第15回 交流講演会速報

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日時:2010年7月31日(土)14:30〜16:00 引続き 理工カフェテリアで懇親会
場所:63号館04, 05号会議室


演題:『JX日鉱日石エネルギーの新エネルギーへの取り組み』


講師 安達博治氏
  • 1980年応化卒(菊地研)、1982年修士課程修了、同年日本石油(株)入社
  • 現在、JX日鉱日石エネルギー(株)執行役員・製造技術本部製造部長

下井交流委員長の本日の講演会に関する案内の後、河村応用化学会会長の挨拶、恩師にあたる菊地教授よりの紹介に続き、教員・OB 66名、学生64名、合計130名の聴衆を対象に講演が始まった。



<講演の要旨>

質疑応答
講演終了後時間の制約があったが、2つの質疑応答がなされた。MTBE混合はどうなったかとの質問に対しては、日本では自主的に中止しETBEへと移行したこと、ただしMTBE製造設備は有効に活用されたとのことであった。石油が枯渇していくという事実を踏まえ、コストと環境の問題に関してどのように時間軸を踏まえて折り合いをつけるかとの質問に対しては、バイオガソリン等コストとの関係で導入されていくと考えられる。環境意識の向上もドライビングフォースとなると思われるとのことであった。

講演所感
今回の講演会には学生諸君の参加も多かったが、国家戦略の根幹ともリンクする企業活動のまったなしの現状および多くの分野での研究投資の重要性、また現在社会では大きな課題に対しては産・学・官を超えてコンソーシアムの重要性が指摘された。実社会におけるもの作りやビジネス現場で日々環境変化への不断の対応を担当された方からお考えや実感を生々しく聞くことが出来る良い機会であった。

<懇親会>
冒頭、平林副会長挨拶、菅原教授から化学オリンピックの紹介もあり懇親会が開始され、多くの聴講者が参加した。安達氏は懇親会会場でも親しくOB、学生諸君からの質問に精力的に答えられ、賑やかな談笑の輪がいくつもでき懇親を深めた。会社後輩の佐久間さんのエール及び校歌斉唱、岡本交流委員の挨拶で閉会となった。


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(文責:交流委員 岩井義昌、河野善行 写真:広報委員会)