2009年秋に発足した「「応用化学科学生交流会」の主催による第一回学生交流会が昨年11月14日(土)に開催され、私どもOBには大変なインパクトであった。
というのも、運営責任者たちが大学院生であったこと、学部生から院生までが参加する初めての交流会であったこと、学年を超えて心の通うコミュニケーションが多々芽生えているように見受けたことそして盛会であったことによる。
因みに運営責任者とは大学院修士一年6人の幹部、鈴木智也さん(学生交流会委員長)、坂本将也さん、今村仁哉さん、本荘俊樹さん、榊原孝記さん、柴田俊さんである。
やがて近い将来、社会に飛び立つ学生たちは、逞しくも頼もしい早稲田応用化学会会員に成長されることを確信して、早稲田応用化学会は年度予算を確保して、支援させていただくことにした。
第二回学生交流会は今年から修士2年になった前述6名の幹部さんそして彼らの後継者たちにより準備されて、2010年6月19日(土)に開催された。学生の参加数も第一回に比してほぼ倍増し、大変盛大であった。このたび、学生幹部さんから概要報告があり、HPに掲載させていただくことにした。
「応用化学科学生交流会」とは、応用化学科に所属する学生同士の結びつきを強化し、個々の学生が将来のビジョンや目的意識を持ち学生生活をより有意義に過ごすようになることをサポートすることを目的としている。そして、本会を通して、交流を通じ相互に協力できる環境を作ったり、諸先輩方の知識・経験を吸収し大学生活における自身の目標を確立したり、社会における活躍のフィールドを知ることで学生自身の視野を広げることを目指している。
2010年6月19日、半年前から会議に会議を重ね、周到に準備をしてきた「第2回応用化学科学生交流会」の本番を迎えた。この日を迎えるまで、先生方のご指導や応用化学会のご支援、後輩達のご協力を頂いたおかげで形にすることが出来た。僭越ながら、本会を振り返りたいと思う。
いよいよ本番の時間。B1〜M2まで120名の方々が馬車道のフロアに集まった。応用化学科の学生が学年の隔たり無く一堂に会した光景は、感慨深いものだった。そして、本会を有意義なものにしなければならないという使命感に気が引き締まる思いだった。
開会式が始まった。心なしか緊張な面持ちのみんなも、自己紹介が終わる頃には良い顔つきになってきた。そして、アイスブレイクに入った。
今回のアイスブレイクは、"あいうえお作文"。わせだの頭文字から、応用化学科をPRする内容の文章を作ってもらった。どの作品も面白いものばかりで甲乙付けがたい。そこで、拍手で優秀作品を決めることになった。そして、選ばれた作品が、パネルディスカッションに移った。パネルディスカッションは、「進学」「就活」「学生生活」「社会人講座」の4つに分かれて、各々が興味のあるブースで話を聞くというものだ。パネラーとして、応化会交流会の方々を始め、修士学生、学部学生の数人に話をして頂いた。パネラーの話を聞く姿は、真剣そのもの。学生生活や将来、研究室ついて考える良い機会となっただろうと思う。
「進学」 |
「就活」 |
「学生生活」 |
「社会人講座」 |
次にフリートークに入った。アイスブレイクとパネルディスカッションを経て、それぞれ新しい興味や問題意識が生まれたように感じた。そして、興味のある先輩やOBの方々に積極的に話し掛ける姿が多く見られた。笑顔の絶えない時間となったことは確かだろう。楽しい時間を過ごせたのなら嬉しい限りである。
最後に閉会式となった。先生を代表して木野先生、応化会を代表して河村会長と下井委員長からお言葉を賜った。各々に応用化学科の学生としての責任感と使命感が湧いてきただろうと思う。
最後に、早稲田大学校歌を歌って本会の幕は閉じた。
本会がきっかけとなり、"学生間の結びつき"が出来たことを切に願う。そして、本会で生まれた小さな結びつきが大きな絆となり、将来に役に立つ橋頭堡になると信じている。
今回の応用化学科学生交流会にご支援して下さった方々に御礼申し上げます。先生方を始め、応化会の方々、パネラーとしてお話をして下さった方々、応化委員、参加してくださった在校生、皆様のおかげで本会を開催することが出来ました。重ねて御礼申し上げます。誠に有難うございました。