「オープンキャンパス」カテゴリーアーカイブ

2021年度 早稲田大学先進理工学部応用化学科オープンキャンパス 実施報告

先日行われたオープンキャンパスにて、応化委員会として出展に協力させていただきました。当初は対面形式を予定していましたが、緊急事態宣言の発令に伴い、オンラインでの開催になりました。対面ではなかったものの、参加者の方には様々な方法での企画を楽しんでいただけたと思います。以下にご報告させていただきます。

今年度のオープンキャンパスは8月18、19日に行われました。今回は緊急事態宣言下のため、Zoomを2種類のグループに分け、それぞれ別のコンテンツを提供しました。片方のグループではリアルタイムで個別相談及び研究室の紹介を行いました。もう一方のグループでは、Zoomの共有機能を用いてあらかじめ撮影した動画を流し、応用化学科の様子を紹介しました。以下ではリアルタイムで対応したグループをルームA、動画を流したグループをルームBと記述します。 今回、運営として応化委員会からB2が6名、B3が4名、応援としてB4の先輩が2名参加しました。

前日に行った事前準備では、担当や対応を決め、事前に頂いた質問を確認しました。また、ルームAで紹介するサンプルやルームBで流す動画などは応用化学科の研究室にて用意しました。

ルームAでは個別の進路相談や研究内容のサンプル、研究室紹介を行いました。進路相談では、入試の方法によってそれぞれZoomの別の部屋を立て、参加者の入試方法に合わせてそれぞれの担当者に直接話を聞くという形式をとりました。そして、研究室・サンプル紹介のルームを2つ作り、それぞれを移動して違う種類のものを紹介しました。この部屋割りでは、進路についての相談は学生が行い、研究室・サンプル紹介は助手の方々に担当していただきました。進路相談では、一般入試での質問が多いと考え、担当を多く配置しました。参加者の質問も多岐にわたり、入試の対策や勉強方法から始まり、大学の様子や応用化学科に関する詳細の質問もありました。また、大学や学部の選び方の質問や、 生物受験者の不安も見られました。研究室・サンプル紹介では、実際に研究している毒やカーボンナノチューブおよび各研究室の説明をしました。ここでは、対話定式ではなく、こちら側が一方的に話す形になってしまい、質問があまり出てこなかったことが懸念点として挙げられました。

ルームBでは、演示実験と詳細な実験室紹介の動画をZoom上で配信しました。また、動画のリンクを配布し、期間中にはいつでも見られるようにも工夫しました。研究室に所属する学生から各研究室の雰囲気を感じられたことが、運営側としても印象的でした。また、演示実験はやや難しい内容でしたが、説明が詳細で興味深く、自ら体験したくなりました。

今回のオープンキャンパスはオンラインでの実施でしたが、様々なコンテンツがありました。応用化学科の強みについて、一般受験の学生だけでなく、推薦・内部進学の学生たち  や受験生の意見を知ることができ、視野が広がる非常に良い経験となりました。オンラインでの実施によって、動画配信やZoomを用いて遠方の受験生も参加しやすい点がとても良かったと感じました。また、参加者からのフィードバックとしてアンケートを募ったところ、基本的に肯定的な意見が多く見られましたが、まだ改善の余地もあると思います。来年も応化委員会として参加し、今回の経験を生かして応用化学科の魅力をより伝えられるオープンキャンパスにしたいと思います。協力してくださった研究室の皆様、先輩や助手の方、そして先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 オープンキャンパス

文責 B2 水口哲也

2018年度 応用化学科オープンキャンパス

8月4日・5日、本大学においてオープンキャンパスが開催されました。応用化学科では学科展示、2名の先生による模擬講義、研究室見学ツアー、体験実験を行いました。

学科展示 @54-204

学科展示の教室では、各研究室のポスター・サンプル・模型等を用いた研究内容の紹介、教科書・ノート・実験レポートの説明、時間割の展示、演示実験を行いました。演示実験では、吸水性ビーズを使用した実験と、ろ紙と水性ペンによるクロマトグラフィーの実験を行いました。応化委員の学生は、来場者の皆様に応用化学科への興味を持っていただけるよう工夫して説明をしていました。

