「イベント」カテゴリーアーカイブ

三菱化学 会社見学

早稲田大学理工学部応用化学科並びに応化委員OBで,現在,三菱化学株式会社で活躍されている劉雲龍さんのご厚意により,8月4日,応化委員の1年生・2年生28名で,大手町にある三菱化学株式会社の本社で会社見学をさせていただきました。
見学では,会社についてのDVDの視聴後,社内ショールーム「KAITEKI SQUARE」にて,三菱ケミカルホールディングスグループ6社(以下株式会社,三菱化学,田辺三菱製薬,三菱樹脂,三菱レイヨン,生命科学インスティテュート,太陽日酸)が開発した化学製品の常設展示,特別展示,並びにコンセプトゾーンの案内・説明をしていただきました。
化学を専門的に学び始めて間もない1年生にとって難しい内容もありましたが,身近な材料が最新の化学技術,驚きの化学技術の塊であることを肌で実感し,今は,将来世の中の役に立ち,また環境にも配慮した素材や道具を開発していくための土台となる勉強をしているのだなという自覚にもつながり,大変有意義な時間となりました。
このような貴重な機会を作っていただいた劉さん,そして,お忙しい中,多くの学生の見学を受け入れてくださり,また当日分かり易く,スムーズに案内・説明をしていただいた三菱ケミカルホールディングスグループの社員の皆様に,この場を借りて御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

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文責 : 応用化学科1年 神守 広一郎 (2015/8/8)

オープンキャンパス2015

8月1日、2日の2日間にわたり、オープンキャンパスが行われました。

 

◆展示

時間割や学生の生の声をまとめたポスターや教科書、各研究室のポスターを展示させていただきました。また、分子模型のキットを用いて中高生に化学の世界に簡単ですが触れてもらいました。高校生たちは、研究室のポスターを興味深く見て、私たちに学生生活や将来についての様々な質問をしてくれました。

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◆実験

・吸水性ポリマー:おむつから取り出した吸水性ポリマーを用い、水の吸収過程及び塩をふりかけることでの脱水過程を見てもらいました。

・粘土鉱物:無機物が形成するゲル状物質の変化を体験してもらいました。ペットボトルに粘土鉱物を入れて、来場者に振ってもらうことで状態の変化を実感してもらいました。

・ラップの匂いの透過性:ラップには原材料によって種類があり、それによって匂いの透過性が異なることをニンニク入りのコップを用いて体験してもらいました。高校生だけでなく、同伴でいらっしゃっていたお母様方からも驚きの声が上がっていました。応用化学が非常に身近なところに関わっていることを感じていただけたと思います。

・ミョウバンの結晶:平沢先生にお願いをし、作成していただいたミョウバンの結晶を展示させていただきました。化学部に入っているという高校生でも驚いてルーペを使って興味深そうに見入っていました。また、平沢先生も空いた時間で来てくださり、実際に高校生と色々とお話をされていました。

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◆映像

昨年に続き、流行っているCMを応用化学科風にアレンジした物などを応用化学科の紹介として流しました。

 

我々応用化学科学生委員は2ヶ月ほどかけて、話し合いを重ねて応用化学科のブースをよりよくするため準備をしてまいりました。今年は昨年よりも場所の条件が悪く、来場者が少なくなることが見込まれていましたが、パンフレットが2日目の早い段階で準備分がなくなってしまいましたし、来場者の方々もパンフレットを貰っていくだけの方はほとんどおらず、かなりの時間をブースの中で過ごして頂けたようでした。これは、応用化学科の先生方のご協力のもと集めることができた各研究室のポスターや分子模型などが来場者の興味を引くことに一役を買ってくれた物だと思います。お忙しい中私たち学生に様々なアドバイスをくださった、小堀先生、細川先生、門間先生、また、分子模型キットを貸してくださった下嶋先生をはじめとした応用化学科の先生方に応用化学科学生委員より深く感謝申し上げます。今後も応用化学科学生委員は応用化学科ブースにさらに多くの方々に来場していただけるよう努力をしていきます。

