OBの柴田さん、米山さんに講演していただきました。お二人には、学部生時代の思い出を振り返りながら社会人である今、振り返って学生に伝えたいことなどをお話ししていただきました。学生時代の貴重なお写真や、エピソードを楽しそうにお話しくださり、いつか自分たちも卒業して振り返った時にこうして話せるような実のある学生生活を送りたいと感じました。またお二人とも共通して、「学生のうちに、遊びも勉強も熱中してやってほしい」と、社会人ならではのアドバイスもいただきました。

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 教室が満員になるほど参加者も多く最初は緊張した雰囲気の中始まった講演会でしたが、M2の先輩方が場を盛り上げてくださり、和やかな雰囲気であっという間に18:00を過ぎてしまい、無事終了しました。

3時間という短い時間ではありましたが、本講演会を機に、特にこれから学生委員会を引っ張っていくB2やまだ学生委員会に入って半年ほどのB1にとっては、「学生委員会に何のために入り、何をしたいのか」を改めて考え直すことができたと思います。また、もうじき引退する3年生にとっては、「これまでの学部生部会での活動で自分自身は何が得られたか、後に続く後輩たちに何を残せるのか」を自分に問うきっかけになったことと思います。今回の講演会のように、B1からM2、そして社会人のOBさんまで集まることのできる貴重な機会を、私たちがOBOGになってもつないでいかなければならないと思いました。

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最後に、ご講演くださった若手OBの米山さん、柴田さん、そしてM2の先輩方、お忙しい中学生委員会のためにお集まりいただきありがとうございました。

(文責 応用化学科3年 住田 裕代)

第30回交流会講演会

2016924日(土)、第30回交流会講演会が開催されました。今回は、株式会社キャステム代表取締役社長の戸田拓夫氏に「突破力」をテーマにご講演いただきました。

講演の後には、学生5名を交えてパネルディスカッションが行われました。本記事では、本講演会に参加した学生へのアンケートからの意見や、パネリストの方にインタビューした内容を掲載し、記事に代えさせていただきます。

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<講演で印象に残った内容>

紙飛行機でギネス記録を取ろうと思われたきっかけのお話は非常におもしろかったという声が多く上がりました。会社内の空気のたるみを、社長である戸田さん自らが修復しようとアクションを起こしたその発想力に驚いたという学生もいました。また、高くても売れるという自社製品への誇り、どんな状況でもあきらめずなんとか糸口を見つけようと努力し成功に導く戸田社長の生き様に衝撃を受けたという声もありました。

 

<パネリストとして参加してみて>

本講演会に、パネリストとして参加してくださった野口詩織さん(M1)、田中徳裕さん(B4)のお二人に、パネルディスカッションの感想を聞いてみました。

(野口さん)

講演では、戸田社長のこれまでの人生についてお話いただいたが、パネルディスカッションでは、プライベートな内容や普段お考えになっていることを聞くことができ、普通には思い至らない考え方や発想に驚かされると同時に、普段直接経営者の方とお話しする機会はないが、パネリストとして参加したことで貴重な体験をすることができ非常に有意義な時間となった。「先駆者がだめだと言っていたことはやってみる」という逆転の発想や、「売り手の会社の歴史を調べることは大切だ」という言葉が身に沁み、今後の人生に生かしていきたい。

 

(田中さん)

 パネルディスカッションに参加するという緊張感もあり、いつもよりも講演に集中することができた。また、講演を聞いて疑問に感じたことや考えたことを自分の言葉で直接戸田社長に聞くことができ、より身になる答えを得ることができた。パネリストとして参加することができよかった。「どんなことでもいいからその分野で1番になることは大切で、その分野で1番になることで他の分野で1番の人と対等に話をすることができ、その人のノウハウも得ることができる。」というお言葉で、今までは1番でなくてもある程度長けていれば満足していたが、一番になるべき理由に深く納得した。

 

