早稲田応化会中部支部第7回交流講演会の開催案内
講 演:「液晶テレビ用配向膜材料の開発」について
- 講 師:西川 道則氏(JSR(株)ディスプレイ研究所室長)
- 日 時:平成23年7月15日(金) 17時00分開場
早稲田応化会中部支部会員の皆様へ
第7回交流講演会は、平成21年度の日本化学会化学技術賞を受賞されました、JSR株式会社ディスプレイ研究所西川室長(新36回、土田研)を迎え以下の要領で開催致します。
万障繰り合わせの上ご出席頂きますようご案内申し上げます。
記
- 日 時: 平成23年度7月15日(金)17:00より受付
- 会 場: 名古屋ダイヤビル1号館2階121号会議室
名古屋市中村区名駅3丁目15番1号 Tel:052-565-5158
こちらをクリックするとアクセスが表示されます。
- 講演会: 17:20〜18:30 「液晶テレビ用配向膜材料の開発」
- 懇親会: 18:45〜20:30 名古屋ダイヤビル1号館1階「喫茶サンディア」
- 参加料: 懇親会費 3,000円
講演要旨
西川氏は、1988年日本合成ゴム株式会社(現在のJSR株式会社)に入社され、以来、一貫して液晶テレビ用の配向膜の研究開発に携わって来られました。
液晶テレビを製造するには、液晶分子を配列させる配向膜が必要で、従来用いられていた配向膜では、高温での塗膜形成が必要でカラー化が困難であり、更に、液晶テレビの広い視野角と高速応答化に対応するには液晶分子を一定の傾斜角で保持する事が必要不可欠でした。
西川氏らは低温焼成での塗膜形成が可能で、広い傾斜角域で一定の傾斜角を安定的に発現出来る新骨格を持つ新しい配向膜を開発しその工業化に成功しました。現在、多くの家庭に見られる液晶テレビの爆発的な普及の原動力になり、平成21年度日本化学会化学技術賞受賞に輝きました。講演では、開発技術の詳細と西川氏の成功への道程をご紹介して頂きます。
(講師略歴)-
1988年 早稲田大学応用化学科修士課程卒業、日本合成ゴム株式会社入社
- 1996年 東京農工大学工学部電子情報工学科博士課程修了
- 1997年 米国Kent州立大学研究員
- 2002年 JSR株式会社ディスプレイ研究所に配属、現在に至る。
→参加希望者はこちらから申し込み下さい。勝手ながら、来る7月8日(金)までにお申し込み下さい。
(本件に関わるお問い合わせは中部支部幹事まで)
応化会中部支部幹事 堤 正之
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