講師談「昨年のリーマンショックに端を発した経済恐慌と それに伴う原油価額の急騰はいままでの経験を大きく超え るものでエネルギー業界を取り巻く環境にも大きな変化を 与えようとしている。

今年に入って国際協調の成果もあって か、落ち着きを取り戻しているものの不安定要素は引き続 き内在している。今後も国際的にはエネルギー需要の増大 化傾向は継続していくとともに産出側のナショナリズムと米 国の力の衰えが相まって、さらに混迷の度合いが高まって いくものと思われる。

一方、エネルギー業界へのもう一つの 大きな要因として地球温暖化防止行動の実行、すなわち低 炭素社会の実現が喫緊の課題としてあげられる。

この低炭素社会の実現に向けて官民あげて急速に対応を始めている。特に国の施策、法制度の見直しそして自治体の対応など官による積極的な指導が進められている。
　このような情勢下・・・・・・」