交 流 会



学 生 工 場 見 学

2014年 学生工場見学概要報告

応用化学科 教授   野田 優  
応用化学科 准教授  下嶋 敦  
応用化学会 交流委員 長瀬穂積


応用化学科学生工場見学会を9月19日に実施しました。
参加人数は、応用化学科2年生45名(男子27名、女子18名)と引率の野田教授、下嶋准教授、交流委員の長瀬の合計48名でした。
当日は、理工学部キャンパスに集合し、8時半に大型バスで出発しました。

午前中の見学先は花王すみだ事業場。1887年創業、高級化粧石けん「花王石鹸」をつくったのが始まりでしたが、花王ミュージアムではその歴史が良くわかりました。
ファンデーションの充填ライン等を見学し、肌、毛髪の評価テストを体験できました。
昼食後は、応用化学科OGの山アさんから、化粧品の化学、大学時代の勉学・研究との関連、女性の働き方などを話して頂きました。質疑応答終了後に、熱心な女子学生に囲まれて時間が足りない様子でした。



午後は、バスで1時間半ほど移動し、JX日鉱日石ネルギー中央技術研究所を見学しました。
会社と研究所の概要紹介の後、応用化学科のOB、OGの3人に引率され、触媒評価設備、潤滑油の4WDシャーシー評価設備、水素インフラ用の水素出荷設備を見学しました。見学終了後、会議室にてOB、OGと現在の仕事と大学時代の関係などについて、熱心に質疑応答が行われました。
今回は、予定していた根岸製油所の見学が急遽中止になりましたが、代わりに石油精製についてのスライドでの説明がありました。



今年の工場見学は、学生の参加者が45名となり、大型バスがほぼ満席となりました。募集開始後数日間で予定人数に達し、関心が高かったことが分かります。8月1日には参加者全員にガイダンスを実施しました。

見学後に実施したアンケート結果では、「花王では、OGの話が聞け、評価テスト体験ができて良かった。JXでは、製油所の見学中止は残念だったが、評価設備等が見学でき、規模の大きさが分かった」などの意見がありました。

以上