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文責: 応用化学科3年 亀田光貴 (2015/08/18)

20150710_第2回自主勉強会

7月10日に53-201室にて、18:15からおよそ1時間を使って1,2年生を対象とした自主勉強会が行われました。第二回となった今回は、二人の院生の方に学部生時代の過ごし方についてアドバイスをいただきました。 前半は、院生にプレゼンテーション形式で話していただきました。まずは、勉強やサークル活動、アルバイトの多方面に渡って両立された経験をもとに、研究室配属や院推薦のシステム、そこから言える高いGPAを保つことの重要性や勉強方法のヒントなどを話していただきました。また、成績を保ちながら海外への旅行を多数経験された先輩からは、海外旅行のすすめやバックパッキングの面白さなどを教えていただきました。
(写真はクリックで拡大表示されます)

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後半は、2グループに分かれて学部生と院生の間でフランクに話をしてもらう時間を設けました。学部生から投げかけられた多くの質問に対して、院生のお二方には丁寧にご回答いただき、大いに盛り上がりました。

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参加した学生からは、「研究室配属や院へ進学することへの意識が高まった。」、「各研究室がどのようなことをしているのか調べようと思った。」、「勉強、バイトに加え、大学生にしかできないことをやりたいと思った。」などといった感想があがりました。1,2年生にとって、学生生活のモチベーションを上げる、大きなきっかけになったと思います。学部生のために時間を割いて、貴重なお話をしてくださった院生の方々、および、このような場を設けて下さった、交流委員の方々に感謝しております。今後もこのような学生委員と交流委員の交流を増やしていきたいと思います。

文責: 応用化学科3年 中里美穂 (2015/08/15)

第1回若手会員定期交流会

6月20日に若手会員定期交流会がありました。

この会は,二部構成で行い,第一部は応用化学科のB1,B2を,第二部はM2まで全員を対象に開催しました。(Bは bachelorの略で学部を,Mはmasterの略で修士を表します,B1なら学部1年,M2なら修士2年)

第一部では若手OBの劉雲龍さんに講演を行っていただき,その後,自分の将来についてプランニングし,それを実際に紙に書き残すという作業を行いました。このときに書いた紙は封筒に入れまとめて保管し,一年後,B1がB2に, B2がB3になったときに開封します。自分がこの計画通りに生活できているか,また将来の目標に向け歩を着実に進めて行けているか,一年後確認し,再び自分を見つめ直します。
第二部では,若手OBの方で,大学に勤めている方,企業に勤めている方,両サイドから講演をしていただきました。この目的は,「アカデミック」な研究,「企業」の研究,双方の違いや共通点を知るためです。応化として「学生生活」や「化学」,「研究」のことはもちろん,今求められる人物像や実際の勤務先での出来事といった「社会」のことについてもお話していただきました。

 

◇藤谷拓嗣先生 (早稲田大学先進理工学部生命医科学科 助手)

藤谷先生

「応化に求める人材像〜今の立場だからこそ思う伝えたいこと〜」をテーマに,自分が研究の道に進むまで,また現在行っている新たな微生物の培養の研究について,そして今の学生に伝えたい学生時代の過ごし方についてお話ししていただきました。アカデミックの立場として,「アカデミックな研究というのは世界初の研究であるため,結果が出ず諦めたくなる時もある。しかし,そうであるからこそ,新たな発見や成功をすれば誰でも認めてくれる。それがアカデミックな研究の魅力である。」というお言葉もいただきました。

 

 

 

◇清川大地さん (伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社)

清川さん

応化のOBの方ですが,商社に入社されたため,理系では馴染みの薄い商社がどのような会社なのか,そして何故商社に入社したいと考えたかについてお話ししていただきました。学生のうちは,色々なことについて悩み,考えること,これに時間を費やすべきで,自分は考え抜いた結果,商社へ入社したいと思うようになったとお話ししていただきました。
「誘われたら行く」,「人の話を聞く」,「積極的に自分の足を運ぶ」,この3つが学生(今)のうちにすべきことだというお言葉をいただきました。

