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2018年度 応用化学科オープンキャンパス

8月4日・5日、本大学においてオープンキャンパスが開催されました。応用化学科では学科展示、2名の先生による模擬講義、研究室見学ツアー、体験実験を行いました。

学科展示 @54-204

学科展示の教室では、各研究室のポスター・サンプル・模型等を用いた研究内容の紹介、教科書・ノート・実験レポートの説明、時間割の展示、演示実験を行いました。演示実験では、吸水性ビーズを使用した実験と、ろ紙と水性ペンによるクロマトグラフィーの実験を行いました。応化委員の学生は、来場者の皆様に応用化学科への興味を持っていただけるよう工夫して説明をしていました。

応化1

模擬講義 @57-201 14:45~15:15

模擬講義では2名の先生に以下のようなテーマでご講演をしていただきました。

・1日目 下嶋先生:「社会に貢献する無機材料の化学」

・2日目 野田先生:「夢の材料を現実へ」

下嶋先生の講義では、無機材料が磁石や電池、スマートフォンなど身近なものに用いられていることを学び、野田先生の講義では、化学工学とは、高効率で安全なものづくりを考える学問であるということを学びました。どちらの講義も応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」を感じることができる内容でした。

研究室見学ツアー 15:50~16:50

今年度はツアーの開始時間が遅かったのにもかかわらず、整理券60枚は13時頃に配布終了となりました。15人×4グループに分かれ、応用化学科の研究室や学生実験で使用する実験室の見学をしていただきました。各研究室の方による研究内容の説明は、応用化学科の学問分野をイメージするよい手助けになったと思います。

体験実験 @56-302 13:00~14:00

体験実験は30人の人数制限があるため、整理券を9時から配布いたしました。大好評で、両日ともに10時前に整理券の配布は終了となりました。参加者の中高生には白衣と安全メガネの着用をお願いし、山口研究室の方々の説明のもと、実験を体験していただきました。実験内容は、ノーベル賞を受賞した鈴木―宮浦クロスカップリング反応を試験管内で進行させ、蛍光分子の合成を行うというものでした。蛍光を発したとき、中高生だけでなくその親御さんからも感動の声が上がったのが印象的です。

応化図2

今年度のオープンキャンパスは、パンフレット配布数が2000部に達し、大盛況でした。応用化学科の魅力を大勢の中高生にお伝えすることができたことを嬉しく思います。オープンキャンパスに足を運んでくださった皆様、また、準備・当日のスタッフとして手伝ってくださった全ての方に感謝申し上げます。

(文責 応用化学科3年 片岡 美穂)

第2回自主勉強会 

 
6月13日、第2回自主勉強会が開かれました。今年度2回目の自主勉強会のテーマは「英語について」でした。グローバル化が進む今日の社会において英語は必要不可欠、避けては通れないものとなっています。その中で、TOEIC、短期留学、長期留学について応用化学科の先輩方にお話をしていただきました。

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まずはTOEICについて、英語が苦手な人に向けたTOEICの勉強法のアドバイスをいただきました。TOEICは、早稲田応化の院試を受けるのにも必要なものとなっています。英語が苦手な人がTOEICで点数を取るのに効率のいい勉強法としては、公式の問題集を解くよりも、TOEICの対策本で問題の傾向を知ることだというアドバイスをいただきました。リーディングの問題は対策本に従って問題に慣れておくことが重要だそうです。一方でリスニングは、対策を学ぶだけでは完全ではなく、英語を聞く機会を増やして耳を慣らしておく必要があるようです。

次に長期留学についてお話を伺いました。長期留学は、応化のカリキュラムに見合った授業を海外で完全に取ることは難しい部分があり、海外の考え方や人生観、英語能力を磨くために用いることがあるようです。海外の大学の授業は日本の大学のものと違い、同じ授業が週に数回行われることもあるようです。留学資金については長期だと100万円を超えてしまうようですが、学校から奨学金をもらうこともできるそうです。

最後に、短期留学についてお話をしていただきました。短期留学は春休みや夏休みに行うので、海外での学習を応化での学習と平行して行うことができます。また、英語能力を磨く点においては海外旅行よりも密度の高い経験を得ることが出来ます。留学先では留学生のためのイベントもあり、様々な人と交流を深められたそうです。短期留学なので長期留学よりも得られる経験としては少ないですが、一方であまりお金をかけずに行くことができるようです。

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フリートークの時間では先輩方が質問に答えてくださいました。留学先のことや英語の勉強法など、質問は途切れることなく、和やかな雰囲気で会は進みました。

本年度の第2回自主勉強会は、途中機材のトラブルというアクシデントにも見舞われましたが、先輩方の体験を直接聞くことでこれからに必要な英語について、応化生の観点から知見を広めることが出来ました。企画していただいた渉外班の方々、お話していただいた先輩方、ありがとうございました。

文責 応用化学科2年 西尾 博道(2018/8/8)

