縦割り交流合宿2015

12月12日,13日の二日間に渡り,応化委員と応化委員若手OBの方との交流を目的とした縦割り交流合宿が長野県にて行われました。

午前10時50分に西早稲田キャンパスを出発し,途中SAにて昼食をとり,午後3時,宿泊先である菅平高原に到着しました。

午後3時30分から2時間半,テーマとして“Critical Thinking”を掲げ,OB,修士生,学部生の縦割りでグループに分かれ,交流会を行いました。内容としては,ロジックツリーとSWOT(Strengths,Weaknesses,Opportunities,Threats)分析を行い,限られた時間で指定された問題について考察をし,解決策を考えた後,グループごとにPowerPointを用いて他の参加者への発表をしました。これらの活動を通して, 課題に対して自分の頭でしっかりと考え,積極的に議論(良い意味での批判)をし,解決策を考えていくことの難しさを感じるとともに,普段の勉強だけでない,問題解決能力という意味での賢さの重要性も実感する良い機会となりました。

縦割り合宿 ロジック2

交流会のあと,夕食とお風呂の時間を終え,午後9時からは懇親会を行いました。今までのようなグループワークとは打って変わって,談話形式で若手OBの方との交流を深めました。化学の話や仕事の話から,学校生活の話まで,様々なテーマでの談話に話が尽きることはありませんでした。

こうして夜を明かした翌朝,朝食を済ませた後,交流会の第2部として,昨日とは違った趣のグループワークを行いました。テーマとして”論理的思考力の養成”を掲げ,「童話のストーリーの続きを考える」,「2つの関係のない事柄にストーリーをつけ加えつなげる」という二つのグループワークを行いました。前日のグループワークよりも直感や発想力が重要であり,昨日の懇親会で若手OBの方や他学年の応化委員の方と,今までよりも打ち解けることができたからか,昨日のグループワークより,和気藹々と意見を出し合うことができました。

そして,午前10時30分に菅平高原を出発し,交流合宿2つ目のイベントであるりんご狩りへ向かいました。11時45分頃より,小諸市の松井農園にて,りんご狩りとりんごの試食をしました。普段はなかなかすることのないりんご狩りをしたり,普段見慣れないような銘柄のりんごを堪能したりと,非常に楽しくかつ若手OBの方や他学年の応化委員の方とも交流を深める良い機会になりました。その後は松井農園にてバーベキューを行いました。

縦割り合宿 りんご2

そして,松井農園を午後2時に出発して帰路につき,午後5時に高田馬場駅前にて解散しました。

今回の交流合宿では,普段の交流会とは一味違う経験をすることができ,また,交流会等で講演をしていただく若手OBの方や共に活動をする応化委員の普段とは異なる一面も垣間見ることができたため,非常に良い経験になると共に,グループワークを通して,問題解決能力,論理的思考力の養成という課題について考えるきっかけとなる有意義な機会となりました。

来年以降も交流合宿のような, 若手OBと応化委員との関係が深まる機会が続くと非常に良いと思いました。

最後に,今回の合宿に参加していただいた若手OBの方々,ありがとうございまいした。

縦割り合宿 全体2

 

文責 : 応用化学科1年 神守 広一郎 (2015/12/16)

第3回自主勉強会 2015

11月27日に、第3回自主勉強会を開催致しました。今回のテーマは院試についてで、早稲田大学を卒業されてから東京工業大学の大学院に進まれた現役大学院生の先輩と、来年から東京大学の大学院に進まれる先輩にご講演頂きました。 最初に、他大を受験することになったきっかけ、院試に向けて準備を始めた時期、情報の収集方法、早稲田大学と他大学の院試のシステムについてご講演頂きました。実際に院試を受けるにあたって先輩方が使用された参考書なども紹介して下さいました。

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また、講演後は先輩方を囲んでフリートークを行い、各々疑問に思ったこと、相談したいことを直接質問しお答え頂きました。院試のシステム、今のうちにやっておいた方が良いこと、将来の見据え方まで、院試についてまだよくわからない1,2年生にもわかりやすく教えて下さり、また本格的に進路を考え始めている3年生の受験科目や勉強時間などの様々な不安を親身になって聞いて下さいました。勉強のやり方や、自身の体験に基づいた的確なアドバイスもして頂き、漠然としていた早稲田大学と他大学の院試のイメージが明確になりました。

