2007年10月13日土曜日、早稲田大学と慶應義塾大学の応用化学、 化学系4学科の合同研究会である早慶ワークショップが開催された。 本年度は早稲田大学大久保キャンパスにて行われた。
前回に引き続き、学生主体での運営となり、早稲田化学科の学生が中心となって準備と当日運営を行った。 プログラムは口頭発表(5分間)とポスター発表(90分間)に分かれており、 口頭発表は、有機化学部門、無機化学・材料化学部門、物理化学・化学工学部門、生物化学・環境化学部門という4部門で行われた。 また、約20ページからなる口頭発表の要旨集も発行された。
総参加者数は223名(早稲田95名、慶応128名)で、口頭発表40件、ポスター発表40件となり、 これまでの中でも最大規模の会となった。 口頭発表は、個人の研究発表を中心に行われ、各研究室の最新の研究ハイライトを垣間見ることができた。 発表内容・発表態度ともに、通常の学会発表と比べても遜色のないレベルであり、 改めて早稲田と慶応の学生の研究に対する意識の高さが感じられた。 ポスター発表は、ほぼ全ての研究室から1件ずつポスター展示がなされ、計90分間の非常に活発な議論が交わされた。 用意されてあった飲み物が追加されるほどの盛況ぶりであった。
学会後の懇親会は早稲田大学生協理工カフェテリアで行われ、約200名が参加した。 終始にぎやかな中、研究に関する話や関係のない話が交わされ、教員・学生ともに親睦を深める非常によい機会となった。
準備と当日の運営に携わったのは、早稲田大学化学科の椙山卓郎を実行委員長、 早稲田大学化学科の阿部正人さん、土釜恭直さんを副委員長として、早稲田17名、慶応5名からなる実行委員会である。 早稲田応用化学科からは、石崎将士さん、加藤由実さん、河崎圭利さん、杉田明寛さん、山田晃輝さんが実行委員として運営に携わった。 両校の学生の積極的な協力のおかげで、当日の運営は非常にスムーズに行われ、大盛況のうちに会を終えることができた。 また、早稲田応用化学科の木野先生と関根先生をはじめとして、教員の方々からもご尽力をいただいた。
学生主体の運営での会は二年目ということもあり、試行錯誤で進めた面も多かったが、 学生が自ら運営し、発表の機会を作ることには非常にやりがいがあり、かつ有意義な機会となったと思う。 来年度以降も、ぜひ学生主体での早慶ワークショップを続けていき、開催の歴史を積み上げていっていただきたいと感じた。
(文責・早稲田化学科 椙山卓郎)