 

 

 

◇山岸弘大さん (早稲田大学先進理工学部応用化学科 修士2年)

山岸さん

学生代表としてお話ししていただきました。大学のうちにすべきことである「考える」とは何か,交流会に参加した学生全員で考えるところから出発し,「感じる」ことが「考える」きっかけとなり,また「感じる」ことも「考える」ことも「思いを馳せる」ことであり,そして「思いを馳せる」とは「コミュニケーション」をとることであるというお話をしていただきました。また,思いを馳せられる人が,「なんか良いな」と思われるような人になり,今の応化の学生はそのよう人達になって欲しい,というお言葉もいただきました。

 

 

 

 

この交流会は,若手OBの方の貴重な生の声を聞くことができ,1年生でまだ学生生活の照準が定まりきらない自分にとって,大きく意識が変わるものでした。照準が定まりきらないのなら,定まるまで徹底的に悩み,考え,そして行き止まりそうな時こそもう一歩進んで行くことが大事なのだなと,前向きそして積極的に物事を考えるきっかけとなりました。
このような交流会に積極的に参加することは,化学を通じた,様々な視点からの講演を聞くことができ,自分の考え方や意識が刺激され,常に自分を高めて行くための非常に有意義な機会になると思いました。この交流会に携わっていただいた若手OBの方々にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

文責 : 応用化学科1年 神守 広一郎 (2015/9/29)

2015新入生オリエンテーション

集合写真

本年度、160名弱の新入生を迎えた早稲田大学先進理工学部応用化学科。恒例の新入生オリエンテーションが5/23、5/24に行われた。例年と異なり午後出発となったため、スケジュールを変更して行われた。新たな環境へと大きな一歩を踏み出した新入生に対し、先生方や先輩学生との交流を通じて学生生活の指針を与えるとともに、今後切磋琢磨しあう仲間との親睦を深めてもらうことがこのオリエンテーションの目的である。

我々応用化学科学生委員は一年生担当の門間先生、細川先生、小堀先生のご指導の下、新入生にとって良いオリエンテーションとなるよう、準備を進めてきた。今年の新入生オリエンテーションを振り返らせていただく。

 

スケジュール

第1日目 5月23日(土) 第2日目 5月24日(日)
12:45 西早稲田キャンパス集合 06:30  起床
12:45 応用化学科ガイダンス 07:30 朝食
13:45 西早稲田キャンパス出発 09:15 ミニ講演会
17:00 セミナーハウス到着 10:45 運動会
17:30 夕食・お風呂 14:45 セミナーハウス出発
19:30 GM1 18:00 西早稲田キャンパス到着
20:20 GM2
21:15 先輩との懇談会
23:00 就寝

 

第1日目

ガイダンス2
オリエンテーション初日、新入生が西早稲田キャンパスに集合し、先生方による応用化学科のガイダンスが行われた。応用化学科の概要やカリキュラム、進学、就職等についてご説明いただき、応用化学科について深く知る良い機会となった。ガイダンス後、軽井沢に向けて出発した。セミナーハウス到着後、晴天の下、先生方と新入生全員の集合写真を撮影した。

その後、夕食、お風呂を済ませ、少人数に分かれて先生方のお話を伺うグループミーティング(GM)を行った。GMでは、先生方の研究内容や学生生活へのアドバイスなど、貴重なお話をしていただき、新入生には緊張しながらも、質問をするなど積極的な姿勢が見受けられた。新入生にとって、大変有意義な時間となったのではないか。

GMの後には、先輩学生との懇談会が行われた。年齢が近いこともあってか、新入生はリラックスした様子で、話の弾む和やかな時間となったようだ。

 

 