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お二人の先輩方が共通して仰っていたことは、他大の院試を受験することは一つの選択肢であり大学院に進むことを決断するにあたって、自分の人生の目標、ゴールから逆算し自らの意志で自分の進路を選ぶことが大切だということでした。 「人生でやり直しはできるが、人生そのもののやり直しはできない」 この格言をいただき、自分自身の夢や目標について、自分の進路について改めて深く考える有意義な時間となりました。

 

(文責:応用化学科 2年 住田 裕代)

縦割り交流会2015

IMG_6600応用化学科の学生(学部1年~修士2年)および応用化学科出身の若手OBOGの方々との間での交流の場を提供し,また応化会の活動の理解,今後の活動への参加動機付けを目的とし,2015年11月14日(土),63号館1Fロームスクエアにて「2015年度 縦割り交流会」が行われました.土曜日,また雨という悪天候にもかかわらず,学生81名,若手OBOG32名,計113名の方々に参加して頂き,過去最大規模での縦割り交流会となりました.交流会後には同場所にて懇親会も行いましたが,こちらにも103名の方々に参加していただき,活発な交流が行われました.

《当日のタイムテーブル》
15:00-15:05 学生代表挨拶
15:05-15:30 若手OBOG自己紹介
15:30-16:45 アイスブレイク&フリートーク×2
16:50-17:20 元素トランプを用いたゲーム
17:30-19:00 懇親会

【アイスブレイク&フリートーク】
20テーブルに分かれ,1テーブルあたり学生4~5名,若手OBOG1~2名にて行いました(途中テーブル移動有り).「ワード自己紹介」や「共通点探し」といったアイスブレイクゲームを行った後,それぞれ「悩み」,「社会人への質問」といったテーマにてグループごとにフリートークを行いました.アイスブレイク・フリートーク共に大変盛り上がり,特にフリートークでは学生・社会人の方々みなさんで活発な意見交換が行われました.

【ゲーム】
化学同人の「えれめんトランプ」という元素記号を用いたトランプを使用し行いました.まず元素記号にちなんだお題を出しペアを組んで頂き,先着5ペアに化学クイズを出す,といった形式で行いました.応用化学科の教授に関する問題や,普段使っている試薬や器具に関するクイズ等をみんなで楽しみながら,交流を深めました.

【懇親会】
立食形式の懇親会を行いました.応用化学科より,和田教授に参加していただき,開会のご挨拶をしていただきました.懇親会ではゲームの盛り上がりそのままに,フリートークで話し足りなかったことを話したり,砕けた話をしたりと,より交流を深めることができました.最後は次期代表の学部4年西田穂高くんに一本締めをしていただき,無事閉幕いたしました.

本交流会は,例年以上に大勢の参加者に来て頂き,とても盛況に終わることができました。今回の交流会を大成功に収められたのは、多方面から御支援頂いた三浦会長をはじめとする応用化学会の皆様,和田教授をはじめとする先生方,並びに出席していただいた若手OB・OGの皆様のご協力あってのことと思います。関係者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

文責:逢坂・門間研究室 修士1年 野口貴之

理工展2015

理工展看板
11月7, 8日に西早稲田キャンパスにおいて理工展が行われました。
応用化学科学生委員会では例年同様、実験、屋台、展示の3部門を行いました。

 

実験班

実験

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実験班では
・試験管に雪を降らせる&華麗なる過冷却
・電池がないのに、オルゴールが鳴る!?
・振動反応~勝手に色が変わる!?~
・スノードームを作ろう〜光る人工イクラ〜
の4種類の実験を行いました。

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過冷却を利用した雪を降らせる実験では、結晶の発生におおきな歓声をいただきました。
オルゴールを鳴らす実験では、大学3年生の授業で扱うポリアニリンという導電性高分子を使い、本格的な実験を演示しました。
振動反応では、フラスコの中の液体の色がめくるめく変わりゆく姿で、来場していただいた方の目を釘付けにしていました。
人工イクラの実験では、実際に自分の手で人工イクラを作りビンに詰めて持ち帰ることができ、多くの子どもたちに楽しんでいただきました。
どの実験も原理が深く本格的なものでしたが、来場していただいた方々はとても熱心に実験を見てくださりました。私たちもお客様からの原理等の質問に対し一緒に考えを巡らせ、理解を深めることができました。また、子どもたちには理科に興味を持ってもらえるように、紙芝居などを使って楽しく分かりやすく実験をするよう心がけました。

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屋台班

屋台

 

