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第31回交流会講演会

7月13日(木)に、第31回交流会講演会が開催されました。武田薬品工業株式会社の前会長であり、早稲田大学政治経済学部のOBである、長谷川閑史氏に講演をしていただきました。応用化学科以外のOBの方を呼んで講演していただいたのは今回が初めてでした。タイトルは「タケダのグローバル化への挑戦〜世界をとりまくパラダイムシフトのなかで〜」。世界の変化にこれからどう向き合っていくかということや、日本の医薬品業界のトップ企業である武田が行ったグローバル化についてお話していただきました。経済成長の中心が新興国に移っていく中で、日本が豊かさを保っていくためには変化を恐れずに変革し続けることが必要であり、変革を起こしていくのがリーダーの役目であるというお話は学生にも非常に参考になりました。長谷川氏は実際に海外企業の買収を行ったり、グローバル化に対応できる人材を獲得するため、フランスのクリストフ・ウェーバー氏を社長に任命したりするなど、大きな改革を行っておられました。

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講演会の後には長谷川氏と学生5名によるパネルディスカッションが行われました。長谷川氏に学生が質問をするという形式で会は進み、学生に対してのメッセージや学生時代の経験を伺うことができました。日本国内だけに目を向けるのではなく視野を広く持つことが重要だというお話や、能動的に問題を発見し解決できる力が必要だというお話をいただきました。

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その後の懇親会では、立食形式で、学生とOBの方々や武田薬品の社員の方々とお話する機会がありました。普段の学生生活では聞けない、実際の仕事のお話を伺うことができ、とても有意義な時間になりました。

経済同友会の代表幹事を務めていた方の講演でもあり、平日にも関わらず多くの社会人の方や学生が参加していました。本当ならば、一生をかけてもお話を伺うことすらできないほどの方とお話ができる、貴重な機会を設けて頂けたことに深く感謝し、これからの活動に活かしていきたいと思います。

 

文責:応用化学科1年 西尾博道 (2017/07/19)

2016企業が求める人材像/第2回縦割り交流会

11 月26 日(土) にフォーラム「企業が求める人材像」と2016 年度第2 回縦割り交流会が開催されました。

フォーラム「企業が求める人材像」では、今、学生達が将来や進路に対し不安に思っている様々なことや、世の中により貢献するにはどのような力を身につけていくべきなのかといったことについて、応用化学科のシニアOB/OG、若手OB/OG の方々と現役学生が、皆で双方向に議論し合うといった初めての試みがなされました。OB/OG 28 名、学生49 名が参加し、応用化学科の和田宏明教授がモデレーターを務められ、会は進行しました。
また、縦割り交流会では、応化会の若手OB/OG の方々と現役学生がフランクに話せる場を作ろうという目的で、前回の第1 回縦割り交流会に引き続き、今回も「一期一会」というスローガンの下、OB/OG 18 名、学生54 名の計72 名が参加しました。 %e4%ba%ba%e6%9d%90%e5%83%8f

フォーラム「企業が求める人材像」では
・英語は働く上で本当に必要なのか
・リーダーシップとフォロワーシップについて
・企画力と実行力、どちらが要求されるのか
・組織の力で、個の力の集合以上のものはいかにして生み出せるのか
・社会生活の中でどのような失敗をし、どのようにして乗り越えてきたのか
・企画での研究と大学での研究はどのように異なるのか
・学士、修士、博士で、企画での扱いはどのように異なるのか
・ゆとり世代と言われる、今の学生に対するアドバイス
といった、学生の抱える様々な不安やテーマに対し、シニアOB/OG の方々からは、長年の社会生活、会社を運営・管理する側での経験といった、様々な実体験を踏まえた具体的な意見を、若手OB/OG の方々からは、会社に入り、実際に感じることを踏まえた、学生時代とのギャップや、社会人として生きていく中で考えていらっしゃることを自由に話して頂き、参加者全員で、議論を深めました。普段、社会人生活について踏み込んだ話を伺える機会はなかなか無いので、現役学生にとって、大変貴重な機会となりました。

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交流会では、若手OB/OG の方々とB1 からM2 の学生が少人数のグループに分かれ、ヘリウムリングというアイスブレークゲームを通じて、お互いに打ち解け合い、楽しい雰囲気の中、フォーラムで議論しあった内容を深めたり、社会人生活や学生生活の話に花を咲かせたりしました。ヘリウムリングは、チームビルディングの手法として有名なゲームだそうで、グループの皆でフラフープを指で支え、皆の指がフラフープから離れないようにフラフープを地面におろしていくというゲームです。説明を聞いただけでは簡単そうに思いましたが、実際にやってみると、フラフープにヘリウムが詰め込まれているかのように勝手にフラフープが上がってしまい、どのように地面に下ろすか協力し合うのがとても難しく、話し合う中で、グループの方々との距離を縮められたように感じました。

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最後に、懇親会では、今秋から応化委員の代表を務めるB2 の上宇宿学部生部会代表の中締めの挨拶と応用化学科の菅原義之教授の御言葉で本会の行程を全て終えました。M1 の安藤さんを始めとする交流部会の学生の方々、OB/OG の方々、このような素晴らしい機会を作ってくださり、ありがとうございました。そして、お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 濱村 咲妃 (2016/12/03)

先輩からのメッセージ 2016

2016年3月12日(土)に第8回フォーラム「先輩からのメッセージ2016」が開催されました。今年度の「先輩からのメッセージ」には、化学系を中心とした58社の企業の方々にご協力いただき、HPや企業説明会だけでは知りえない貴重なお話を聞くことができました。

形式は例年同様、6教室に分かれて1社13分の講演の後、質疑応答の時間をとるという形で行いました。私たち学生が、興味のある企業の講演を出来るだけ聴講きるよう、前半と後半の2部制で行われました。

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勤務時間1日の内訳や仕事のやりがい、社風など実際に勤務されている方ならではの生のお話しを聞くことができる大変貴重な時間でした。また応用化学科のOB、OGの方々のご活躍を直接目にすることができ、改めて応用化学の道の魅力にも気づかされました。

また企業控室の教室では特別講演として「理工学術院 先進理工学部応用化学科、大学院のご紹介」を小柳津研一教授に、「応用化学科の就職関連活動および早稲田応用化学会の活動」を桐村光太郎教授にご講演いただきました。

講演会終了後18時30分から、63号館1階にて懇親会が1時間半にわたって開催されました。テーブルに置いてある企業名の書かれた立て看板を見て、興味のある企業、OB、OGの方々にお話を聞きに行く自由な形式で行われました。講演会の時よりも、距離も近く1対1での会話ができるため、会社のことだけでなく学生生活での不安や将来の進路のことなど人生の先輩方に率直に質問できる有意義な時間であり、どこのテーブルも話が尽きず熱気を感じるほど大盛況のうちに終了となりました。

最後に、今回の「先輩からのメッセージ」を通して、学生各々、今自分がやるべきこと、将来なりたい自分を見つめなおす良いきっかけになったと思います。また先輩方の卒業後のご活躍を拝見し、改めて応用化学科の学生であることを誇りに思いました。お忙しい中、時間を割いてご協力くださった企業の皆さま、企画関係者の皆さま、本当にありがとうございました。

                                     (文責 応用化学科3年 住田 裕代)