応化1

模擬講義 @57-201 14:45~15:15

模擬講義では2名の先生に以下のようなテーマでご講演をしていただきました。

・1日目 下嶋先生:「社会に貢献する無機材料の化学」

・2日目 野田先生:「夢の材料を現実へ」

下嶋先生の講義では、無機材料が磁石や電池、スマートフォンなど身近なものに用いられていることを学び、野田先生の講義では、化学工学とは、高効率で安全なものづくりを考える学問であるということを学びました。どちらの講義も応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」を感じることができる内容でした。

研究室見学ツアー 15:50~16:50

今年度はツアーの開始時間が遅かったのにもかかわらず、整理券60枚は13時頃に配布終了となりました。15人×4グループに分かれ、応用化学科の研究室や学生実験で使用する実験室の見学をしていただきました。各研究室の方による研究内容の説明は、応用化学科の学問分野をイメージするよい手助けになったと思います。

体験実験 @56-302 13:00~14:00

体験実験は30人の人数制限があるため、整理券を9時から配布いたしました。大好評で、両日ともに10時前に整理券の配布は終了となりました。参加者の中高生には白衣と安全メガネの着用をお願いし、山口研究室の方々の説明のもと、実験を体験していただきました。実験内容は、ノーベル賞を受賞した鈴木―宮浦クロスカップリング反応を試験管内で進行させ、蛍光分子の合成を行うというものでした。蛍光を発したとき、中高生だけでなくその親御さんからも感動の声が上がったのが印象的です。

応化図2

今年度のオープンキャンパスは、パンフレット配布数が2000部に達し、大盛況でした。応用化学科の魅力を大勢の中高生にお伝えすることができたことを嬉しく思います。オープンキャンパスに足を運んでくださった皆様、また、準備・当日のスタッフとして手伝ってくださった全ての方に感謝申し上げます。

(文責 応用化学科3年 片岡 美穂)

2017年度 応用化学科オープンキャンパス

8月5日・6日、本学にて、オープンキャンパスが行われました。応用化学科では教室での学科展示をはじめ、2名の先生による模擬講義、研究室見学ツアー及び、体験実験を催しました。

学科展示

教室にて、各研究室のポスター、及び研究室で実際に用いられるサンプル・模型による研究内容の紹介、学生の使用する教科書や実験レポート、時間割の展示、学生生活のビデオ放映を行いました。応化委員の学生は、来場して頂いた中高生の受験相談や保護者の質問対応などをしました。
 

 

オープンキャンパス_2017

 

模擬講義

模擬講義では2名の先生に以下のようなテーマでご講演をしていただきました。

・西出先生:「高分子の世界」

・下嶋先生:「社会に貢献する無機材料の化学」

どちらの講義も中高生からすれば少し発展的な内容ではあったものの、応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」を身近に感じることができたのではないでしょうか。

研究室見学ツアー

研究室見学ツアーでは、普段目にすることのできない、応用化学科の研究室や、学生実験で使用する実験室の見学をして頂きました。各研究室の方に具体的な研究内容の説明をして頂くことで、学生生活の、時間割だけでは分からない部分をイメージする良い手助けになったのではないかと思います。

体験実験

体験実験では、参加して頂いた中高生の一人ひとりが、それぞれの試験管の中で蛍光物質を作り、観察するという実験を行いました。実験は山口研究室の方の説明と共に進められ、ノーベル賞を受賞したクロスカップリング反応により蛍光物質が作られることを、実験を通じて学び、実感して頂きました。

 

オープンキャンパス_2017

 

