2009年度給付奨学生からのメッセージ



菅野 陽将(黒田研 M2)

この度は2009年度応化会給付奨学生として採用して頂き、誠にありがとうございます。本奨学金に御寄附頂いた応用化学会会員の皆様や、御多忙にもかかわらず奨学生の選考のために時間を割いて下さった推薦委員の方々、並びに応用化学科の諸先生方に厚く御礼申し上げます。皆様の期待を胸に、今後もより一層、研究に邁進していく所存でございます。

現在、私は細孔の方向を揃えたメソ多孔体薄膜の作製をテーマとして研究しております。新たな機能性材料の作製はやはり難しい部分が多々あり、自身の勉強不足を感じることも多いですが、反面、実験が成功したときの喜びも格別であります。私が充実した環境で研究を楽しめるのも、応用化学会の諸先輩方の御尽力によるところが大きく、その偉大さを改めて認識し、感謝しております。将来的には、自身も皆様のように後進を温かく見守り、その助けとなることができれば幸いと思っております。

今後は、博士後期課程進学後はもちろんのこと、卒業後も早稲田応用化学会の一員として、更なる発展と活躍に微力ながら貢献していきたいと考えております。最後に、早稲田応用化学会の皆様に重ねて御礼申し上げます。  


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斉藤 ひとみ(菅原研 M2)

2009年度応用化学会給付奨学生として採用していただき、誠にありがとうございます。選考にあたり、ご多忙の中お時間を割いていただいた推薦委員の方々や、奨学金の設立にご尽力いただいた諸先輩方に厚く御礼申し上げます。皆様方のご期待に添えるよう、今後もより一層勉学に研究に精進して参りたいと思っております。

現在、私はゾルーゲル法を用いた架橋ポリシルセスキオキサンの反応初期過程の調査およびその応用性について研究を行っております。応用化学科で学んだ様々な知識を活かし、無機と有機の垣根を越えた新規物質を合成することで、得られた研究成果を少しでも社会に還元できればと考えております。

最後に、至らぬところは多々あるとは思いますが、応用化学会給付奨学生として、応用化学会の益々の発展に貢献できるよう頑張って参りたいと考えておりますので、ご指導をよろしくお願いいたします。この度は誠にありがとうございました。  


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佐野 直樹(西出研 M2)

この度は、2009年度早稲田応用化学会給付奨学生として採用していただき、身に余る光栄と思っております。本奨学金は、応用化学会の先輩方々の御寄付、および応化会の貴重な予算から捻出されており、本奨学金に関わった全ての方々に深く感謝するとともに、その期待に沿えられるよう勉学に邁進する所存です。また、ご多忙にも関わらずご選考していただきました推薦委員の皆様方、ならびに応用化学科の先生方には厚く御礼申し上げます。

現在、私は構造単位にビオロゲンを持つ高分子を合成し、有機二次電池やエレクトロクロミック素子などのさまざまな有機デバイスとしての応用をテーマに研究を行っております。本研究では有機合成化学から高分子化学、電気化学、光化学といった幅広く専門的な知識が要求され大変ではありますが、そこに"化学"の深みと魅力を感じ、日々研究を進めております。また幸いにも、企業との共同研究やグローバルCOEプログラム、博士実践プログラムへ参加させていただき、社会のニーズや様々なスキルを学ばせていただいております。こういった恵まれた環境も先輩方の礎があってこそだと実感しております。将来は、ここ早稲田の応用化学科で学んだことをもとに、社会に貢献していきたいと考えております。

最後に、早稲田応用化学会の皆様には重ねて御礼申し上げます。  


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古田 篤史(常田研 M1)

この度、2009 年度早稲田応用化学会給付奨学生として採用して頂き、推薦委員会の 皆様方、また奨学金の設立にあたりご尽力頂きました諸先輩方に厚く御礼申し上げま す。
改めて思いますと、そもそも学科内にこのような奨学金があるということ自体が 学生にとって恵まれたことであり、今回採用して頂いたことは大変有り難く、諸先輩 方に鼓舞していただいた感慨深いものがあります。このような環境を創り,維持され ている早稲田応用化学会の皆様のご尽力にはいくら感謝を述べても足りません。私は この感謝の気持ちを忘れず、奨学生としての自覚をもち,博士後期課程を見据えてよ り一層勉学に研究にと精進してまいります。

現在、私はC 型肝炎ウイルスの増殖に必須なタンパク質の阻害剤を、様々な天然物 由来サンプルからスクリーニングする研究を行っております。最終的に阻害剤の構造 式を同定するまでを目指し,C 型肝炎ウイルスの新たな治療薬開発の一助としたいと 考えております。応用化学科で学んできた高度な化学の知識・考え方を活かし、生命 医科学という新たなフィールドで、医療・創薬へさらに踏み込んだ研究を展開したい と考えております。

また、応用化学会給付奨学生として応用化学会への貢献を今後精力的に行っていく 所存です。最後に,早稲田応用化学会の皆様には重ねて御礼申し上げます。


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林 政平(本間研 M1)

私は台湾からの留学生で、本間研究室の学生です。今回は、早稲田応用化学会給付奨学金に採用して頂き、とても光栄です。

台湾の大学に在学中、機会があれば、外国へ留学に行きたいと考えていました。日本は先進国の一つであり、とりわけ科学の分野で最先端の研究が行われています。さらに、日本の修士教育は非常に充実しています。日本の大学院で勉強すれば、様々なことを身に付けることができ、私にとって、能力が大変上達すると思います。また、日本人の生活習慣を習うことは価値があります。例えば、高い責任感、行儀の良さです。だから、私は日本を留学に行く国と決めました。

一年前、私は日本語が全く話せませんでした。生活や授業、実験などとても大変でした。しかし、先生方はいつも私に気を遣ってくれています。研究室の皆もいつも私を助けてくれています。だから、今、日本での生活や実験、授業に徐々に慣れてきました。今回、奨学金に採用して頂いたので、家族の負担が減りました。私も自分の学習に集中することができました。 本当に感謝いたします。


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