第2日目

2日目は、朝食後にミニ講演会が行われ、各先生方の研究内容などをお話していただいた。様々な分野のお話を聞くことができ、新入生は真剣な様子で耳を傾けていた。

講演会の後は、晴天の下で運動会を実施した。第一競技は「二人三脚」。アンカーは騎馬を組んで走るといったユニークなルールで、新入生は掛け声をかけながら、競技を楽しんでいた。続く第二競技は「大縄跳び」を行った。チーム全員で一斉に跳ぶため、まさに団結力の問われる競技であった。練習時から、並び方や縄の長さなどを調節しながら工夫をこらしていた。

第二競技終了に合わせて、おぎのやの「峠の釜めし」が届き、芝生の上で昼食をとった。友人と、あるいはチームメイトや先輩と笑顔で話す姿からは、新入生が楽しんでくれていることが伺えた。

最後に行った第三競技は「綱引き」。全員で掛け声をかけるなど、チームが一致団結して臨んでいる様子が見られ、勝敗にかかわらずとても盛り上がった。また、優勝チームは先生方とのスペシャルマッチに挑戦し、熱い戦いが繰り広げられた。運動会終了後、トップ3とワーストチームには景品が授与された。

その後、バスにて予定通り西早稲田キャンパスに到着し、解散した。

運動会

今回のオリエンテーションでは、GMや懇談会、スポーツ大会などを通して、沢山の人々と関わり合うこと、協力しあうことが出来たのではないだろうか。今後の大学生活においても今回の経験を活かしてほしいと思っている。また、オリエンテーションで伺った先生方の沢山のお話を、心に留めて大学生活を過ごしてほしい。

本年度のオリエンテーションは、例年から時期やスケジュールが変更となったが、大きな混乱もなく、新入生には充実した時間を提供できたように思う。担任の先生方をはじめとする諸先生方、助教、助手の皆さまのお力添えなしには、今回の成功はなかったと確信している。その他、セミナーハウスの職員の皆様、生協の皆様も含め、関係者の皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。

文責:応用化学科3年 春原晴香、中里美穂 (2015/6/12)

先進講演会 〜応用化学最前線-教員からのメッセージ〜

5月30日(土)に先進講演会が開催されました。

5人の応用化学科教員による講演を聞き、各々の研究の理解を深めることができました。以下は、実際に講演を聞いた学生の感想です。

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  1. 根教授「エネルギーと環境の今と今後」

現在、化石燃料を燃やして生きている。しかし、化石燃料はいずれ底をついてしまう。将来、我々は外から唯一のエネルギーである太陽光に依存する以外の道がないというが、現在、太陽エネルギーの太宗を担とはは言えない。また、日本は二次エネルギーを買っている。触媒化学は貢献できるところとしては発電化の効率化である。それによって、二次エネルギーの購入量を減らすことができるという。この分野においては触媒化学の伸び代はまだまだある。これは日本でも発展していく将来性がある。今後、勉学に励み、我々が担っていきたい。

 

 

  1. 小柳津教授「高純度エンプラPPSの新合成と物性開拓」

PPS合成はポリフェニレンサルファイド樹脂における合成のことで、PPSは耐熱性ポリマーであり、より高い融点をもち、優れた耐薬品性や燃え難い性質をもつことが理解できた。PPS合成の特徴として様々なものが挙げられるが、特に絶縁材料(低誘電損失)、変性PAS(自由度高く物性制御可)の2点が私たちの実生活に密接に関係していると感じた。同じポリマーでいろいろな衣類に利用されているナイロン66や、ポリ袋に利用されているポリエチレン等に興味があるので、こういった高分子分野に理解を深めていきたい。

 

 

  1. 平沢教授「環境分野に貢献する先進晶析工学」

廃棄物から目的物のみ結晶で回収し、再利用していくことは資源の枯渇防止、廃棄物による環境汚染の改善につながる研究であり、これからさらに産業で発展させていくためになくてはならない研究だと感じた。

 

 

  1. 細川准教授「短工程合成の探求」

狙った化合物を合成するために、通常の合成は工程が多く時間がかかってしまう。今回の講演は、この複数の工程を1つにまとめることで全工程を縮める、短工程合成を確立していく過程の内容であった。合成の過程を多く含むことで、目的の化合物を合成した時に収率が悪くなってしまう。短工程合成によって、目的の化合物の収率を高め、また工程数を減らすことで合成の時間を大幅に削減している、この画期的な研究がさらに進むことで、これからの有機合成化学のさらなる発展が望めるだろう。

