2008年4月に行った応用化学会活動についてOBの方々(会長、基盤、交流、広報、募金の各委員長)の講演を聴いた新入生(約155名)達の意見・感想を集計した結果、下の図のようになった。
この結果からわかることは、学生はほとんどが入試についての情報しか知らない状態で入学するということだ。3年前に入学した私もそうであったが、受験生は入学要項や過去の入試問題については調べるものの、大学のHPや活動について調べる人は稀なようである。応用化学科出身の先輩方の話の様々な話題に関心を示したのもそのためで、応化会の充実度やOBとの交流を求める意見が特に多く挙がったのは今まで知らなかったことに興味を抱き、これから始まる学生生活や卒業後のことに関心を持つきっかけをこの講演から見出せたことが窺える。
友人・先生・他大学に関する意見には新しい生活を始める彼等の不安や希望がよく表れている。中学や高校とは違って大学には日本全国から学生が集まってくる。早稲田高等学院出身の学生もいれば、地方出身の学生もいるだろう。同じ授業や実験を通じて一生付き合っていける仲間や師を見つけてほしい。
まだ始まったばかりの大学生活であるが、「光陰矢の如し」で月日の経つのはあっという間である。応用化学会活動への積極的な参加や応化奨学金制度利用などを通じて実のある楽しいキャンパスライフを送ってもらいたい。