「ウロウロ会」(応化36卒生囲碁会)

2012年の活動状況

 「ウロウロ会」とは、応化36年卒同期の囲碁同好会です。「烏鷺の争い」という囲碁の古語に因んでつけた名前です。

 平成24年度のウロウロ会は12月21日に12名が集まり忘年の大会で終了した。例年であればあと2〜3人増えもう少し賑やかになったはずであるが残念であった。
 平成24年度で特筆すべき点は団体戦を行ったことであった。これまでは相手を適宜選んで対戦するフリーな対局で、持ち点が勝てば1点上り、負ければ1点下がるやり方でずっと続けてやってきた。もちろん誰もが自分の持ち点を上げたいと思って真剣に対局するのであるが、時にはいい加減になることも否定できない。ところが団体戦となると自分の敗けはチームに迷惑を掛けるので真剣味が違ってくる。駅伝で倒れそうになっても必死に襷(たすき)を手渡そうとする姿に感動するが、個人のマラソンの場合はあきらめるに違いない。

 出席率の良い人を12名選び、チームの持ち点数が平均化するように1チーム3名、4チーム(A,B,C,D)編成し4月からチーム総当りの団体戦を開始した。
その結果、筆者が属するCチーム(吉澤、世古口、小俣)が初戦3連敗したにも拘らず、2戦、3戦ともに3連勝して6勝3敗で優勝した。初戦の後意気消沈したが、まだ可能性があるから最後まであきらめずに頑張ろうと3人で声を掛け合ったことを思い出す。

 さて平成25年度は1月11日に昨年の忘年大会と同じ人数の12名が集まり、新年の大会がスタートした。昨年は、春に世界一の高さを誇る電波塔の東京スカイツリーの完成、夏のロンドンオリンピックで日本選手の活躍そして銀座パレード、再生医療の可能性を飛躍的に高めたIPS細胞の作成でノーベル医学生理学賞を山中教授が受賞で日本中が沸いた年であった。
さらに12月の衆議院選挙で自民党が勝ち、日本の元気を取り戻すという期待から経済面でも明るい兆しが見え始めている。経済再生は久しく日本国民が待ち望んできたことであるが、それには国民一人ひとりが負担を分かち合い、リスクには敢然と立ち向かうという気構えが求められる。

 我々ウロウロの会も皆75歳に到達し始め、あちらこちらに身体の異常を感じている毎日であるが、気持ちだけは明るく元気で平成25年度も過ごしたいと願っている。
最後になったが、新年の大会は通算122回目である。ここまで継続している最大の理由は 現JXグループの六本木クラブという素晴らしい囲碁と懇親の場を得たからで、元役員で OBの小田氏の尽力に改めて感謝申し上げたい。

(小俣 記)

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