 

 

  1. 和田教授「機能性セラミックス開発とその事業化」

“人間は万事塞翁が馬”という先生の人生経験から、研究で成功するにはいかに大変なことを乗り越えていかなくてはならないかということが分かった。無機材料はどちらかというとあまり身近なイメージはありませんが、SiCは非常に高純度にすると特異な性質をもつということを聞いて、他の無機材料を高純度化すれば、意外な機能をもたせることができるのではないかと期待が膨らんだ。その高純度化するための技術開発が楽しみである。

 

20150427_第1回自主勉強会

自主勉強会は院生と学部生との交流、さらにはこの交流を通してより多くの学生に応化のイベントに参加するきっかけを作ってもらうことを目的として、平日の放課後に開催する応化学生間の交流イベントです。第一回目は、2015年4月27日 (月) に53-104室にて18:15〜18:45の30分間という短い時間で行い、院生の方が3名,学部生が17名参加してくださいました。第一回目のテーマは「英語」でした。研究室に入ると学部生の時とは,比べ物にならない頻度で英語と触れることとなります。その一例として,論文,ゼミなどを挙げることができます。自分はその時どのレベルで英語が使えていなければならないのだろうか?そんな学部生たちの抱える疑問の答えを知る機会の一つとなればと考え今回のテーマを設定しました。

内容としては、院生1人に対して学部生5名前後のグループを作り、10分×3回フリートークを行うことで3人の院生のお話を聞ける機会を作りました。トークの初めは学部生が少し緊張していたものの、さすがは応化の学生同士、すぐに打ち解けトークは予想以上に盛り上がりました。また,短い時間の中でも自分たちのききたいことを聞くことができ,18:45で会を締めた後も学生が自主的に院生に聞きに行くなど,有意義で充実した時間を過ごしてもらえたように思えました。参加してくれた学生からは「日頃,頭の片隅にあった研究室での英語力に対する恐怖が、自分の聞きたいことを聞くことができたためにゴールの見える目標へと昇華することができた。」「今後もこのような場を提供していただけたらと思う。」などの感想を頂くことができました。今後の自主勉強会では,もう少し話す時間が欲しいなどの声をいただいたので,それらを考慮し、より充実した機会を届けられるようにしたいと思います。また、このイベントを通して更なる応化学生間の交流を図っていきたいです。

文責:応用化学科3年 田中徳裕 (2015/5/12)

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ギャラリーはこちらから

応用化学科新入生に上級学生との交流の場を提供することで今後の応化生活へのビジョンを持ってもらうこと、また応用化学会について早い段階から知ってもらい、学生会員としての自覚を持ってもらうことを目的とし、2015年4月4日、63号館1Fロームスクエアにて応用化学会主催、交流部会運営による新入生歓迎会が行われました。新入生に本イベントの告知をしたのは本番直前の3月31日の学科ガイダンスが初めてだったにも関わらず、約8割に及ぶ118名の新入生が参加してくれました。歓迎会はグループトークと懇親会の二部で構成され、いずれも大盛況でした。

今回の新入生歓迎会は、交流部会立案による初の試みでしたが、三浦会長をはじめとする応用化学会の皆様にサポートをして頂きながら準備を進めてきました。

《当日のタイムテーブル》
14:00 学生委員代表挨拶
14:10-14:35 section1 学生生活について
14:40-15:05 section2 授業・学習内容について
15:10-15:40 section3 応化以外での日常
15:45-16:10 section4 大学での目標
16:15 応用化学会の活動説明
17:00 懇親会