屋台では、昨年好評だった揚げバナナを今年も提供しました。

今年は揚げバナナに加え、ラスクもセットにして提供しました。学生は宣伝、会計、調理担当に分かれ、屋台の運営を行いました。味はチョコ、メープル、黒糖、シナモンを用意しました。どの味も揚げバナナのトロッと温かくて甘い味にとても合っていました。

理工展は両日ともに悪天候で、売れ行きが心配されましたが、400個以上売れ、売り切れとなるほど大好評でした。とくに家族連れの方に買っていただきました。
多くの方々に食べていただき、美味しいというお言葉を聴くことができて達成感にあふれています。揚げバナナを食べていただきありがとうございました。

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展示班

展示班では、例年の応化委員の作成の動画、教科書展示に加え、理工展の主な客層である小学生、中学生にターゲットとした、小学校から大学に至るまでの化学との関わり表現したピタゴラスイッチを作成しました。
製作過程で様々な問題が起きてしまい、非常に難航しましたが、理工展1日目は元気に稼働してくれました (2日目は残念ながら耐久性の関係で耐えられませんでした…) 。ピタゴラスイッチに多くの子供達が興味を持ってくださり、作成したかいがありました。
また、受験を考えている高校生、またその保護者の方々にも多くご来場いただき、学生生活、受験の話など、多くの質問をいただきました。現役大学生からの生の声を届けることができました。
今年は例年にないほど多くの方々にご来場いただきました。
様々な感想をいただき、私たちも非常に勉強させていただいた2日間でした。

展示

 

今年の理工展では、応化委員の部門に、進路に悩む中高生、好奇心旺盛な小学生、保護者の方々、卒業生の方、興味があって来てくださった方、様々な方々が来てくださり、とても感謝しております。去年以上の良い理工展になったのではないか思っております。
今年の反省点を生かし、来年以降も今年以上に良い理工展の出し物を提供できるように、応化委員一同、努力してまいります。

(文責:応用化学科 3年 亀田光貴、中里美穂、2年 柏木沙稀、1年 濱村咲妃)

夏合宿2015

応化委員の夏の大イベント。それが夏合宿です。3年生には感謝の意を、1年生には歓迎の意を込めて、2年生が主体となって初めて行うイベントでもあります。日程は9月19日から20日までの二日間。宿舎は新潟県津南町にあるマウンテンパーク津南。自然がとても綺麗な所でした。

 

スケジュール

1日目

9:00 高田馬場ロータリー集合

9:30 出発

14:00 宿到着

15:00 運動会開始

18:00 BBQ(夕食)開始

22:00 懇親会開始

 

2日目

8:00 起床

10:00 チェックアウト

11:15 そば・あんぼ作り開始

13:00 越後湯沢観光

15:00 出発

19:00 高田馬場到着

 

螟丞粋螳ソ・\86991日目のメインイベントは運動会です。運動会では班対抗で4つのゲームを行い、点数を競いました。目玉競技の応化障害物競争では、装置図の作成やカルピスの調製といった応化ならではの障害物で白熱した試合を繰り広げました。

 

運動会後は夕食のBBQで、現地の美味しい食事を楽しみました。その後は1日目最後のイベント、懇親会。ここでは、班対抗のゲームで盛り上がるなど、1〜3年の親交が深まりました。

 

2日目のメインイベントはそば・あんぼ作り。初めて作ったという人が多く、苦戦している人や知られざる才能が開花した人もいました。作った後はもちろん実食です。とても盛り上がり、合宿最後のイベントとして大成功でした。

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今回の合宿を通して応化委員の絆はさらに深まったと思います。この絆で理工展も乗り越えていきたいと思います。最後に、2日間お世話になったマウンテンパーク津南の方々、合宿に来てくれた応化委員の方々、そして初の2年主体のイベントで精一杯頑張ってくれた合宿班の方々に、この場を持って感謝を申し上げます

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(文責:応用化学科 2年 遠山良)