本講演会では、決して他では聞くことのできない戸田社長のご経験や、経営者としてのあるべき姿をお話いただき、多くの学生にとって自分を見つめなおす貴重な機会であったと思います。また、パネルディスカッションを通して戸田社長のお話を自分事として受け止め、自分の意見を臆することなく発信できる時間になりました。本講演会でご講演くださった戸田社長および関係者の皆さまに感謝するとともに、今後もこのような実のある講演会が開催されることを楽しみにしています。

 

インタビューに答えてくださったパネリストの野口詩織さん、田中徳裕さん、ご協力ありがとうございました。    (文責 応用化学科3 住田 裕代)

※写真は応化会HPからお借りしました。提供して下さった橋本様ありがとうございました。

第2回学生企画フォーラム

12月17日(土)に第2回学生企画フォーラムが開催されました。

学生企画フォーラムとは,学生委員が主体となり,学生会員に,本学科が標榜する「役立つ化学,役立てる化学」を,企業の方から講演して頂き,身近に感じてもらえるよう企画した講演会です。昨年から始まった試みであり,大好評の中で,第2回学生企画フォーラムを行う運びとなりました。

今回は,現在,株式会社資生堂(以下,資生堂)で勤務されており,応用化学科OB/OGである中村浩一様,関根知子様のお二方にご講演頂きました。

中村 浩一様

学生時代は応用生物化学を専攻していたため,資生堂に入社した後は,皮膚化学分野の基礎研究を行いたいと考えていたものの,実際はマスカラ作りの研究をすることになったそうです。思いがけない分野の仕事に,全力で取り組む中で,各部署で働く一人ひとりの熱意があって一つの商品が完成することを実感し,その面白さを感じたそうです。初めは,日本で研究をしていましたが,アメリカとフランスで合わせて9年間,資生堂の海外の研究所で研究を行い,そして現在はマネジメントの仕事をしているという多様な経験から得たことを,「キャリア開発」の点から惜しげも無く話して頂きました。研究や他者からの薫陶は勿論だが,とりわけ,「人は仕事を通じて成長する」というお言葉を頂き,さらに,語学などのビジネスの基礎力は常に磨く必要があり,どんな仕事でも,前向きに,その仕事を全力で楽しむことが大事だというアドバイスも頂きました。

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関根 知子様

学生時代は高分子化学を専攻しており,学卒で資生堂に入社,現在は乳化技術の研究をする傍らで,2児の母として育児もしているそうです。仕事で海外とのやりとりが増える中で必要性を感じ,社会人になってから,学位も取得したそうです。資生堂では珍しく,転勤をしておらず,研究分野も大きくは変わっていないそうで,今まで開発した商品について,一般的な知識を交えながら,分かりやすくお話をして頂きました。講演の間に,休憩として資生堂のCMを見た後,現在の生活についてお話をして頂きました。理系の企業ではあるものの,業務や打ち合わせなどでは,文系分野の仕事もあり,様々な力が求められるそうです。社会人になってから勉強できる時間は少ないため,化学分野は勿論,語学などの基礎力は学生時代に身につけておくべきであり,また,仕事ではチームプレーが求められるので,協調性が大事であるというアドバイスも頂きました。

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中村様,関根様の講演の後は,質疑応答を行いました。積極的に質問をする学生が多く,質問の時間が予定よりも長引くほど,質疑応答も盛り上がりを見せ,講演は全て終えました。

お二方のご講演の後は,懇親会を行いました。

応用化学会会長である三浦千太郎様の乾杯の挨拶に始まり,学生とOB/OG間での会話も尽きることなく,懇親会も大盛況でした。最後に,B2 の上宇宿学部生部会代表の中締めの挨拶で,本フォーラムの行程を全て終えました。

昨年のフォーラムに引き続き,学生にも分かりやすく,そして社会人になってからのイメージや,今求められている力が何であるかを知ることができ,非常に刺激的で実りの多い講演会でした。

昨年,今年と大成功の良い流れを引き継いで,来年以降も同様なフォーラムが継続的に開催されると良いと思いました。

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最後に,中村様,関根様,お忙しい中,学生のために講演をして頂き,ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 神守 広一郎 (2016/12/22)