【グループトーク】
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グループトークは新入生と上級生でグループを計30個作り4つのテーマについてフリートークを行いました。各グループは新入生4~5人と学部2年から修士2年までの上級生2~3人で構成され、セクションごとに新入生と上級生の組み合わせを変えました。また、新入生の横との繋がりを広めてもらうため各セクション毎回違う同期と一緒になるように工夫しました。新入生は入学から1週間もたっておらず授業も始まっていないため、初対面の人がほとんどで最初はお互い緊張していたように見えましたが、トークが進むにつれ打ち解けていった様子が伺えました。

セクション1では学生生活ということで主に勉学とアルバイトは両立できるか、またどのようなアルバイトであれば両立しやすいかなどについて話しました。大学生になった新入生にとってアルバイトは大変興味あるトピックであったらしく、積極的に質問する姿勢が見られました。

セクション2は大学の授業や応化の学習内容についてでした。まだ授業が始まっていなかったため、大学の授業はどのようなものかわからず新入生は不安を感じているようでした。グループによってトークの内容は様々でしたが、多くの上級生が新入生に一生懸命勉学に臨むようアドバイスをしていました。

セクション3は応化以外の日常についてで、サークルをはじめとして授業以外の時間を充実させるため、上級生から様々なアドバイスがありました。応用化学科は勉学が忙しくサークルに参加することは難しいのではないかと思っている新入生が多かったようですが、スポーツ系や文化系の様々なサークルに入っている先輩がおり、多くの新入生が興味を持って聞いていてくれたようでした。中にはサークルの幹事長や重役を務めた者やサークルに入らずたくさん旅行をしている者もいて、各グループ盛り上がっていました。

最後に、セクション4は今までのトークと少し変わってお互いの将来について話しました。まず新入生にそれぞれ大学在学中で成し遂げたい目標を挙げてもらい、次にそれを成し遂げるにはどうしていけばよいのかについて議論を行いました。上級生が新入生にアドバイスをする姿も多く見られ、各グループ今までのセクションとは異なる雰囲気で、新入生と上級生が活発な議論を交わしていました。

グループトークの後、若手OB代表の劉雲龍さんに応用化学会の活動について説明して頂きました。今までの応化の学生は、応用化学会がどのような活動を行っていたかあまり把握できていなかったため、応用化学会の活動を新入生に知ってもらうとても良い機会となりました。劉雲龍さんからは、「より良い大学生活を送るため、そして人生を豊かにするために是非応用化学会を活用してほしい」との熱いお言葉を頂きました。その後新入生にアンケートと大学での目標を書いてもらったところ、「化学を色々な側面から学ぶ」や「自分のするべきことを両立できるよう努力をする」、「交流の幅を広げるため、積極的に様々な場に参加する」といった前向きな目標が多く見られました。

【懇親会】

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応用化学会の活動説明後、立食形式の懇親会を行いました。懇親会には応用化学会からは、三浦会長、倉持副会長、橋本広報委員長、寺嶋事務局長、矢崎基盤委員の5名の他、若手OBOGの先輩方6名にも参加して頂きました。三浦会長による身の引き締まるような乾杯の挨拶の後、新入生たちは少し緊張した様子で臨んでいましたが、時間が経つにつれ食事も進んでいき、和やかな雰囲気となっていきました。後半では、新入生自ら周りにいる上級生やグループトークでは話し足りなかった上級生に積極的に話しかけるや、中には若手OBや応用化学会の方にも話しかけに行くなど、充実した時間を過ごしているように見えました。近づいて喋らないと話し声が聞こえないほど会場は盛り上がり、現役学生同士の仲が深まっている様子が感じられました。最後は学生委員学部生部会代表の学部3年田中徳裕の一本締めにより無事閉幕しました。懇親会終了後、本イベントの感想を新入生に聞いたところ、本人を含め周りの友達も好評だったとの意見が大多数であり、来年以降の継続に期待が持てる結果となりました。

最後になりますが、今回の新入生歓迎会を大成功に収められたのは、初の試みであるにもかかわらず多方面から御支援頂いた三浦会長をはじめとする応用化学会の皆様、並びに若手OB・OGの皆様、生協の皆様等のご協力あってのことと思います。関係者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。

文責:応用化学科4年 西田穂高 (2015/4/15)