新入生オリエンテーション2006

2006年4月。応用化学科は178名(例年比約10%増)の新入生を迎え入れた。これから始まる大学生活に大きな希望とかすかな不安と抱く新入生。そんな新入生に大学生活の不安の解消と方向付けを行い、一生涯の付き合いにもなるであろう友人との輪を広げる機会を提供する、これがオリエンテーションである。

 私たち学生委員は、1年生担任の松方先生、本間先生のご指導の下、チーフの角野淳一(B3)、会計の前田逸美(B3)を中心として1月からオリエンテーションの準備に取り掛かった。大成功であった昨年度オリエンテーションのマイナーチェンジを行い応化オリエンテーションの完成版を目指す、これを今年度のテーマとした。
全ての新入生にとって有意義な時間となるよう、一人一人に焦点を当て、各行事を細部にまでこだわり企画。そうして出来上がったのが今年度オリエンテーションである。迎えた4月28日(金)〜29日(土)、本番。軽井沢セミナーハウスにおける、かけがえのない2日間の思い出を振り返らせていただきたいと思う。

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4月28日(金)。

ガイダンス
真剣な眼差し!!
 東京は雲の多いすっきりとしない空が広がる。前日の天気予報では、スポーツ大会実施予定の29日は降水確率60%の軽井沢。天候に一抹の不安を抱きながらの出発となった。ところが軽井沢に近づくにつれ、天候は快復の兆しをみせる。「皆さんの元気が太陽に届き・・・」というお決まりの文句が頭をよぎる中、軽井沢セミナーハウスに無事到着。コンクリートジャングル東京を抜け出し、心も体も開放的になれるこの軽井沢という地で大いに交流を深めてもらいたい。そう切に願う中、オリエンテーションは始まった。


15時ガイダンス終了後、教員・助手の方々を交えた交流の場であるグループミーティング(以下GMと略す)1を開催。昨年同様、前半と後半の2つに新入生を分け、教員1名に対し、新入生8〜9名と小規模化。GM1の前には新入生同士での話し合いの場を設け、発言しやすい雰囲気を作った。
 熱心に先生の話に聞き入る新入生や、ここぞとばかりに積極的に発言する新入生が多く、後輩を頼もしく思うと同時に新入生のもつエネルギーに感化されている自分に気づいた。このときの熱い思いを忘れずに、勉学に励んでほしい。

GM1GM1の合間にGM1
 夕食後には、参加していただいた補助学生を交えての交流の場GM2を開催。今年度はGM2の進行をスムーズにする為、学生委員と補助学生の夕食を弁当にし顔合わせを行った。GM2では勉学の事のみならず、4年間の大学生活でしておいた方が良い事等を先輩として伝え、新入生からの質問に答えることで様々な不安を解消していった。  GM2終了後の1年生は、先輩方に数年後の自分に思いを馳せたのか、希望に満ちていた瞳はさらに輝きを増していたように感じた。

4月29日(土)。

気合だ〜
皆の元気が太陽に届いたのか、抜けるような紺碧の空の下、オリエンテーション2日目のスポーツ大会が始まった。今年度は個人種目をなくし、サッカー、ソフトボール、ドッヂボール、バレーボールの各種目と、昨年度に取り入れた綱引きを全体種目の恒例行事として開催。
4つの中から各自希望種目に分かれてもらい、1時間半汗を流し、その後綱引きを開催。  各種目とも大いに盛り上がりをみせたが、中でも綱引きは皆がそれぞれチーム毎にまとまり、最も盛り上がりをみせた。今年度は、新入生8チームでトーナメントを行い、優勝チームには教員・助手・補助学生・学生委員からなるスペシャルチームとのエキシビジョンマッチを用意した。エキシビジョンマッチの結果は1勝1敗の引き分け。スペシャルチームが圧倒的な強さをみせ、1勝。これに対し新入生が負けじと団結。若いパワーをみせつけた
バレーボールサッカードッジボール
綱引き 準備万端
気合十分!!!
綱引き どっちが勝つ!!エキシビションマッチ
よーい・・・
 綱引き終了のアナウンスとともに沸き起こった盛大な拍手は、新入生のみならず、参加していただいた教員、助手、補助学生の方々を含めた応用化学科全体がひとつになった証。応用化学科の先輩として新入生に贈るエールと、それをしっかりと受け止めた新入生の、期待に答えようとする意志の表れ。早稲田応用化学科で送る日々。自然と手を叩いた、このときの気持ちを忘れずに成長していって欲しい。

昼食をとり、東京へ帰るバスに乗り込む皆の爽やかな笑顔は、この2日間の有意義さを物語っていたように思った。こうしてオリエンテーションは無事、大成功で終了した。

今回、学生委員代表として企画・運営を行ったオリエンテーション。今年度は新入生、学生委員の人数が特に多く、軽井沢セミナーハウスまでの交通手段を確保する際にたくさんの先生方、先輩方にご協力いただいた。様々な場面で皆様のお力添えをいただき、オリエンテーションを成功させる事ができ喜びと感謝の思いで一杯である。この場をお借りして御礼申し上げたいと存じます。先生方を始め、助手の方々、補助学生の方々、学生委員そして新入生の皆さん、本当に有難うございました。

スタッフ(先生、学生委員、補助学生)

無邪気な1年生
(文責 学生委員委員長 堀之内達也)

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