第1回自主勉強会

5月16日に「学生生活と研究室生活について」をテーマとした、第1回自主勉強会が行われました。今回は応用化学科修士1年の先輩1名と、学部4年の2名の先輩に来ていただき、様々な貴重なお話を聞くことが出来ました。

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まず、3名の先輩方から、学生時代にやっておけば良かったこと、学習のポイント、各研究室のスケジュールや特徴などについてお話を頂きました。学生時代にすべきこととして、どの先輩方も早めに計画を立てて行動することの大切さを挙げていました。また研究室生活に関しては、研究室によってコアタイムが違うこと、見学に行き雰囲気も見ること、自分の興味のある分野を希望した方が良いこと、英語がとても重要であること等が挙げられました。

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そして、会の後半ではフリートークが行われました。フリートークでは参加者が3つのグループに分かれ、各グループで先輩方に質問をさせていただきました。参加者のほとんどが学部2、3年であったこともあり、研究室に関する質問がとても多かったという印象があります。特に学部3年は研究室選びを夏に控えているため、研究室での生活や、更には就職先も視野に入れて質問をされていました。私達の質問に対して先輩方が詳しく丁寧に答えて下さったので、とても参考になりました。

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普段は修士や学部4年の先輩方とお話できる機会はなかなかありませんが、このような機会に直接様々なアドバイスをしていただくことが出来、とても有意義な時間となりました。残りの学部生活や研究室生活をより良いものにするため、先輩方から伺ったアドバイスを生かしたいと思います。最後に、自主勉強会を企画して下さった渉外班の方々、貴重なお話をしてくださった修士1年、学部4年の先輩方、有難うございました。

 

(文責:応化2年 徳本彩花)

 

 

第1回縦割り交流会

7月15日(土)に第1回縦割り交流会が行われました。縦割り交流会は、応用化学科の若手OB・OGの方と現役学生の交流、つながりの強化を目的とした交流会で、今回はOB・OG21名、学生60名の計81名が参加しました。

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スローガンは早稲田大学のWaseda Vision 150にならい、20年後の応用化学科を望んで「Be creative!~応化vision120~」が掲げられました。

 交流会は15時に開会し、OB・OGの方による自己紹介の後、OB・OG、院生、そして学部生の縦割りで12グループに分かれました。途中に班替えをはさみながら、各班でアイスブレイク、ロジカルシンキングを行いました。

 1回目は自己紹介を兼ねたアイスブレイク「共通項ゲーム」の後、「教授一人当たりの学生数を減らすべきか」という論題でロジカルシンキングを行いました。各班は賛成・反対いずれかの立場に立ったブレインストーミングの結果を模造紙にまとめ、異なる立場の班に向けて簡単なプレゼンテーションを行いました。

 班替えの後、アイスブレイク「標識伝達ゲーム」で会場の雰囲気も大いに盛り上がってきたところで、2回目のロジカルシンキング「20年後の応化をよりよくするには」を行いました。応用化学科の現状について、改善点や不満を挙げていき、それらの原因を突きつめていくことで、応用化学科をよりよくするためのアイデアを各班一つに絞りました。こちらもプレゼンで意見交換し、どの班も互いに熱い議論を交わしていました。

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 交流会は盛況のうちに17時半に閉会し、その後は懇親会が行われました。懇親会は立食形式で、交流会中にお話できなかった方とも打ち解けたお話ができる、大変貴重な時間となりました。

 会全体を通して和やかな雰囲気の中、同じ応化を卒業され、現在各方面でご活躍されている社会人の方と近い距離でお話ができ、とても有意義な会となりました。また定期的にこのような会が開かれ、より多くの学生が先輩方の経験や思考を吸収し、自分自身についても考えていくきっかけとなれば素晴らしいと思います。

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 最後に、お忙しい中縦割り交流会にお越し下さった若手OB・OGの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 村瀬菜々子 (2017/08/11)

第1回自主勉強会 2017

 

6月9日18時15分から、54号館204教室で第1回自主勉強会が開催されました。今回のテーマは、「英語」でした。学部4年生、修士1年生の先輩方3名が来てくださり、“就活とTOEIC”についてと“長期の留学”について、“大学の様々な英語の授業”についてのお話をしてくださいました。

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会の前半では、各先輩方のプレゼンを聞きました。まず、“就活とTOEIC”について、現在ほとんどの企業で就職活動の際にTOEICなどの英語のスコアが問われています。ですが、TOEICのスコアが内定の基準となる企業は少なく、TOEICなどの英語のスコアをあげるためだけの勉強に大学4年間を使わないでほしい、留学やボランティア活動などに積極的に挑戦して、結果TOEICのスコアもついてきたというのが目指すべきところであると、おっしゃっていました。また、TOEICのスコアがあがると自信がつくので、定期的に受け続けてほしいとのことでした。実際にこの方は3年間でスコアを300点も上げられていて、リスニングの際も聞く意識が変わったそうでした。