2016企業が求める人材像/第2回縦割り交流会

11 月26 日(土) にフォーラム「企業が求める人材像」と2016 年度第2 回縦割り交流会が開催されました。

フォーラム「企業が求める人材像」では、今、学生達が将来や進路に対し不安に思っている様々なことや、世の中により貢献するにはどのような力を身につけていくべきなのかといったことについて、応用化学科のシニアOB/OG、若手OB/OG の方々と現役学生が、皆で双方向に議論し合うといった初めての試みがなされました。OB/OG 28 名、学生49 名が参加し、応用化学科の和田宏明教授がモデレーターを務められ、会は進行しました。
また、縦割り交流会では、応化会の若手OB/OG の方々と現役学生がフランクに話せる場を作ろうという目的で、前回の第1 回縦割り交流会に引き続き、今回も「一期一会」というスローガンの下、OB/OG 18 名、学生54 名の計72 名が参加しました。 %e4%ba%ba%e6%9d%90%e5%83%8f

フォーラム「企業が求める人材像」では
・英語は働く上で本当に必要なのか
・リーダーシップとフォロワーシップについて
・企画力と実行力、どちらが要求されるのか
・組織の力で、個の力の集合以上のものはいかにして生み出せるのか
・社会生活の中でどのような失敗をし、どのようにして乗り越えてきたのか
・企画での研究と大学での研究はどのように異なるのか
・学士、修士、博士で、企画での扱いはどのように異なるのか
・ゆとり世代と言われる、今の学生に対するアドバイス
といった、学生の抱える様々な不安やテーマに対し、シニアOB/OG の方々からは、長年の社会生活、会社を運営・管理する側での経験といった、様々な実体験を踏まえた具体的な意見を、若手OB/OG の方々からは、会社に入り、実際に感じることを踏まえた、学生時代とのギャップや、社会人として生きていく中で考えていらっしゃることを自由に話して頂き、参加者全員で、議論を深めました。普段、社会人生活について踏み込んだ話を伺える機会はなかなか無いので、現役学生にとって、大変貴重な機会となりました。

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交流会では、若手OB/OG の方々とB1 からM2 の学生が少人数のグループに分かれ、ヘリウムリングというアイスブレークゲームを通じて、お互いに打ち解け合い、楽しい雰囲気の中、フォーラムで議論しあった内容を深めたり、社会人生活や学生生活の話に花を咲かせたりしました。ヘリウムリングは、チームビルディングの手法として有名なゲームだそうで、グループの皆でフラフープを指で支え、皆の指がフラフープから離れないようにフラフープを地面におろしていくというゲームです。説明を聞いただけでは簡単そうに思いましたが、実際にやってみると、フラフープにヘリウムが詰め込まれているかのように勝手にフラフープが上がってしまい、どのように地面に下ろすか協力し合うのがとても難しく、話し合う中で、グループの方々との距離を縮められたように感じました。

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最後に、懇親会では、今秋から応化委員の代表を務めるB2 の上宇宿学部生部会代表の中締めの挨拶と応用化学科の菅原義之教授の御言葉で本会の行程を全て終えました。M1 の安藤さんを始めとする交流部会の学生の方々、OB/OG の方々、このような素晴らしい機会を作ってくださり、ありがとうございました。そして、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 濱村 咲妃 (2016/12/03)

第2回 自主勉強会2016

11月18日(金)の18時15分から、第2回自主勉強会が開催されました。今回のテーマは、「院試について」であり、院試を終えたばかりの3名の学部4年の先輩のご講演を聞きました。

まず、早稲田大学の院試について、いつ頃からどのように勉強をすれば良いのか、試験に対する心構えなどを、春から本大学の大学院に進まれる先輩が、自らの体験を交えて教えてくださりました。“生の声”を伺うことができ、院試に対する具体的なイメージが持てました。学部1年にとって、ここまで踏み込んだ院試の話を聞ける機会はなかなか無いと思うので、貴重な機会になったのではないでしょうか。

