第30回交流会講演会

2016924日(土)、第30回交流会講演会が開催されました。今回は、株式会社キャステム代表取締役社長の戸田拓夫氏に「突破力」をテーマにご講演いただきました。

講演の後には、学生5名を交えてパネルディスカッションが行われました。本記事では、本講演会に参加した学生へのアンケートからの意見や、パネリストの方にインタビューした内容を掲載し、記事に代えさせていただきます。

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<講演で印象に残った内容>

紙飛行機でギネス記録を取ろうと思われたきっかけのお話は非常におもしろかったという声が多く上がりました。会社内の空気のたるみを、社長である戸田さん自らが修復しようとアクションを起こしたその発想力に驚いたという学生もいました。また、高くても売れるという自社製品への誇り、どんな状況でもあきらめずなんとか糸口を見つけようと努力し成功に導く戸田社長の生き様に衝撃を受けたという声もありました。

 

<パネリストとして参加してみて>

本講演会に、パネリストとして参加してくださった野口詩織さん(M1)、田中徳裕さん(B4)のお二人に、パネルディスカッションの感想を聞いてみました。

(野口さん)

講演では、戸田社長のこれまでの人生についてお話いただいたが、パネルディスカッションでは、プライベートな内容や普段お考えになっていることを聞くことができ、普通には思い至らない考え方や発想に驚かされると同時に、普段直接経営者の方とお話しする機会はないが、パネリストとして参加したことで貴重な体験をすることができ非常に有意義な時間となった。「先駆者がだめだと言っていたことはやってみる」という逆転の発想や、「売り手の会社の歴史を調べることは大切だ」という言葉が身に沁み、今後の人生に生かしていきたい。

 

(田中さん)

 パネルディスカッションに参加するという緊張感もあり、いつもよりも講演に集中することができた。また、講演を聞いて疑問に感じたことや考えたことを自分の言葉で直接戸田社長に聞くことができ、より身になる答えを得ることができた。パネリストとして参加することができよかった。「どんなことでもいいからその分野で1番になることは大切で、その分野で1番になることで他の分野で1番の人と対等に話をすることができ、その人のノウハウも得ることができる。」というお言葉で、今までは1番でなくてもある程度長けていれば満足していたが、一番になるべき理由に深く納得した。

 

本講演会では、決して他では聞くことのできない戸田社長のご経験や、経営者としてのあるべき姿をお話いただき、多くの学生にとって自分を見つめなおす貴重な機会であったと思います。また、パネルディスカッションを通して戸田社長のお話を自分事として受け止め、自分の意見を臆することなく発信できる時間になりました。本講演会でご講演くださった戸田社長および関係者の皆さまに感謝するとともに、今後もこのような実のある講演会が開催されることを楽しみにしています。

 

インタビューに答えてくださったパネリストの野口詩織さん、田中徳裕さん、ご協力ありがとうございました。    (文責 応用化学科3 住田 裕代)

※写真は応化会HPからお借りしました。提供して下さった橋本様ありがとうございました。