2021年度理工展出展報告

11月6, 7日の土日に渡って理工展が開催され、応化委員として展示や演示実験を行いました。早稲田大学の入学を考えている中高生はもちろん、小さなお子様や在校生の保護者様の方々など、たくさんの来場者にお越しいただきました。

 

今回2021年11月6(土), 7(日)日に行われた理工展では、2年ぶりに対面企画を実施できることとなり、展示班と実験班に分かれて活動を行いました。

 

展示班

展示班では、1~4年生の時間割や研究室の掲示、教科書、実験指導書・実験レポート、元素記号パネルの展示、応用化学科の紹介動画に加えて、簡単な演示実験2種類を行いました。

コロナウイルス蔓延防止対策として、一度に教室に入れる人数を25人に限定し、入り口にアルコールを設置して消毒のお願いを行いました。

教室内では、授業の様子や行事、また応用化学科特有の組織でもある「応用化学会学生委員会」の活動などをスクリーンに映しました(紹介動画のリンクhttps://youtu.be/PX8k0J6RVyg)。演示実験では、水中にシャボン玉をつくる実験、吸水性ポリマーによる吸水に伴った体積膨張を観察する実験を行い、中高生、大学生、お子様や保護者様など2日間で700人を超える多くの方々にお越しいただきました。

学生への質問としては、来場者様から受験の様子(一般・指定校など)、研究室決定の時期や決定方法、授業内容、サークルやアルバイトとの両立についてなどがあり、対応した学生はそれぞれ自分の知見で答えていました。

理工展1 理工展1-2

実験班

実験班では「ケミカルライト」、「芳香剤を作ろう!」、「色付きクリスタルガラス」、「人工いくらでスノードームを作ろう!」の計4つの実験を用意しました。「ケミカルライト」と「クリスタルガラス」は演示実験を見てもらい、「芳香剤」と「人工いくら」は参加された方が自分の手で作製し、化学を実際に体験していただきました。4つの実験を、「ケミカルライト」&「芳香剤」、「クリスタルガラス」&「人口いくら」の2グループに編成し、また感染対策として時間別に整理券を配布するとともに、入り口にアルコール消毒を設置しました。

各々の実験班では、学生がフリップやホワイトボードを用いて実験の原理と概要を説明しながら実験を行いました。「芳香剤を作ろう!」、「色付きクリスタルガラス」、「人工いくらでスノードームを作ろう!」では実験で作製したものを密閉容器に入れ、安全対策をしたうえで持ち帰っていただきました。学校の授業では難しい実験が多くありましたが、お子様を中心とした多くの方々に楽しんでいただけたと思います。

理工展2理工展2-2

昨年は対面開催が出来なかったため、今回の理工展では変更点が多く、学生だけでなくOB・OGさんをはじめとして沢山の方々のご協力があって理工展を終えることが出来ました。ご協力してくださった皆様に感謝申し上げます。私自身は実験班として参加しましたが、子供たちが眼を輝かせながら実験をしていたり、アンケートに「(作ったものを)たからものにする!」と書いてあったりと対面で出来てよかったと感じました。感染対策で今回は人数制限を行いましたが、来年以降はそのような制限なく理工展を開催出来ることを期待します。

 

文責 B2 中村勇渡