三菱化学 会社見学

早稲田大学理工学部応用化学科並びに応化委員OBで,現在,三菱化学株式会社で活躍されている劉雲龍さんのご厚意により,8月4日,応化委員の1年生・2年生28名で,大手町にある三菱化学株式会社の本社で会社見学をさせていただきました。
見学では,会社についてのDVDの視聴後,社内ショールーム「KAITEKI SQUARE」にて,三菱ケミカルホールディングスグループ6社(以下株式会社,三菱化学,田辺三菱製薬,三菱樹脂,三菱レイヨン,生命科学インスティテュート,太陽日酸)が開発した化学製品の常設展示,特別展示,並びにコンセプトゾーンの案内・説明をしていただきました。
化学を専門的に学び始めて間もない1年生にとって難しい内容もありましたが,身近な材料が最新の化学技術,驚きの化学技術の塊であることを肌で実感し,今は,将来世の中の役に立ち,また環境にも配慮した素材や道具を開発していくための土台となる勉強をしているのだなという自覚にもつながり,大変有意義な時間となりました。
このような貴重な機会を作っていただいた劉さん,そして,お忙しい中,多くの学生の見学を受け入れてくださり,また当日分かり易く,スムーズに案内・説明をしていただいた三菱ケミカルホールディングスグループの社員の皆様に,この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

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文責 : 応用化学科1年 神守 広一郎 (2015/8/8)

オープンキャンパス2015

8月1日、2日の2日間にわたり、オープンキャンパスが行われました。

 

◆展示

時間割や学生の生の声をまとめたポスターや教科書、各研究室のポスターを展示させていただきました。また、分子模型のキットを用いて中高生に化学の世界に簡単ですが触れてもらいました。高校生たちは、研究室のポスターを興味深く見て、私たちに学生生活や将来についての様々な質問をしてくれました。

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◆実験

・吸水性ポリマー:おむつから取り出した吸水性ポリマーを用い、水の吸収過程及び塩をふりかけることでの脱水過程を見てもらいました。

・粘土鉱物:無機物が形成するゲル状物質の変化を体験してもらいました。ペットボトルに粘土鉱物を入れて、来場者に振ってもらうことで状態の変化を実感してもらいました。

・ラップの匂いの透過性:ラップには原材料によって種類があり、それによって匂いの透過性が異なることをニンニク入りのコップを用いて体験してもらいました。高校生だけでなく、同伴でいらっしゃっていたお母様方からも驚きの声が上がっていました。応用化学が非常に身近なところに関わっていることを感じていただけたと思います。

・ミョウバンの結晶:平沢先生にお願いをし、作成していただいたミョウバンの結晶を展示させていただきました。化学部に入っているという高校生でも驚いてルーペを使って興味深そうに見入っていました。また、平沢先生も空いた時間で来てくださり、実際に高校生と色々とお話をされていました。

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◆映像

昨年に続き、流行っているCMを応用化学科風にアレンジした物などを応用化学科の紹介として流しました。

 

我々応用化学科学生委員は2ヶ月ほどかけて、話し合いを重ねて応用化学科のブースをよりよくするため準備をしてまいりました。今年は昨年よりも場所の条件が悪く、来場者が少なくなることが見込まれていましたが、パンフレットが2日目の早い段階で準備分がなくなってしまいましたし、来場者の方々もパンフレットを貰っていくだけの方はほとんどおらず、かなりの時間をブースの中で過ごして頂けたようでした。これは、応用化学科の先生方のご協力のもと集めることができた各研究室のポスターや分子模型などが来場者の興味を引くことに一役を買ってくれた物だと思います。お忙しい中私たち学生に様々なアドバイスをくださった、小堀先生、細川先生、門間先生、また、分子模型キットを貸してくださった下嶋先生をはじめとした応用化学科の先生方に応用化学科学生委員より深く感謝申し上げます。今後も応用化学科学生委員は応用化学科ブースにさらに多くの方々に来場していただけるよう努力をしていきます。

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文責: 応用化学科3年 亀田光貴 (2015/08/18)

20150710_第2回自主勉強会

7月10日に53-201室にて、18:15からおよそ1時間を使って1,2年生を対象とした自主勉強会が行われました。第二回となった今回は、二人の院生の方に学部生時代の過ごし方についてアドバイスをいただきました。 前半は、院生にプレゼンテーション形式で話していただきました。まずは、勉強やサークル活動、アルバイトの多方面に渡って両立された経験をもとに、研究室配属や院推薦のシステム、そこから言える高いGPAを保つことの重要性や勉強方法のヒントなどを話していただきました。また、成績を保ちながら海外への旅行を多数経験された先輩からは、海外旅行のすすめやバックパッキングの面白さなどを教えていただきました。
(写真はクリックで拡大表示されます)

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20150710自主勉強会 (2)