今年度のオープンキャンパスは、昨年度よりも多くの方が来場し、非常に盛況であったように感じられました。昨年とは少し趣向を変え、研究室で実際に用いているものを多めにすることにより、対象の年齢を引き上げることで、発展的な内容を増やしたものの、積極的に質問をする中高生が多く見受けられ安堵しました。オープンキャンパスに訪れたことがきっかけで、化学に興味を持つ方が一人でも増えれば幸いです。

最後に、今回のオープンキャンパスの準備・当日のスタッフとして手伝っていただいた全ての方に感謝の意を表します。

    文責 : 応用化学科3年 岡野 太悟 (2017/08/27)

オープンキャンパス 2016

8月6日・7日、本大学理工学術院でオープンキャンパスが行われました。応用化学科では、2名の先生の模擬講義と、研究室見学ツアー、学科の紹介展示、体験実験を催しました。

模擬講義
模擬講義では2名の先生に下記の題目の下、ご講義いただきました。

・和田先生の「拡張を続ける周期表-身の回りのものは分子からできている-」

・細川先生の「分子の世界の右手・左手」

どちらの講義も高校生にとっては発展的な内容ではありましたが、化学の世界に一歩足を踏み入れるけっかけになったのではないでしょうか。授業を受けたある高校生からは、「初めて聞く話が多く、大いに刺激を受けた。」との感想がありました。

体験実験
体験実験では、参加してくれた中高生一人一人が蛍光物質をそれぞれ試験管の中に作り、観察するという実験を行いました。実験は山口研究室の方々の説明とともに進められ、クロスカップリング反応により蛍光物質が作られること・溶媒を変えることで黄色い蛍光物質と青い蛍光物質の2つができることを実験をしながら学んでいきました。また2つの色の蛍光物質がそれぞれ光る様子を観察しました。蛍光物質で光り輝く試験管は、とてもきれいで感動するもので、参加してくれた中高生の中には、写真におさめている人たちが多くいました。山口研究室の大北さんは、「中高生からの反応がよく、企画してよかった。」とおっしゃっていました。

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学科の紹介展示

学科の紹介展示では、各研究室のパネルを用いた紹介・吸水性高分子や素材の異なるラップを用いた実験・学生が実際に使っている教科書や、学生が実験の授業で書いたレポート・応用化学科の時間割や学生生活の紹介ビデオなどが用意されており、応化委員の学生が見に来た中学生や高校生に解説をしていました。化粧品に興味がありどの分野に進めばよいのか悩んでいる学生や、大学生活について不安のある中高生などが、それぞれ現役の応化生に相談をしている様子が見られました。

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研究室ツアー

研究室ツアーでは応用化学科の各研究室の方々により、それぞれの研究室について、現物や映像を用いた説明を行ってくださいました。また、研究室の見学だけでなく、学生実験で使用する実験室も周り、中高生にとって応用化学科での大学生活のイメージが膨らんだのではないかと思います。今年の研究室ツアーは、整理券を配布して行ったのですが、配り始めて14分でなくなってしまうほどの盛況ぶりでした。

どの企画も、応化委員の学生や院生の方々、学科の先生方が丁寧に企画していて、取材で横から見ていた私ものめり込んでしまうくらい楽しかったです。応化委員のオープンキャンパスの代表、井尻さんからは「今年度のオープンキャンパスを通して私が感じたことは、早稲田大学という名前の強さです。自分が高校生の時にもオープンキャンパスは参加しましたが、早稲田大学ともなると、来場者数がとても多いと肌で感じました。2日間で応用化学科のブースだけで2000人以上の方が来場されて、2日間を終えた時は達成感を感じました。他大学にはない良さあり、自分が入学してこの仕事をするまで気付くこともありませんでした。また、今回の仕事で自分と一緒に準備、当日の仕事を手伝ってくれたスタッフの皆さんに感謝してます。」との感想をいただきました。今回の機会を通して、いらしてくださった1人でも多くの方々に化学の世界に興味を持ってもらえていたら幸いです。 (文責 応用化学科2年 濱村 咲妃)