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次に、“長期の留学”について、実際にカナダに1年間の留学に行かれた方からお話を伺いました。留学したばかりの頃には、英語を話したくなくなってしまったり、慣れない食事に戸惑ったりすることもあったそうですが、空いた時間に積極的に外に出て学校の人達とスポーツをすることで友人が増え、英語の力も伸びたとのことでした。今では英語の論文を読むのが苦でなく、すらすらと読めるようになったそうです。就職すると1年間という長い期間自由に留学できる機会がない、だからこそ今行くべきだとおっしゃっていました。

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そして、“大学の様々な英語の授業”について、現在応用化学科では1、2年生で英語の必修授業が週2コマあり、本学科の学生は皆その授業を受けています。しかし、他にも本大学のグローバルエデュケーションセンターや留学センターが提供する英語の授業があり、そういったところには意志を持って英語を勉強したいと思う人が集まるので、是非利用すべきだとおっしゃっていました。また、そういった授業で使っていたテキストや、授業で身についたことについて、教えてくださいました。

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会の後半では、参加者が6~7人のグループ3つに分かれ、各先輩方が回り、より具体的なお話や質問に答えるなどをしてくださいました。

 

これからの大学生活の長い1年生や2年生にとって、今回は大変有意義な会になったのではないかと思います。この第1回自主勉強会を開いてくださった渉外班の方々、先輩方、またこのような貴重なお話を教えてくださった3名の先輩方、ありがとうございました。

文責 : 応用化学科3年 濱村咲妃 (2017/06/10)

 

第2回学生企画フォーラム

12月17日(土)に第2回学生企画フォーラムが開催されました。

学生企画フォーラムとは,学生委員が主体となり,学生会員に,本学科が標榜する「役立つ化学,役立てる化学」を,企業の方から講演して頂き,身近に感じてもらえるよう企画した講演会です。昨年から始まった試みであり,大好評の中で,第2回学生企画フォーラムを行う運びとなりました。

今回は,現在,株式会社資生堂(以下,資生堂)で勤務されており,応用化学科OB/OGである中村浩一様,関根知子様のお二方にご講演頂きました。

中村 浩一様

学生時代は応用生物化学を専攻していたため,資生堂に入社した後は,皮膚化学分野の基礎研究を行いたいと考えていたものの,実際はマスカラ作りの研究をすることになったそうです。思いがけない分野の仕事に,全力で取り組む中で,各部署で働く一人ひとりの熱意があって一つの商品が完成することを実感し,その面白さを感じたそうです。初めは,日本で研究をしていましたが,アメリカとフランスで合わせて9年間,資生堂の海外の研究所で研究を行い,そして現在はマネジメントの仕事をしているという多様な経験から得たことを,「キャリア開発」の点から惜しげも無く話して頂きました。研究や他者からの薫陶は勿論だが,とりわけ,「人は仕事を通じて成長する」というお言葉を頂き,さらに,語学などのビジネスの基礎力は常に磨く必要があり,どんな仕事でも,前向きに,その仕事を全力で楽しむことが大事だというアドバイスも頂きました。

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関根 知子様

学生時代は高分子化学を専攻しており,学卒で資生堂に入社,現在は乳化技術の研究をする傍らで,2児の母として育児もしているそうです。仕事で海外とのやりとりが増える中で必要性を感じ,社会人になってから,学位も取得したそうです。資生堂では珍しく,転勤をしておらず,研究分野も大きくは変わっていないそうで,今まで開発した商品について,一般的な知識を交えながら,分かりやすくお話をして頂きました。講演の間に,休憩として資生堂のCMを見た後,現在の生活についてお話をして頂きました。理系の企業ではあるものの,業務や打ち合わせなどでは,文系分野の仕事もあり,様々な力が求められるそうです。社会人になってから勉強できる時間は少ないため,化学分野は勿論,語学などの基礎力は学生時代に身につけておくべきであり,また,仕事ではチームプレーが求められるので,協調性が大事であるというアドバイスも頂きました。

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中村様,関根様の講演の後は,質疑応答を行いました。積極的に質問をする学生が多く,質問の時間が予定よりも長引くほど,質疑応答も盛り上がりを見せ,講演は全て終えました。

お二方のご講演の後は,懇親会を行いました。

応用化学会会長である三浦千太郎様の乾杯の挨拶に始まり,学生とOB/OG間での会話も尽きることなく,懇親会も大盛況でした。最後に,B2 の上宇宿学部生部会代表の中締めの挨拶で,本フォーラムの行程を全て終えました。

昨年のフォーラムに引き続き,学生にも分かりやすく,そして社会人になってからのイメージや,今求められている力が何であるかを知ることができ,非常に刺激的で実りの多い講演会でした。

昨年,今年と大成功の良い流れを引き継いで,来年以降も同様なフォーラムが継続的に開催されると良いと思いました。

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最後に,中村様,関根様,お忙しい中,学生のために講演をして頂き,ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 神守 広一郎 (2016/12/22)