第2回自主勉強会

11月10日、第二回自主勉強会が開かれました。今年度二回目となった今回の自主勉強会のテーマは「〜後悔のない大学生活を送るために〜」でした。応化の学部4年の3名の先輩をお呼びしてお話をしていただきました。

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前半ではテーマについて、先輩方にプレゼンをしていただきました。成績を維持するにはどうしたら良いか、勉強とサークルやバイトとの両立はどうしたら良いのか、研究室での生活はどのような感じなのか、など学生なら誰もが気になるテーマについて詳しくお話を伺うことができました。

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成績については、1年での成績が単位の割合が高く重要なので頑張っておくべきだというお話をしていただきました。また、遊びについて、大学生活は長いようで短く、遊べる時に遊んでおくべきという一方で、課題はきちんとこなさなくてはいけない。課題を行う時間を決めるなどして自分自身へのルールを決め、メリハリをつけたら良いというアドバイスをいただきました。研究室については、研究内容だけでなく、実際の先輩方の日々のスケジュールや、研究室の雰囲気も紹介していただきました。研究室によってコアタイムや、研究進度の発表の頻度も違うようです。特に、研究室に配属された後の生活についてはなかなか知ることができないので良い機会だったと思います。一年生はまだ研究室について知らないことも多く、研究室での生活の忙しさに驚いている様子でした。

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  会の後半には自由に質問が出来るフリートークの時間が設けられました。3つのグループに分かれて、先輩方に各グループで質問させていただきました。研究室配属についてのことや、研究室の選び方などの質問に丁寧に応じてくださいました。

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  歳の近い先輩との交流であったからか、会は終始和やかな雰囲気で進み、終了の時刻になってもまだ皆話し足りない様子でした。90分という短い時間ではありましたが、先輩方の生の体験談を聞くことのできる貴重な会でした。これから、後悔のない学生生活を送ることのできるように、伺った話を生かしていきたいと思います。この第二回自主勉強会を企画してくださった渉外班の方々、お話をしてくださった学部4年の先輩方、ありがとうございました。

文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/11/23)

2017企業が求める人材像

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11月18日、「企業が求める人材像」というフォーラムが開かれました。この企画は、学生とOBがフラットな関係で議論を交わし、これから社会に出る今の学生に求められる力は何か、より活躍するにはどうしたら良いかを考える会でした。今回は専門家を招かず、参加者全員がパネリストであるという形を取ることでフランクに議論が進められました。

前半では、AIの技術が発展するパラダイムシフトの時代で、人間の仕事がどう変化していくのか、私たちはどう対応したら良いのかについて、和田先生の講義をお聞きし、OBと学生で議論をするという形で進められました。AlphaGoや、AIスピーカーなど、現在AI技術の進歩は凄まじく、いずれAIに取って代わられてしまうかもしれない職業が多くあります。化学の分野でもAIの利用が模索されています。人間にしかできない仕事があるとはいえ、私たちもAIがもたらす影響について考えてみる必要があります。明確な答えがある問題ではありませんが、将来について考える良い機会となりました。特にコンピューターが使われ始めた時代を生き抜いてこられたOBの方々の意見は、とても参考になりました。

後半では、グループに分かれて、企業に求められる能力について考えました。まず学生、OBで分かれて3,4人のグループとなり、学生は20代後半の会社員になった時に欲しい能力を挙げ、OBの方々には若手の社員に求める能力を挙げていただきました。その後、OBと学生で意見を交換し、最終的なグループの意見としてまとめました。コミュニケーション能力や専門性、独創性などが挙げられる中で、与えられた仕事をしっかりこなす力や礼儀が重要だと考えている方もいました。最後に各グループに意見を発表してもらいました。どのグループでもコミュニケーション能力や積極性は挙げられていましたが、どの能力を一番重視するかはグループによって違っていて非常に興味深く感じました。

現在、社会にどのような能力が求められているのかを考えることは未来を担う若手にとってとても重要なことだと思います。今回そのような機会をいただけたことに深く感謝し、これからもこのような機会があればぜひ参加したいと思います。最後に企画してくださった和田先生並びに委員の皆様、誠にありがとうございました。

 
文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/17)

第3回 自主勉強会2017

12月13日の18時15分より、第3回自主勉強会を開催いたしました。今回のテーマは「進路・院試」です。就活や院試を終えたばかりの学部4年生の先輩方3名をお招きし、自身の就活体験、院試体験とその経緯についてお話をしてくださいました。今回来ていただいた先輩方は、来年度から社会人になる先輩、来年度から東京大学の大学院に進学される先輩、来年度から早大の大学院(応用化学専攻)に進学される先輩の3名です。

 

