2021年度企業が求める人材像~ストラテジー時代に求められる様々なリーダーシップの視点~

11/20に企業が求める人材像を行いました。久しぶりの対面企画ということもあり、総勢43名に参加していただきました。本年度は若手部会との交流会という形で「リーダーシップ」に関して楽しみながら学ぶことができました。

会のはじめに劉 雲龍さん(新56、酒井・小堀研。三菱ケミカル株式会社、早稲田大学大学院商学研究科・博士後期課程商学専攻)よりリーダーシップ論についてのご説明がありました。リーダーシップと聞くと、限られた人のみが持つ能力のように聞こえるかもしれません。しかし、本会におけるリーダーシップとは周囲との「関係性」であり、誰しもが実践できるスキルです。そのほかリーダーシップ論の変遷や早稲田大学の卒業生 (ユニクロ・柳井さんなど)の考えなどをご紹介いただきました。

講演後グループワークに移りました。参加者は事前に行われた自己分析により以下のカテゴリーに分類されました。各グループに分かれ、『早稲田応用化学会』というテーマについて議論しました。

コントローラー型:常に自分が判断する立場にいたいと望み、自分をコントロールする人に意識的、無意識的にかかわらず反発します。

プロモーター型:他者に影響することを大切にしています。

サポーター型:人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。

アナライザー型:自分の行っていることが「正しい」と実感できるとき、彼ら の行動は促進されます

各グループでの議論の際にはそれぞれに以下の役割を分担し、それぞれのリーダーシップを体験できるようにしました。また議論した内容はスライドにまとめ、各グループからの発表および、質疑応答を行いました。

リーダーシップスタイル:

先駆者スタイル:チームの成果を高めるために、他の人に取ってほしい行動をまず自分が取る、また、まわりから批判されそうなアイディアでも提案してみる

司会者スタイル:チームメンバーに話しを振ることでチームメンバーのアイディアを引き出し、話してもらうことでメンバーの 魅力を引き出す

航海士スタイル:チームの議論の方向性を決め、議論が脱線した場合に話しを戻す

補強者スタイル:チームが必要とする支援を行い、地味ではあっても重要なサポート役を担う

応援者スタイル:チームメンバーを精神的に支援、そのたゆまぬ努力を積極的に応援する

提案者スタイル:議論に必要と思えるアイディアを積極的に出し、成果に近づくように様々な視点から提案を行う

参加者からは「環境問題について」の講義や、「将来設計」また「就職活動に向けた講義」など多角的な視点からの提案が成されました。これも各参加者がそれぞれのリーダーシップを発揮しながら行った結果だと思います。

企業1

企業2

会のまとめとして再び劉さんより早稲田と東工大におけるディプロマポリシーの紹介および実行軸・思考軸を基調とした将来設計(未来地図)を作っていったらどうかとの提案がありました。また今回はSTEP1の目標設定であり、今後STEP2として自己認識などより理解を深めていきたいというお話がありました。その後学生代表の感想及び橋本副会長よりご講評をいただき、本会は盛会のうちに終了いたしました。

最後になりましたが、本会にご参加いただいた皆様、また準備にご尽力くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度以降も引き続き、魅力ある会が開けるように努力いたします。

企業3

文責: B4 岡順也