後半は、2グループに分かれて学部生と院生の間でフランクに話をしてもらう時間を設けました。学部生から投げかけられた多くの質問に対して、院生のお二方には丁寧にご回答いただき、大いに盛り上がりました。

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参加した学生からは、「研究室配属や院へ進学することへの意識が高まった。」、「各研究室がどのようなことをしているのか調べようと思った。」、「勉強、バイトに加え、大学生にしかできないことをやりたいと思った。」などといった感想があがりました。1,2年生にとって、学生生活のモチベーションを上げる、大きなきっかけになったと思います。学部生のために時間を割いて、貴重なお話をしてくださった院生の方々、および、このような場を設けて下さった、交流委員の方々に感謝しております。今後もこのような学生委員と交流委員の交流を増やしていきたいと思います。

文責: 応用化学科3年 中里美穂 (2015/08/15)

第1回若手会員定期交流会

6月20日に若手会員定期交流会がありました。

この会は,二部構成で行い,第一部は応用化学科のB1,B2を,第二部はM2まで全員を対象に開催しました。(Bは bachelorの略で学部を,Mはmasterの略で修士を表します,B1なら学部1年,M2なら修士2年)

第一部では若手OBの劉雲龍さんに講演を行っていただき,その後,自分の将来についてプランニングし,それを実際に紙に書き残すという作業を行いました。このときに書いた紙は封筒に入れまとめて保管し,一年後,B1がB2に, B2がB3になったときに開封します。自分がこの計画通りに生活できているか,また将来の目標に向け歩を着実に進めて行けているか,一年後確認し,再び自分を見つめ直します。
第二部では,若手OBの方で,大学に勤めている方,企業に勤めている方,両サイドから講演をしていただきました。この目的は,「アカデミック」な研究,「企業」の研究,双方の違いや共通点を知るためです。応化として「学生生活」や「化学」,「研究」のことはもちろん,今求められる人物像や実際の勤務先での出来事といった「社会」のことについてもお話していただきました。

 

◇藤谷拓嗣先生 (早稲田大学先進理工学部生命医科学科 助手)

藤谷先生

「応化に求める人材像〜今の立場だからこそ思う伝えたいこと〜」をテーマに,自分が研究の道に進むまで,また現在行っている新たな微生物の培養の研究について,そして今の学生に伝えたい学生時代の過ごし方についてお話ししていただきました。アカデミックの立場として,「アカデミックな研究というのは世界初の研究であるため,結果が出ず諦めたくなる時もある。しかし,そうであるからこそ,新たな発見や成功をすれば誰でも認めてくれる。それがアカデミックな研究の魅力である。」というお言葉もいただきました。

 

 

 

◇清川大地さん (伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社)

清川さん

応化のOBの方ですが,商社に入社されたため,理系では馴染みの薄い商社がどのような会社なのか,そして何故商社に入社したいと考えたかについてお話ししていただきました。学生のうちは,色々なことについて悩み,考えること,これに時間を費やすべきで,自分は考え抜いた結果,商社へ入社したいと思うようになったとお話ししていただきました。
「誘われたら行く」,「人の話を聞く」,「積極的に自分の足を運ぶ」,この3つが学生(今)のうちにすべきことだというお言葉をいただきました。

 

 

 

◇山岸弘大さん (早稲田大学先進理工学部応用化学科 修士2年)

山岸さん

学生代表としてお話ししていただきました。大学のうちにすべきことである「考える」とは何か,交流会に参加した学生全員で考えるところから出発し,「感じる」ことが「考える」きっかけとなり,また「感じる」ことも「考える」ことも「思いを馳せる」ことであり,そして「思いを馳せる」とは「コミュニケーション」をとることであるというお話をしていただきました。また,思いを馳せられる人が,「なんか良いな」と思われるような人になり,今の応化の学生はそのよう人達になって欲しい,というお言葉もいただきました。

 

 

 

 

この交流会は,若手OBの方の貴重な生の声を聞くことができ,1年生でまだ学生生活の照準が定まりきらない自分にとって,大きく意識が変わるものでした。照準が定まりきらないのなら,定まるまで徹底的に悩み,考え,そして行き止まりそうな時こそもう一歩進んで行くことが大事なのだなと,前向きそして積極的に物事を考えるきっかけとなりました。
このような交流会に積極的に参加することは,化学を通じた,様々な視点からの講演を聞くことができ,自分の考え方や意識が刺激され,常に自分を高めて行くための非常に有意義な機会になると思いました。この交流会に携わっていただいた若手OBの方々にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