まず、先輩方からプレゼンテーション形式で略歴、進路を決めたきっかけ、院試を受けられた先輩方からは使用した教材、勉強方法などをお話してくださりました。

 

来年度から社会人になられる先輩からは、学部で就職する人がほとんどいない中であえてその道を選んだ理由、卒業研究をしながら就職活動をすることの大変さを教えていただきました。就職活動のために休んだ日のぶんの埋め合わせを別日に設ける必要があり、1週間で休みの日がないような日々もあったようです。

 

来年度から東京大学の大学院に進学する先輩からは、院試を受験するまでの流れ、院試の受験科目や教材などをお話していただきました。早稲田の応化で深く学習しない量子化学が院試で出題されることもあるというお話は、参加者にとって初耳だったようです。

 

最後に、来年度から早稲田の大学院に進学する先輩からは、研究室生活を修士まで続けることに決めた経緯、早稲田の院試の受験科目、大学院の推薦条件などを紹介していただきました。

 

プレゼンテーションの後、参加者が10~12人のグループ3つに分かれ、フリートーク形式で自由に質問をしたり、より具体的なお話をお伺いしたりしました。どの先輩方も、「早めに行動することが重要である」とおっしゃっており、早めの準備が選択肢を広げることも教えていただきました。3年生だけでなく、1・2年生も多く参加しており、将来をより具体的に考えることができたのではないかと思います。お忙しい中、貴重なお話をしてくださった4年生の方々、ありがとうございました。

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     文責:応用化学科2年 疋野 拓也 (2017/12/31)

第3回学生企画フォーラム

12月9日土曜日に第3回学生企画フォーラムが開かれました。学生企画フォーラムは、学生委員が主体となって企業の方々の協力を仰ぎ講演会を開くというイベントです。応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を身近な企業から学ぶことをコンセプトとし、2015年から開かれています。第1回のサントリー様、第2回の資生堂様に続く第3回となった今回はブリヂストン様にご協力頂き、講演会が開かれました。

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始めにブリヂストンの人材開発部の西森結実様より企業の概要についてお話して頂きました。ブリヂストンはタイヤのシェアが世界一で、現在世界各地に拠点を持っています。それに加え、化工品事業も行なっているため多彩な業界との関わりがあり、応用化学とは関連の深い会社であります。続いて早稲田のOBOGでもある佐治俊介様、大友真由美様にご講演頂きました。

 

佐治俊介様 「早稲田から世界へ 〜外国の人と働くって?〜」

佐治様は高分子化学に興味をお持ちで早稲田の応用化学科に進学、のちに高分子化学の西出研究室を出られ、ブリヂストンに入社されました。ブリヂストンではゴム材料の研究をなさっています。入社当時から海外で働きたいという思いがあり、実際に海外事業所に2年間派遣されました。海外で仕事をするにあたって英語研修や異文化研修を受けられたそうですが、海外と日本の仕事のやり方の違いには驚かれたそうです。言葉や文化の違いを乗り越えるために、自分の意見を図や表を使ってわかりやすく説明することだけでなく、コミュニケーションの仕方を相手に合わせることが必要だったと語ってくださいました。最後に学生へのメッセージとして、自分の枠を決めないこと、本当にやりたいことを仕事にするべきだということ、今を本気で楽しむべきだということ、という三つのアドバイスを頂きました。

 

大友真由美様 「働きやすい会社って、どんな会社? 〜ブリヂストンで働く“ワセジョ“として」

大友様は早稲田の化学・生命化学科を修了し、ブリヂストンに入社され、現在は航空機タイヤの材料設計をされているそうです。会社で行う研究開発について、性能を求めるだけでなく工場で生産できる形にしなければいけないことが難しいとおっしゃっていました。問題について対処法を考える前に、現象をよく観察し理解することが大切であるそうです。働きやすい会社として一般的に言われる、福利厚生に関する制度が整っているということの他に、仲間や上司など、働く環境が良いことが重要だとおっしゃっていました。また、女性の社員については、ブリヂストンでは年々増加しており、技術系でも25%の方が女性であるそうです。男女が分け隔てなく気持ちよく仕事ができることが働きやすい会社にとって必要だと語ってくださいました。

 

ご講演の後は質疑応答を経て懇親会へと移りました。橋本副会長の挨拶から始まった懇親会では、講演してくださった3名に加え2名の社員の方もいらっしゃって、OB学生も交えた立食形式で進められました。学生の質問にも気さくにお答えしていただいて、会は和やかに進められました。

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学生企画フォーラムでは学生にわかりやすく講演をしていただいて、学生は社会のことを知る良い機会となったのではないでしょうか。これからもこのようなイベントが続けば良いと思います。最後になりましたが、ご講演いただいた3名並びに懇親会から参加してくださった社員の皆様、ありがとうございました。

文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/30)