カテゴリー別アーカイブ: 学生企画フォーラム

第5回学生企画フォーラム

12月7日(土)に第5回学生企画フォーラムが開催されました。

 

学生企画フォーラムとは,学生委員が主体となり,学生会員に,本学科が標榜する「役立つ化学,役立てる化学」を,企業の方から講演して頂き,身近に感じてもらえるよう企画した講演会です。第5回目の今回は、ライオン株式会社様の絶大なるご協力のもと、講演会が開催される運びとなりました。

 

神守広一郎学生委員長の開会のご挨拶の後に、ライオンの田淵照人様より、会社概要についてご紹介いただきました。ライオンは、「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」の経営ビジョンのもと、お客様の心と身体のヘルスケアに貢献する製品・サービスを提供しています。また、ライオン代表取締役会長である濱逸夫様は現在、応用化学会の副会長も務めており、応用化学科との関わりが深い会社でもあります。

 

ライオンの紹介の後、応用化学科OB、OGである仲田篤史様、西山美香子様のお二方にご講演頂きました。

 

仲田篤史様 「日用品メーカーの製品開発と大学での学びとの繋がり」

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仲田様は早稲田の応用化学科に進学、のちに菅原研究室を修了された後、ライオンに入社されました。研究開発本部リビングケア研究所を経て、現在は戦略統括部に所属されております。大学で学んだ考え方、行動の仕方が今の仕事にどのように活かされているかお話してくださいました。新たな事業に取り組むことが多かった仲田様は、研究室での経験を例に、外部の力をうまく借りながら仕事を推し進めることの大切さをお話ししてくださいました。研究室での経験が、自部所以外と関わりあいながら、自ら情報を収集し周りを巻き込み仕事を推進する今の仲田様の姿勢に活かされているそうです。また、オープンイノベーションを推進していくうえで、自社、協業先、お客様がともに納得できる製品作りをするためには、自分の意見を論理的に伝えることが重要であるとおっしゃっていました。

 
西山美香子様 「合成からパッケージ開発まで ~12年目を迎えたワークライフ~」

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西山様は早稲田の応用化学科に進学、のちに黒田研究室を修了された後、ライオンに入社されました。研究所をいくつか経て、現在は生産技術研究本部容器・包装技術研究所に所属されております。自身が携わった事業での経験や現在のワークライフについて詳しくお話しいただきました。2008年に所属なさったプロセス開発研究所では、生産効率、品質を向上させるうえで欠かすことのできない製造プロセスの検討を行ううえで、学生時代の授業・実験で得た幅広い知識が役に立ったとおっしゃっていました。また、NONIOの開発事例をもとに製品の設計、開発に至るまでの工程を説明していただきました。西山様にとって、製品が工場で生産されたときの達成感、喜びが仕事のやりがいへと繋がるそうです。また、西山様にはお子さんがいらっしゃり、子育てとの両立をはかるため、ショートタイム制度を利用しているそうです。これから就職する学生に対して自分に合った仕事かどうか、私生活も充実出来るか見極めることが重要だと、アドバイスしてくださいました。
仲田様、西山様のご講演後には今回初の試みとなるパネルディスカッションが行われました。S__109821959

基盤委員の梅澤宏明様(ライオン業務管理部、平田研OB)の司会のもと、仲田様、西山様、に加え、オーラルケア事業部の黒澤清夏様(平田・常田研OG)、データサイエンス室の黒川博史様(化学科・柴田研OB)の4名にご登壇頂きました。学生から事前に集めた、ライオンの強み、将来ビジョン、就活時と就職後のライオンのイメージの変化等の様々な質問に対して、パネルディスカッション方式で回答していただきました。ライオンの社内の雰囲気を感じとれるとともに、ライオンに勤めている方々の様々な切り口での意見を聞くことができる大変貴重な機会でした。

 

パネルディスカッションの後には懇親会が開かれました。

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梅澤様より乾杯のご挨拶を頂き、立食形式で学生とOB・OG間で親交を深めました。また、ライオンの社員の方々にもご参加頂き、貴重なお話を伺うことが出来ました。会の最後には、学部生部会副会長の岡順也の一丁締めにて、懇親会は盛会のうちに終わりました。学生の質問にも非常に丁寧に返答して頂き、学生にとって勉強や研究の励みになったことと思います。最後に、お忙しい中講演をしていただいた仲田様、西山様、パネルディスカションにご登壇いただいた黒澤様、黒川様、並びにライオンの社員の皆様の多大なるご協力に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

文責:応用化学科2年 小野文雅

第四回学生企画フォーラム

12月8日(土)に第四回学生企画フォーラムが開催されました。

 

学生企画フォーラムとは、企業の方のご協力のもと学生委員会によって企画される講演会であり、応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、全ての応化学生により身近に感じてもらうことを目的としています。毎年ご好評をいただいている本企画の第四回目として、JXTGエネルギー株式会社(以下、JXTGエネルギー)様の絶大なるご協力のもと、今年も講演会が開催される運びとなりました。