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次に、他大学の大学院に進学される先輩(東京大学大学院、東京工業大学大学院へ進学予定)に、大学院で他大学に行くということはどういうことか、そのメリットとデメリットについて教えていただきました。その上で、大学院は早稲田大学か他大学のどちらに進学するかを決めるべきであり、その点についてはじっくりと考えてほしいというアドバイスをいただきました。おすすめの参考書や勉強に対する姿勢については勿論のこと、卒業研究をどのように両立させていくか、院試で上手くいかなかった場合、どうするのかなど、滅多に聞けないことも教えてくださりました。

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自分のしたい研究が分からなくても、まずは、様々な研究室に行ってみて、興味のあることを探して欲しい。そして、大学院は大学名で優劣が決まるものではなく、研究室によってその雰囲気や内容が全く異なるので、「大学名にとらわれず、自分のやりたいことに向けたbest choice」をして欲しい、というお言葉もいただきました。

どの先輩方も、大学時代にしかできないことをしようと、勉強は勿論の事、サークルやバイト、留学など、様々な事に取り組んできたそうです。そのパワフルな姿勢を目の当たりにし、身の引き締まる思いでした。
お忙しい中、貴重なお話をしてくださった4年生の方々、そしてこのような会を開いてくださった先輩方、ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 濱村 咲妃 (2016/11/25)

縦割り交流合宿2016

10月29日,30日の2日間に渡り,応用化学科の若手OB,大学院生,学部生(応化委員)の交流を深める目的で,2016年度縦割り交流合宿を埼玉県の秩父にて行いました。

池袋駅に11時に集合し,西武特急ちちぶに乗り,西武秩父駅まで行き,その後バスに乗り換え,宿泊先である,秩父西谷津温泉旅館宮本の湯へと向かいました。

到着後,14時から16時半まで交流会を行いました。今回の交流会も昨年に引き続き, “Critical Thinking” を意識した内容であり,「水平思考の6つの帽子」というフレームワークを用い,「某ファストフード店の衰退の原因と解決策」というテーマのもと,OB,大学院生,学部生の縦割りでグループになり,議論をし,それぞれのグループでPowerPointを用いて発表をしました。
「水平思考の6つの帽子」とは,それぞれの役割が決められた6色の帽子を被り(役割分担を意識し),議論をするというもので,簡潔に役割を説明すると,事実,感情,批判,楽観,創造,外観という6つの役割があります。

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わざと立場を変えてみて判断することで,違った見方を得ることがこのフレームワークの目的でしたが,6つの役割のうちの1つに完全になりきることは難しく,また議論も進めにくく,個人的には昨年行った「SWOT分析」より難しく感じました。しかし,どのグループも発表内容が重ならず,独創的なアイディアが目立ち,また自分たちの議論では思いつかなかったものの,発表を聞くと納得できるアイディアが多く,“Critical Thinking” がしっかりできていたのかなとも思い,非常に勉強になりました。
普段の大学の授業やレポートではなかなか用いないような思考回路をこの交流会ではかなり用いたため,少し頭が疲れると共に,とても良い刺激を受け,このような会に参加する大切さも実感できました。

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交流会の後は夕食,入浴の時間を経て,21時より懇親会を行いました。交流会では真面目な議論をしていたため,和気藹々と議論できていたものの,少し堅い雰囲気がありましたが,懇親会では,先輩方や同期の友人と自由に談話することができ,交流会の時よりも打ち解けることができたため,会は非常に盛り上がり,どの机も話が尽きることはありませんでした。

こうして懇親会を終えた翌朝,朝食と昼食を済ませ,バスに乗り,秩父ふるさと村へと向かいました。秩父ふるさと村では,体験学習として果実酒作りを行ったり,河原で遊んだり,牧場にいる山羊と戯れたりしました。早稲田にいる自分にとって,普段はなかなか意識して触れることのない自然をじっくり堪能することができ,とても楽しく,日常から離れた感覚を味わうことができました。

