第7回学生企画フォーラム

12月4日(土)にオンラインにて第7回学生企画フォーラムが開催されました。本会は学生が学生のために企画・運営を行うフォーラムです。本年度は富士フイルム株式会社の絶大なるご協力のもと3名の社員様にご講演いただきました。

フォーラム1 (2)

フォーラム2 (2)

西尾学生委員長、梅沢基盤委員長よりご挨拶いただき、開会しました。

はじめに澤田様、赤木様よりご講演いただきました。澤田様より富士フイルム株式会社の概要や富士フイルムで重ねられた経験 (STORY) をご説明いただきました。続いて赤木様より新入社員の生活など実体験によるお話をいただきました。フイルム事業で培われた技術を様々な製品へと転換し、第二の創業へと繋げられたお話など富士フイルムの持つ高い技術力を感じることができました。また、詳しく新入社員の生活をお聞きすることができ将来の自分の姿を想像することができたと思います。

引き続いて村上様よりご自身の業務内容の変遷より富士フイルムの多岐にわたる業務領域の紹介と共に仕事に関する考え方をお話いただきました。医薬品に関わる部門では新薬の探索から製剤化まで幅広く携われたことを知ることができました。そのご経験から会社に入ってからも学び続けるが必要であるとお伝えいただきました。質疑応答からは、新たな分野へと飛び込むときのモチベーションや研究者目線でのDXやMI (Materials Informatics)についてなど将来に向けてのお話もされていました。

ご講演終了後は応化会としては初めて「Ovice」というツールを用いて懇親会を行いました。こちらのツールでは自身のアイコンを移動させることで、よりリアルに近い形で会話ができます。富士フイルムの社員様には引き続きご参加いただき、オンライン上ではありますが密な交流ができたかと思います。 

フォーラム3

フォーラム4

最後となりますがご参加いただきました学生やOB,OGの皆様、お忙しい中ご協力いただきました富士フイルム株式会社様誠にありがとうございました。

 文責 B4 岡 順也

2021年度企業が求める人材像~ストラテジー時代に求められる様々なリーダーシップの視点~

11/20に企業が求める人材像を行いました。久しぶりの対面企画ということもあり、総勢43名に参加していただきました。本年度は若手部会との交流会という形で「リーダーシップ」に関して楽しみながら学ぶことができました。

会のはじめに劉 雲龍さん(新56、酒井・小堀研。三菱ケミカル株式会社、早稲田大学大学院商学研究科・博士後期課程商学専攻)よりリーダーシップ論についてのご説明がありました。リーダーシップと聞くと、限られた人のみが持つ能力のように聞こえるかもしれません。しかし、本会におけるリーダーシップとは周囲との「関係性」であり、誰しもが実践できるスキルです。そのほかリーダーシップ論の変遷や早稲田大学の卒業生 (ユニクロ・柳井さんなど)の考えなどをご紹介いただきました。

講演後グループワークに移りました。参加者は事前に行われた自己分析により以下のカテゴリーに分類されました。各グループに分かれ、『早稲田応用化学会』というテーマについて議論しました。

コントローラー型:常に自分が判断する立場にいたいと望み、自分をコントロールする人に意識的、無意識的にかかわらず反発します。

プロモーター型:他者に影響することを大切にしています。

サポーター型:人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。

アナライザー型:自分の行っていることが「正しい」と実感できるとき、彼ら の行動は促進されます

各グループでの議論の際にはそれぞれに以下の役割を分担し、それぞれのリーダーシップを体験できるようにしました。また議論した内容はスライドにまとめ、各グループからの発表および、質疑応答を行いました。

リーダーシップスタイル:

先駆者スタイル:チームの成果を高めるために、他の人に取ってほしい行動をまず自分が取る、また、まわりから批判されそうなアイディアでも提案してみる

司会者スタイル:チームメンバーに話しを振ることでチームメンバーのアイディアを引き出し、話してもらうことでメンバーの 魅力を引き出す

航海士スタイル:チームの議論の方向性を決め、議論が脱線した場合に話しを戻す

補強者スタイル:チームが必要とする支援を行い、地味ではあっても重要なサポート役を担う

応援者スタイル:チームメンバーを精神的に支援、そのたゆまぬ努力を積極的に応援する

提案者スタイル:議論に必要と思えるアイディアを積極的に出し、成果に近づくように様々な視点から提案を行う

参加者からは「環境問題について」の講義や、「将来設計」また「就職活動に向けた講義」など多角的な視点からの提案が成されました。これも各参加者がそれぞれのリーダーシップを発揮しながら行った結果だと思います。

企業1

企業2

会のまとめとして再び劉さんより早稲田と東工大におけるディプロマポリシーの紹介および実行軸・思考軸を基調とした将来設計(未来地図)を作っていったらどうかとの提案がありました。また今回はSTEP1の目標設定であり、今後STEP2として自己認識などより理解を深めていきたいというお話がありました。その後学生代表の感想及び橋本副会長よりご講評をいただき、本会は盛会のうちに終了いたしました。

最後になりましたが、本会にご参加いただいた皆様、また準備にご尽力くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度以降も引き続き、魅力ある会が開けるように努力いたします。

企業3

文責: B4 岡順也