 

政本浩幸 学生委員長の開会の挨拶の後に、早稲田大学化学科OBの人事部、前川俊輔様より会社概要のご説明がありました。JXTGエネルギーは石油事業において日本を代表する企業であり、海外にも多数の拠点を持っています。石油化学製品の製造なども幅広く手掛けており、応用化学との関りが深い会社となっています。

 

続いて、応用化学科の卒業生の小堀史門様、高橋麻登香様のお二方にご講演いただきました。

 

小堀 史門 様 「若手社員が日米の現場で見た、グローバルに役立つ応用化学」

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電気・情報生命工学科から応用化学科に編入し、大学院では無機化学を専攻されていました。現在はJXTGエネルギーにて技術企画を担当されており、実際の現場で応用化学がどのように生かされているのかについてお話してくださいました。生産過程におけるトラブルへの対処や収益の改善といった部分にも、応用化学の考え方が不可欠となっているそうです。また、ご自身のテキサスでの駐在経験をもとに、日米での働き方の違いや日本人の誇れる点についてお話してくださいました。ご自身はサークル活動などに打ち込む学生生活を送られていたそうですが、修士2年生のころの海外学会発表と海外旅行が転機となったそうで、学生時代にはいろいろなことにチャレンジすべきだというアドバイスをいただきました。

 

高橋 麻登香 様 「子育て研究者のワーク&ライフ」

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学生時代には無機化学を専攻されており、小堀様とは同じ研究室で直属の先輩というご関係だったそうです。現在はJXTGエネルギーにて機能材料を研究される傍らで、二児の母として育児もされているそうです。ご自身が開発に携わったナノインプリントの開発過程や有用性について、学生にも非常にわかりやすく説明してくださいました。また、仕事と育児の両立のために心がけていることや苦労している点、そしてやりがいを感じる瞬間についてもお話してくださいました。トラブルも見越して早めに仕事を進めておくことや、場合によっては仕事を他人と分担することも必要であり、また、理系は働くうえで専門性や思考力が強みとなるので、学生時代に必要なスキルを身につけておくべきであるというアドバイスをいただきました。

 

小堀様、高橋様の講演の後には質疑応答が行われ、学生やOBの方々からも活発に質問がなされました。最後に、西出宏之応用化学会会長の挨拶をもって講演会が終了しました。

 

お二方のご講演の後には、懇親会が行われました。

下村啓 基盤委員長より乾杯のご挨拶を頂き懇親会も盛大に開催することができました。前川様、講師のお二方、早稲田応用化学会とJXTGエネルギーの橋渡しにご尽力くださった伊田領二様よりご挨拶をいただきました。学生とOB/OGの間での交流も深まり、大盛況のうちにB2岡康太 学部生部会副部会長の一丁締めにて閉会となりました。

 

学生企画フォーラムでは現役で働いている社会人の方から貴重なお話を伺えて、学生にとって自分の将来について考えるための非常に良いモチベーションとなったのではないでしょうか。来年度以降もぜひ、このような有意義な会が継続的に開催されていけばと思います。

 

最後に、お忙しい中講演してくださったお二方をはじめ、本企画の実施にお力添えくださったすべての方に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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文責:応用化学科3年 村瀬菜々子

第3回学生企画フォーラム

12月9日土曜日に第3回学生企画フォーラムが開かれました。学生企画フォーラムは、学生委員が主体となって企業の方々の協力を仰ぎ講演会を開くというイベントです。応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を身近な企業から学ぶことをコンセプトとし、2015年から開かれています。第1回のサントリー様、第2回の資生堂様に続く第3回となった今回はブリヂストン様にご協力頂き、講演会が開かれました。

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始めにブリヂストンの人材開発部の西森結実様より企業の概要についてお話して頂きました。ブリヂストンはタイヤのシェアが世界一で、現在世界各地に拠点を持っています。それに加え、化工品事業も行なっているため多彩な業界との関わりがあり、応用化学とは関連の深い会社であります。続いて早稲田のOBOGでもある佐治俊介様、大友真由美様にご講演頂きました。

 

佐治俊介様 「早稲田から世界へ 〜外国の人と働くって?〜」

佐治様は高分子化学に興味をお持ちで早稲田の応用化学科に進学、のちに高分子化学の西出研究室を出られ、ブリヂストンに入社されました。ブリヂストンではゴム材料の研究をなさっています。入社当時から海外で働きたいという思いがあり、実際に海外事業所に2年間派遣されました。海外で仕事をするにあたって英語研修や異文化研修を受けられたそうですが、海外と日本の仕事のやり方の違いには驚かれたそうです。言葉や文化の違いを乗り越えるために、自分の意見を図や表を使ってわかりやすく説明することだけでなく、コミュニケーションの仕方を相手に合わせることが必要だったと語ってくださいました。最後に学生へのメッセージとして、自分の枠を決めないこと、本当にやりたいことを仕事にするべきだということ、今を本気で楽しむべきだということ、という三つのアドバイスを頂きました。