この後は再びバスに乗り,西武秩父駅へ戻り,西武特急に乗り,17時頃池袋駅に到着し,解散となりました。

昨年に引き続き,縦割り交流合宿に参加しましたが,普段の交流会以上に先輩方やOBの方との距離も近づき,様々なお話もできたことは勿論,交流会では普段あまり使うことない部分の頭(思考回路)を使うことで,物事を多角的に見ることの大切さも体感することができ,全体を通して非常に有意義な合宿でした。
来年以降も今回参加の少なかったB1も含め,より多くの人が参加でき,若手OBと応化委員の縦のつながりが更に深まる合宿が催されると大変良いと思いました。

最後に,今回の合宿に参加して頂いた若手OBの皆様,ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 神守 広一郎 (2016/11/02)

オープンキャンパス 2016

8月6日・7日、本大学理工学術院でオープンキャンパスが行われました。応用化学科では、2名の先生の模擬講義と、研究室見学ツアー、学科の紹介展示、体験実験を催しました。

模擬講義
模擬講義では2名の先生に下記の題目の下、ご講義いただきました。

・和田先生の「拡張を続ける周期表-身の回りのものは分子からできている-」

・細川先生の「分子の世界の右手・左手」

どちらの講義も高校生にとっては発展的な内容ではありましたが、化学の世界に一歩足を踏み入れるけっかけになったのではないでしょうか。授業を受けたある高校生からは、「初めて聞く話が多く、大いに刺激を受けた。」との感想がありました。

体験実験
体験実験では、参加してくれた中高生一人一人が蛍光物質をそれぞれ試験管の中に作り、観察するという実験を行いました。実験は山口研究室の方々の説明とともに進められ、クロスカップリング反応により蛍光物質が作られること・溶媒を変えることで黄色い蛍光物質と青い蛍光物質の2つができることを実験をしながら学んでいきました。また2つの色の蛍光物質がそれぞれ光る様子を観察しました。蛍光物質で光り輝く試験管は、とてもきれいで感動するもので、参加してくれた中高生の中には、写真におさめている人たちが多くいました。山口研究室の大北さんは、「中高生からの反応がよく、企画してよかった。」とおっしゃっていました。

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学科の紹介展示

学科の紹介展示では、各研究室のパネルを用いた紹介・吸水性高分子や素材の異なるラップを用いた実験・学生が実際に使っている教科書や、学生が実験の授業で書いたレポート・応用化学科の時間割や学生生活の紹介ビデオなどが用意されており、応化委員の学生が見に来た中学生や高校生に解説をしていました。化粧品に興味がありどの分野に進めばよいのか悩んでいる学生や、大学生活について不安のある中高生などが、それぞれ現役の応化生に相談をしている様子が見られました。

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研究室ツアー

研究室ツアーでは応用化学科の各研究室の方々により、それぞれの研究室について、現物や映像を用いた説明を行ってくださいました。また、研究室の見学だけでなく、学生実験で使用する実験室も周り、中高生にとって応用化学科での大学生活のイメージが膨らんだのではないかと思います。今年の研究室ツアーは、整理券を配布して行ったのですが、配り始めて14分でなくなってしまうほどの盛況ぶりでした。

どの企画も、応化委員の学生や院生の方々、学科の先生方が丁寧に企画していて、取材で横から見ていた私ものめり込んでしまうくらい楽しかったです。応化委員のオープンキャンパスの代表、井尻さんからは「今年度のオープンキャンパスを通して私が感じたことは、早稲田大学という名前の強さです。自分が高校生の時にもオープンキャンパスは参加しましたが、早稲田大学ともなると、来場者数がとても多いと肌で感じました。2日間で応用化学科のブースだけで2000人以上の方が来場されて、2日間を終えた時は達成感を感じました。他大学にはない良さあり、自分が入学してこの仕事をするまで気付くこともありませんでした。また、今回の仕事で自分と一緒に準備、当日の仕事を手伝ってくれたスタッフの皆さんに感謝してます。」との感想をいただきました。今回の機会を通して、いらしてくださった1人でも多くの方々に化学の世界に興味を持ってもらえていたら幸いです。 (文責 応用化学科2年 濱村 咲妃)