文責 : 応用化学科1年 神守 広一郎 (2015/9/29)

2015新入生オリエンテーション

集合写真

本年度、160名弱の新入生を迎えた早稲田大学先進理工学部応用化学科。恒例の新入生オリエンテーションが5/23、5/24に行われた。例年と異なり午後出発となったため、スケジュールを変更して行われた。新たな環境へと大きな一歩を踏み出した新入生に対し、先生方や先輩学生との交流を通じて学生生活の指針を与えるとともに、今後切磋琢磨しあう仲間との親睦を深めてもらうことがこのオリエンテーションの目的である。

我々応用化学科学生委員は一年生担当の門間先生、細川先生、小堀先生のご指導の下、新入生にとって良いオリエンテーションとなるよう、準備を進めてきた。今年の新入生オリエンテーションを振り返らせていただく。

 

スケジュール

第1日目 5月23日(土) 第2日目 5月24日(日)
12:45 西早稲田キャンパス集合 06:30  起床
12:45 応用化学科ガイダンス 07:30 朝食
13:45 西早稲田キャンパス出発 09:15 ミニ講演会
17:00 セミナーハウス到着 10:45 運動会
17:30 夕食・お風呂 14:45 セミナーハウス出発
19:30 GM1 18:00 西早稲田キャンパス到着
20:20 GM2
21:15 先輩との懇談会
23:00 就寝

 

第1日目

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オリエンテーション初日、新入生が西早稲田キャンパスに集合し、先生方による応用化学科のガイダンスが行われた。応用化学科の概要やカリキュラム、進学、就職等についてご説明いただき、応用化学科について深く知る良い機会となった。ガイダンス後、軽井沢に向けて出発した。セミナーハウス到着後、晴天の下、先生方と新入生全員の集合写真を撮影した。

その後、夕食、お風呂を済ませ、少人数に分かれて先生方のお話を伺うグループミーティング(GM)を行った。GMでは、先生方の研究内容や学生生活へのアドバイスなど、貴重なお話をしていただき、新入生には緊張しながらも、質問をするなど積極的な姿勢が見受けられた。新入生にとって、大変有意義な時間となったのではないか。

GMの後には、先輩学生との懇談会が行われた。年齢が近いこともあってか、新入生はリラックスした様子で、話の弾む和やかな時間となったようだ。

 

 

第2日目

2日目は、朝食後にミニ講演会が行われ、各先生方の研究内容などをお話していただいた。様々な分野のお話を聞くことができ、新入生は真剣な様子で耳を傾けていた。

講演会の後は、晴天の下で運動会を実施した。第一競技は「二人三脚」。アンカーは騎馬を組んで走るといったユニークなルールで、新入生は掛け声をかけながら、競技を楽しんでいた。続く第二競技は「大縄跳び」を行った。チーム全員で一斉に跳ぶため、まさに団結力の問われる競技であった。練習時から、並び方や縄の長さなどを調節しながら工夫をこらしていた。

第二競技終了に合わせて、おぎのやの「峠の釜めし」が届き、芝生の上で昼食をとった。友人と、あるいはチームメイトや先輩と笑顔で話す姿からは、新入生が楽しんでくれていることが伺えた。

最後に行った第三競技は「綱引き」。全員で掛け声をかけるなど、チームが一致団結して臨んでいる様子が見られ、勝敗にかかわらずとても盛り上がった。また、優勝チームは先生方とのスペシャルマッチに挑戦し、熱い戦いが繰り広げられた。運動会終了後、トップ3とワーストチームには景品が授与された。

その後、バスにて予定通り西早稲田キャンパスに到着し、解散した。

運動会

今回のオリエンテーションでは、GMや懇談会、スポーツ大会などを通して、沢山の人々と関わり合うこと、協力しあうことが出来たのではないだろうか。今後の大学生活においても今回の経験を活かしてほしいと思っている。また、オリエンテーションで伺った先生方の沢山のお話を、心に留めて大学生活を過ごしてほしい。

本年度のオリエンテーションは、例年から時期やスケジュールが変更となったが、大きな混乱もなく、新入生には充実した時間を提供できたように思う。担任の先生方をはじめとする諸先生方、助教、助手の皆さまのお力添えなしには、今回の成功はなかったと確信している。その他、セミナーハウスの職員の皆様、生協の皆様も含め、関係者の皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。

文責:応用化学科3年 春原晴香、中里美穂 (2015/6/12)