この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出教授ならびに小柳津准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました本間教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、新規蓄電材料として、水系電解質とともに使用可能なラジカルポリマーを合成し、水中における電気化学特性を明らかにするとともに、次世代環境適合型二次電池を目指し両極高分子からなる有機二次電池へ展開した研究内容をまとめたものです。特に分子設計および高分子の重合条件を詳細に検討することで、電解液と高い親和性を示しながらも電解液への溶出がほとんどない高容量・高サイクル特性の電極を作ることができました。また、本有機二次電池は活物質の分子設計の段階からGSC(グリーン・サステイナブルケミストリー)の概念を組み込み、環境適合性評価手法(i-Messe)を用いてその安全性と環境負荷を定量的に評価しました。本研究によって得られた知見は益々発展する有機エレクトロニクス材料やエネルギー貯蔵材料の探索に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私は独立行政法人交通安全環境研究所の環境研究領域において、博士課程で培った応用化学およびグリーンケミストリーの知見をもとに、地上交通における環境領域へと研究を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました酒井清孝教授ならびに小堀深講師に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました平沢泉教授、武田直也准教授(生命医)をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。さらに、多大なご指導を賜りました東京女子医科大学先端生命医科学研究所の岡野光夫教授、中山正道講師に深く感謝申し上げます。
本学位論文は温度応答性による薬物放出や細胞内導入制御能を有し、表面に機能性を付与した新規な高分子ミセル型薬物キャリアの開発を目指して、新規な高分子の合成法、温度応答性ミセル型薬物キャリアとしての性能評価をまとめたものです。特に、温度応答性高分子ミセルが、熱刺激に応じて細胞内移行性を制御できるキャリアであることを実証した初めての報告となる本研究結果は、次世代型薬物キャリアの創製に大きく貢献するものと考えられます。
現在、私は東京女子医科大学の博士研究員として再生医療の研究をしております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出教授ならびに小柳津准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました清水教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、電子スピンの整列に由来する磁性を、安定有機ラジカルを有する合成高分子で模倣しようした一連の研究をまとめたものです。本来不安定で取り扱いの難しい有機ラジカルを、縮合環芳香族で連結する着想によって欠損のないラジカル高分子の合成を可能とするとともに、室温大気下で取り扱える高分子では前例のないスピン整列数を達成しました。本研究によって得られた知見は有機化学、高分子化学のみならず、磁性材料、有機電子デバイス分野での、学問的、実用的見地から有用な知見が得られたものと考えております。
現在、私はDIC株式会社で研究開発に取り組んでいます。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました西出宏之教授ならびに小柳津研一准教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました木野邦器教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、官能基を有する高分子を用いた研究実例として、固体高分子形燃料電池の空気極で消費される酸素の濃度分布を可視化するセンサーの開発をはじめ、エネルギー蓄積また自然資源の新しい分解触媒としてのラジカル基を有する高分子、植物油由来で安全かつ環境に適合する新しい可塑剤分子の合成を展開し、環境に適合した技術を支える機能性高分子の設計方法と道筋を明らかにしました。本研究によって得られた知見は高分子化学のみならず、エネルギーや材料分野での、学問的、実用的見地から有用な知見が得られたものと考えております。
現在、私はインドネシア応用化学国立研究所で主任研究員として研究開発に取り組んでいます。早稲田の応用化学で学んだ貴重な経験とこの学位は、、研究者としての私にとって将来大いに役立つものと思います。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。この学位取得は西出教授ならびに小柳津准教授の懇切なるご指導によるものと心より感謝しております。また、本論文の審査を賜りました本間教授をはじめとする応用化学科の諸先生、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、有機ラジカル分子の電荷輸送能に着目し種々の電子デバイスへ適用した一連の成果をまとめたものです。結合に寄与しない不対電子を有する有機ラジカルの一電子酸化還元過程を、溶液・ゲル・固体それぞれの状態で取り扱い、その特徴を活かした電子デバイスへと応用しました。本研究によって得られた知見は有機化学、高分子化学をはじめ、磁性材料、有機電子デバイス分野での、学問的、実用的見地から有用な知見が得られたものと考えております。
