交 流 会



学 生 工 場 見 学

2012年春 学生工場見学概要報告

応用化学科学生委員から工場見学の提案があり、3月の春休み中に以下のスケジュールで学生主体の工場見学を実施しました。交流委員が同行し、それぞれの最寄駅に集合・解散のスタイルで費用は個人負担としました。

以下に参加学生の工場見学の感想および写真を示します。

1.日本ポリエチレン(株)川崎工場および昭和電工(株)川崎事業所

2012年3月12日(月)10-15時:9名参加

化学プラントを間近で見学できたことで、化学工学で学んでいくことや、その装置内における反応の知識など、自分たちが今までやってきた勉強と社会との結びつきが実感できた工場見学でした。

今まで教科書の中でしかなかった世界を実際に見て、新鮮で貴重な体験であり不思議な感覚を味わうと同時に興味深かったです。 また、研究室での実験はこのようなプラントによって作られる原料物質が支えているのだと感じました。 見学にはOBさんが付きっきりで説明してくれたため、様々なことを見たり聞いたりできたのが良かったです。

昭和電工さんの最後の懇談会では、年齢が近いOBの方に質問できたこともあり、縦の繋がりの広がりを実感できました。 自分の勉強の到達点を垣間見ることで、勉強へのモチベーションも上がり、とても有意義な時間でした。

(2年斉藤学)




2.(株)明治 坂戸工場

  2012年3月21日(水)14-16時:10名参加

私たちの生活に活力を与えてくれるお菓子、お菓子の工場、という夢のような響きに吸い寄せられて、また、応化の学生として化学の視点を持ちつつ見学に参加しました。

一般の見学では公開されない製造ラインの見学までさせていただき私たちの緊張感と喜びはとても高まりました。最後には若手社員の方ともお話できる時間を設けてくださりまだ遠いと思っていた社会人としての自分を考えるとてもよい契機となりました。おみやげに明治自慢のお菓子の詰め合わせもいただきとても充実した一日となりました。

(3年吉野友梨)




3.三菱ケミカルホールディングス(MCHC)(株) ケミストリープラザ゙

2012年3月22日(木)10-12時:18名参加

三菱、というと応化の先輩方も数多く就職する、大手の一流企業というイメージがあります。けれども実際にはどのような事業を手掛けているのかは知りませんでした。 しかし、見学を通じて三菱の事業の展開の幅広さに驚きました。

生活用品や食品、モニター、車といった私たちの暮らしの中の身近で幅広い分野に三菱が関わっていました。しかし、どの分野も基礎となるのはやはり私たちが今学んでいる「化学」であることには変わりはなく、あらためて化学の偉大さを痛感しました。化学と私たちの生活が切っても切り離せない関係になっていることを身にしみて感じた、勉強になる一日でした。

(3年吉野友梨)




4.三菱化学科学技術研究センター

2012年3月27日(火)13-16時:7名参加

今回、我々が普段の授業で学んでいる「化学」が、将来どのような仕事に活かされていくのかを知る工場見学として、三菱化学科学技術研究センターを見学させていただきました。 環境や周辺地域への配慮のためか、緑が多い綺麗な外観に驚かされました。更に、普段めったに見ることのできない研究現場を見せていただき、驚きと発見の連続でした。

開発された製品や研究中の内容の説明をしていただいている際に、授業で聞いたことのある単語や内容を耳にし、自分もいつかこのような研究に関わっていく可能性があると実感する場面が度々ありました。

また、働いていらっしゃるOBの方とお話をする場を設けていただき、化学技術開発や理系の人材としての将来、といったお話ができて大変有意義でした。  化学を学んでいる身として、得るものが多い企画でした。

(3年薮田宗克)

2010学生工場見学概要報告は → こちら