 

大友真由美様 「働きやすい会社って、どんな会社? 〜ブリヂストンで働く“ワセジョ“として」

大友様は早稲田の化学・生命化学科を修了し、ブリヂストンに入社され、現在は航空機タイヤの材料設計をされているそうです。会社で行う研究開発について、性能を求めるだけでなく工場で生産できる形にしなければいけないことが難しいとおっしゃっていました。問題について対処法を考える前に、現象をよく観察し理解することが大切であるそうです。働きやすい会社として一般的に言われる、福利厚生に関する制度が整っているということの他に、仲間や上司など、働く環境が良いことが重要だとおっしゃっていました。また、女性の社員については、ブリヂストンでは年々増加しており、技術系でも25%の方が女性であるそうです。男女が分け隔てなく気持ちよく仕事ができることが働きやすい会社にとって必要だと語ってくださいました。

 

ご講演の後は質疑応答を経て懇親会へと移りました。橋本副会長の挨拶から始まった懇親会では、講演してくださった3名に加え2名の社員の方もいらっしゃって、OB学生も交えた立食形式で進められました。学生の質問にも気さくにお答えしていただいて、会は和やかに進められました。

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学生企画フォーラムでは学生にわかりやすく講演をしていただいて、学生は社会のことを知る良い機会となったのではないでしょうか。これからもこのようなイベントが続けば良いと思います。最後になりましたが、ご講演いただいた3名並びに懇親会から参加してくださった社員の皆様、ありがとうございました。

文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/30)

第2回学生企画フォーラム

12月17日(土)に第2回学生企画フォーラムが開催されました。

学生企画フォーラムとは,学生委員が主体となり,学生会員に,本学科が標榜する「役立つ化学,役立てる化学」を,企業の方から講演して頂き,身近に感じてもらえるよう企画した講演会です。昨年から始まった試みであり,大好評の中で,第2回学生企画フォーラムを行う運びとなりました。

今回は,現在,株式会社資生堂(以下,資生堂)で勤務されており,応用化学科OB/OGである中村浩一様,関根知子様のお二方にご講演頂きました。

中村 浩一様

学生時代は応用生物化学を専攻していたため,資生堂に入社した後は,皮膚化学分野の基礎研究を行いたいと考えていたものの,実際はマスカラ作りの研究をすることになったそうです。思いがけない分野の仕事に,全力で取り組む中で,各部署で働く一人ひとりの熱意があって一つの商品が完成することを実感し,その面白さを感じたそうです。初めは,日本で研究をしていましたが,アメリカとフランスで合わせて9年間,資生堂の海外の研究所で研究を行い,そして現在はマネジメントの仕事をしているという多様な経験から得たことを,「キャリア開発」の点から惜しげも無く話して頂きました。研究や他者からの薫陶は勿論だが,とりわけ,「人は仕事を通じて成長する」というお言葉を頂き,さらに,語学などのビジネスの基礎力は常に磨く必要があり,どんな仕事でも,前向きに,その仕事を全力で楽しむことが大事だというアドバイスも頂きました。

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関根 知子様

学生時代は高分子化学を専攻しており,学卒で資生堂に入社,現在は乳化技術の研究をする傍らで,2児の母として育児もしているそうです。仕事で海外とのやりとりが増える中で必要性を感じ,社会人になってから,学位も取得したそうです。資生堂では珍しく,転勤をしておらず,研究分野も大きくは変わっていないそうで,今まで開発した商品について,一般的な知識を交えながら,分かりやすくお話をして頂きました。講演の間に,休憩として資生堂のCMを見た後,現在の生活についてお話をして頂きました。理系の企業ではあるものの,業務や打ち合わせなどでは,文系分野の仕事もあり,様々な力が求められるそうです。社会人になってから勉強できる時間は少ないため,化学分野は勿論,語学などの基礎力は学生時代に身につけておくべきであり,また,仕事ではチームプレーが求められるので,協調性が大事であるというアドバイスも頂きました。

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中村様,関根様の講演の後は,質疑応答を行いました。積極的に質問をする学生が多く,質問の時間が予定よりも長引くほど,質疑応答も盛り上がりを見せ,講演は全て終えました。

お二方のご講演の後は,懇親会を行いました。

応用化学会会長である三浦千太郎様の乾杯の挨拶に始まり,学生とOB/OG間での会話も尽きることなく,懇親会も大盛況でした。最後に,B2 の上宇宿学部生部会代表の中締めの挨拶で,本フォーラムの行程を全て終えました。

昨年のフォーラムに引き続き,学生にも分かりやすく,そして社会人になってからのイメージや,今求められている力が何であるかを知ることができ,非常に刺激的で実りの多い講演会でした。

昨年,今年と大成功の良い流れを引き継いで,来年以降も同様なフォーラムが継続的に開催されると良いと思いました。

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最後に,中村様,関根様,お忙しい中,学生のために講演をして頂き,ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 神守 広一郎 (2016/12/22)