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2014年10月22日(水) 11:30〜14:00 丸の内ホテル8階にあるレストラン 「ポム・ダダム」にて応化38同期会が開催されました。
今回は、同期生の中には九州、四国、関西方面に居を構えておられる御仁が日帰り可能なように、また、病のために歩行に困難を抱えながら手押し車で参加される級友のことも勘案して場所も集まり易い東京駅周辺とし、あまり混雑しない時間帯を選び、食事もメインのランチ以外は、バイキング形式のオードブルやデザートが準備され、飲み物も飲み放題を止めて適当量に抑える試みを幹事団(福田暉夫、武笠英彦、山口達明、齋藤英輔の各氏)が計画しました。
事前に同期会開催の予告をメールまたは手紙で全員に事前通知し、日程を決定し、その後は幹事から準備状況をその都度メールで連絡する努力を重ねた結果、一人の脱落もなく32名の同志が参集しました。
最も遠方からの出席者は、高知高専物質工学科で教鞭をとっていた米津 潔氏で現在は、写真撮影にはまっているとのこと。撮影対象は、主に花、蝶、鳥でたまには撮影旅行にも出かける由。
時間の関係もあり、食事をしながら作品を持参された方からの説明を聞くことになったが、それらのいくつかを解る範囲で以下に掲載する。
山口達明氏の司会で、作品を持参した方から逐次簡単な説明がなされた。アカデミアで活躍していた人からは新しく出版した教科書や原子力関係の専門的な学術書についての紹介、また、長年ボランティアで箱根西麓の森林整備作業を行うとともに遊歩道をつくったり、最近では有志8名で「森林資源利活用研究会」を立ち上げて間伐した木材をカスケード利用することによりCO2削減や地域の活性化に利用しくような努力を続けている方から9枚の写真による活動の紹介、永い間に描いてきた油絵の中から気に入った絵の写真を掲げてこれは「船橋のセザンヌの絵だ」と仲間から冷やかされたと自作の説明をする人、大学時代の研究グループで β−シヌクレインを発見した学者は、このたんぱくが変異することによりパーキンソン病の原因となるとの解説があり、パーキンソン病患者の40%が認知症を発症するなど、認知症の仕組みを理解すれば認知症が予防できることをまとめた解説本(ストップ認知症)の紹介などがありました。
以上のように参加された方は、ほぼ全員が健康維持に注意を払い、適度に体を使い、素晴らしい趣味を続けることにより脳機能が低下しないよう努力している貴重な情報を得ることができたのではないでしょうか。
閉会後、「来年の同期会にも是非出席したい」との声を聞き、従来とはやや趣の異なるスタイルの会合ではあったが、かなりの人が後期高齢者の仲間入りをする年代には選択すべき一つの方法であろうと思われ、特に不満の声も聞かれなかったので、幹事団も安堵したのではないかと思われます。
来年の再会を期し、次回幹事として承諾を得た、籏野嘉彦、林 辰雄、豊田常彦、国分可紀の諸氏にバトンタッチし、散会した。
今回の開催で判明したメールアドレスを含む変更内容は、ご本人の同意を得て応用化学会事務局宛に連絡済みです。