卒業後1回も欠かすことなく、毎年続けてきている新制8回生のクラス会。今年も平成22年3月26日、昨年と同じ丸の内・国際ビル内の東京ファミリークラブで開催しました。出席者は24名。
卒業後52年間、この会の常任世話人を務めてきていただいている大矢英男君の乾杯の音頭で会は始まりましたが、毎度のことながら1年間溜まっていたものを吐き出すかのごとく、お互いの会話に熱が入り、賑々しいスタートを切りました。
頃を見計らい恒例の出席者からの近況報告が行われました。
工藤飛車君から日本技術士協会の仲間とご一緒に翻訳に取り組んできた「太陽電池の物理学」(ドイツ・Karlsruhe 大学のPeter Wurfel教授の書かれた教科書、Physics Solar Cells)がまもなく丸善より出版されることになり、その間のご苦労が披露されました。
学生時代から鉄道マニアとして知られている渡辺一策君は今では日本でも鉄道貨車に関して数多くの出版物を出し、また専門誌に投稿しており、この分野での権威者になっておりますが、このたび、ネコ・パブリッシング社から「鶴見線貨物回顧」と題する書物を出版したことが紹介されました。
余語盛男君からは日頃から勉強して来ている、「尊厳死宣言」、「資産相続・遺言状」などについての判りやすい説明がありました。
昨年夏、庭仕事をしていた時、梯子から転倒し、大怪我をし、救急治療を受け、幸い九死に一生を得た小松原道彦君の闘病回顧談、
また江戸時代/明治維新の勉強を続けている安倍建治君が水戸浪士による「桜田門外事件」について解説していただきました。
あっという間に閉会時間が迫り、お互いに健康に留意し、来年のクラス会での再会を誓い、お開きとなりました。
なお、今回のクラス会の幹事は藤山、村上および柳澤の3君でしたが、会の当日、村上・柳澤の両君が思わぬアクシデントで会に出席できず、藤山幹事に多大のご苦労をお掛けしてしまいましたが、大矢君、高橋君、永井君らが自発的に藤山君を助け、また他の仲間も藤山君を気遣い、無事、開催できたことは、この会の皆さんの50年以上の親しいお付き合いからの友情の深さとまとまりの良さを改めて感じることができました。