講演者 中嶋 宏元氏(37年、吉田研)
旭電化工業株式会社 社長
演題 「環境対応への取り組み」
日時 平成17年3月9日 17時より、引き続き18時より懇親会。
場所 理工学部55号館 大会議室
すでにご案内しておりました通り「早稲田応用化学会の活性化」を目指して昨年発足した「活性化委員会」活動の一環として下部組織である交流委員会が企画した講演会が開催されました。ここに報告を写真を添えてお届け致します。
この講演会は教員と学生とOBの交流を深めると共に、応化会全体が互いの力を提供し合い、その情報や人脈を会員がそれぞれの分野で活躍していく為の力として活用していただくことを期待して企画され、今回が第一回目となります。
交流委員全員がこのような活動には不慣れなため3月9日に行われました講演会の始まる前までは、準備に追われて手違いや不備も多く、観客動員や会場設定、懇親会の雰囲気の盛り上げ方などの不安で一杯でした。
しかし開会時間が近づくにつれてこの心配は危惧に終わり、当日の諸作業は他の委員会メンバーをはじめ先生方および多くの学生の協力でスムーズに進み、特に参加者は当初予測よりはるかに多く、100人の大台を越えました。懇親会席上で、黒田教授曰く「応化会総会でもこの様に会場が一杯にはならない」状況に誰もが吃驚!。(最終的な講演会参加者は一般会員74名、学生の実参加者は約40名)
このような結果になった事は、今後の活動に向けて大きな意義のある第一歩でした。
さらにこの学生たちが講演会でも懇親会でも先輩たちに混じり積極的に懇談していたことはOBにとっても非常にうれしいことでした。
講演会は田嶋交流委員長の司会で進められ冒頭に 中川活性化委員長の挨拶があり、本題の講演になった。 (里見応化会会長はベトナムご出張の為にメッセージは 懇親会にて代読で紹介された。→こちらへ)
講演内容については、講師が社会的に大きな話題になっている「環境問題と化学技術」の関わりを中心に身近な話題を交えて親しみのある語り口で話されたため、質疑応答がこのような講演では異例の30分間という大幅な延長をせざるを得ず、加えて学生からの質問の中には「良い研究テーマの発掘法は?」や「社長になる為のポイントは?」というようなOBもドキッとするような急所を突いた良い質問もあり、親睦と情報の両面で大きな成果を引き出すキッカケをつくっていただきました。特に公害問題以来、化学の人気は下向きであったが技術開発で正面から対処しこれを克服、今や化学は将来の【夢】を与えるものになっている事を強調されて学生は鼓舞されOBには強烈な印象を残しました。
最後に全員が参加した「懇親会」も講演会の熱気をそのまま引継ぎ、年代を超えた質問や議論が飛び交い旧知の仲間のような楽しい雰囲気で盛り上がり、学生にとっては有益だったとの感想が多く聞かれましたので次回以降はさらに多くの学生にこの雰囲気を伝えてもらい積極的な参加を期待しています。
一般会員にとってもある種の感動と勇気を与えてくれた会合でありました。特に学生が先輩と親密に話す機会を渇望していた事に対応できた事はOBにとっても大変な貢献であって
どうぞ会員の皆様、次回にも是非お誘いあわせてご参加を頂きたいと思います。
(文責;交流委員、綱島及び田嶋。写真は広報委員、平中)
中嶋宏元社長 | 熱気溢れる会場 |
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