現在、私は西出・小柳津両先生のもとで引き続き研究に尽力しています。この学位取得を研究者としての第一歩として、社会に貢献出来る知見や技術を生み出せるよう努力して行く所存です。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました黒田一幸教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました逢坂哲彌教授、菅原義之教授、本間敬之教授をはじめとする応用化学科の諸先生方に心より感謝申し上げます。また、本論文の審査のために来日してくださったLennart Bergstr?m教授(Stockholm University)にも深く感謝申し上げます。さらに、多大なご指導を賜りました東京大学の下嶋敦准教授に深く感謝申し上げます。
本学位論文は、二重四員環骨格をコアに有するケイ酸塩のアルコキシシリル化物を出発分子として用いることにより、加水分解・縮重合過程を経て特定の骨格の連結からなる3次元構造形成の手法についての研究内容をまとめたものです。特に、アルコキシシリル基の設計により、架橋密度の制御、機能性有機基の導入、さらには鋳型分子集合体との相互作用によるメソ構造体への転換も可能であることを明らかにしております。これらの成果は、モノマーのアルコキシシラン類を出発物質とする場合に生じる従来の問題点を克服したもので、シリカ―有機ハイブリッド系新材料創製に大きく貢献できると考えております。
現在、私は新日本製鐵株式会社の研究員として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、金属酸化物の創製を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました平沢泉教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました酒井清孝教授、ドイツMartin-Luther大のJoachim Ulrich教授をはじめとする応用化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、高品位微粒子製造に関する単位操作研究を晶析工学の手法や考え方に基づきまとめたものです。特に高分子電解質のポリエチレンイミンを晶析環境場として利用することにより、複数種物質の単分散化・ナノサイズ化に対応する新規な手法を確立したことで、対象物質に関わらず核発生および結晶成長を自在に操作することができ、所望の材料特性を与える固体製造プロセスの開発やフィラー・色材製造への展開など、本研究によって得られた知見は益々発展する固体製造の単位操作学ならびに材料化学工学の分野に大きく寄与するものであると期待されます。
現在、私は鶴岡高専・物質工学科の助教(任期の定め無しの専任職)として、『早稲田』で学んだ応用化学の知見を軸に、地域社会に根差した高専教育ならびに化学工学研究を展開しております。この学位取得を職業工学者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
この度、早稲田大学より博士(工学)の学位を授かり、身に余る光栄と深く感謝しております。本研究の遂行にあたり、懇切なるご指導を賜りました清水功雄教授に心より御礼申し上げます。また、本論文の審査を賜りました竜田邦明教授、中田雅久教授をはじめとする応用化学科及び化学・生命化学科の諸先生方、研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
本学位論文は、遷移金属触媒を用いたアミノケトン及びキノリン誘導体の有機合成法についての研究内容をまとめたものです。特にV価のイリジウム触媒を用いたdirect-Mannich反応の開発については、従来報告例のないイリジウム錯体での活性を発見したなどの新たな学術的知見を得ることができ、イッテルビウム触媒を用いた2-アリールキノリン類の合成とその蛍光特性の研究においては、合成した化合物の機能評価を行うことで、機能性材料としての展開に関して新たな知見を得ることができました。さらに炭素安定同位体により標識された5-アミノレブリン酸の研究においては、合成にとどまらず、標識化合物を用いて共同研究を展開し、13C-アイソトポマーの用途開発に貢献しようと考えております。本研究によって得られた知見は、広く有機合成化学・材料科学の分野発展の貢献に寄与するものであると考えています。
現在、私は早稲田大学先進理工学部応用化学科の助手として、これまでに学んだ応用化学の知見を軸に、遷移金属を用いた有機合成法の開発を展開しております。この学位取得を研究者としての第一歩として、一層の研鑽を積んでいく所存であります。今後とも御指導・御鞭撻賜りますよう宜しくお願い申し上げます。