昨年の定期総会で河村会長から引き継いで1年、その間の活動状況を踏まえて、挨拶した。
清水先生のご逝去等、辛く、厳しいことがあったが、前年に受賞された西出先生に続いて、
黒田先生が第67回日本化学会賞を受賞、竜田先生が今年春の「瑞宝中綬章」受勲そして山本先生が今年度文化功労者、菅原先生が日本化学会教育賞、他にも木野先生、本間先生など応化の先生方が外部から高い評価・栄誉に預かり、早稲田応用化学科ここにあり、と示してくれたことに対して、お礼を述べた。
応用化学科の産学連携の一助にと始めた「未来社会創成の会」フォーラムも逢坂先生主催による第1回に引き続き、黒田先生主催の第2回目を11月に行い、174名の様々な企業の方にご参集いただき、高い評価を受けることが出来、自信を持てた。第3回目は6月19日(金)に西出先生の基調講演で開催の予定。先生方の頑張りがまさに学生・OBの母校への求心力に直結すると確信していると述べた。
長年応化会活動に副会長として貢献していただいた下井先輩そして逢坂先生のお二人が本総会で退任されることを報告すると共に、そのご功績に対し感謝を述べた。また、関西支部の市橋さま、中部支部の後藤さま二人の支部長が退任され、新支部長に交代されることを報告し、退任されるお二人にお礼を申し上げた。
応化会は今大きな曲がり角に差し掛かりつつあり、この転換点を無事乗り切り将来の発展に繋げていくために会の運営法そのものを大きく改革していかなければならないと考え、昨年11月に役員会で「運用の円滑化と体制改革について」と言う方針を発表し、この半年取り組んできたことを報告した。
<改革の必要性>今まで応化会活動を支えてこられた関係者の高齢化に伴う退任が始まっており、その一方で定年制延長や健康年齢向上に伴う社会人としての現役年齢延長の流れの中で、シニアも70才近くまで現役同様に働く方が増え、新しいボランティア参加が困難な社会環境になってきたことが会の運営にも影を落としてきた。加えて若い世代を中心に活動参加意欲の減退や会費納付率の減少が大きく、この世代への求心力を増すための施策が必須となってきた。
<施策>成功裏に発展してきた体制を変えていくことは一筋縄ではいかない厳しさがあるが、これらの施策を不退転の覚悟で精力的に進め、この新しい年度には何とか道筋をつけていきたいと考えている。
改革を進め、明日へのさらなる発展に応化会を導き、そして2017年に100周年を迎える応用化学科を盛り立てていくために、執行部隊は全力で取り組んでいく決意を示すとともに、この改革は会員全員のご理解と母校への熱い思い無しでは実現しないので協力をお願いした。
最後に、応化会活動に積極的に参加していただける一人でも多くのボランティアへの志願をお願いして、開会の挨拶とした。
魚森庶務理事及び本間会計理事より各々「2014年度事業報告案」及び「決算案」の説明がなされ、特に、収支決算書では、正有志会員会費576万円と予算に対して80万円の未達、
「先輩からのメッセージ」が就職活動の解禁日の影響で4月に延期になったことから、その参加費用が100万円未達となったため収入が180万円未達の910万円に終わった。しかし
一方で支出減に努めたため56万円を収支準備補填金に繰り入れすることが出来たことを資料に基づき説明。
監査報告として、平林監事から、5月20日に監査を実施。収支決算書、貸借対照表の
チェックを行い、報告書内容が正しいことを確認された旨報告された。
以上により、2014年度事業報告案及び決算案が承認された。
魚森庶務理事及び本間会計理事より各々「2015年度事業計画案」及び「予算案」の説明がなされた。
2015年度は特に、学生部会、若手OB交流会支援を充実させることと、会員と応用化学会との繋がりを維持するために会報の送付範囲を拡大する。そのために2014年度実績と比較して200万円支出が増加するが、2014年度は無かった「先輩からのメッセージ」の参加費と正有志会員の会費増大、収支準備補填金の取り崩しで手当てすることを資料に基づき説明。
本内容で2015年事業計画案、予算案は承認された。
三浦会長から、2014年総会時から改選された点につき資料に基づき説明した。
橋本新副会長、西出新副会長、井上健新編集理事、和田新庶務理事、山崎新中部副支部長、岡野新関西支部長が起立し挨拶した。
下井奨学生推薦委員より2015年度応用化学会奨学金給付学生の紹介がされた。
牛木涼友さん(松方研)、YELCHUR VENKATA AKASHさん(本間研)
佐藤陽日さん(細川研)の3名が挨拶を行った。
松方副会長より、応用化学科・応用化学科専攻の現状が報告された。
とにかくいろいろあったが心機一転前向きに頑張っていくので、支援をお願いして 閉会とした。