第四回学生企画フォーラム

12月8日(土)に第四回学生企画フォーラムが開催されました。

 

学生企画フォーラムとは、企業の方のご協力のもと学生委員会によって企画される講演会であり、応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を、全ての応化学生により身近に感じてもらうことを目的としています。毎年ご好評をいただいている本企画の第四回目として、JXTGエネルギー株式会社(以下、JXTGエネルギー)様の絶大なるご協力のもと、今年も講演会が開催される運びとなりました。

 

政本浩幸 学生委員長の開会の挨拶の後に、早稲田大学化学科OBの人事部、前川俊輔様より会社概要のご説明がありました。JXTGエネルギーは石油事業において日本を代表する企業であり、海外にも多数の拠点を持っています。石油化学製品の製造なども幅広く手掛けており、応用化学との関りが深い会社となっています。

 

続いて、応用化学科の卒業生の小堀史門様、高橋麻登香様のお二方にご講演いただきました。

 

小堀 史門 様 「若手社員が日米の現場で見た、グローバルに役立つ応用化学」

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電気・情報生命工学科から応用化学科に編入し、大学院では無機化学を専攻されていました。現在はJXTGエネルギーにて技術企画を担当されており、実際の現場で応用化学がどのように生かされているのかについてお話してくださいました。生産過程におけるトラブルへの対処や収益の改善といった部分にも、応用化学の考え方が不可欠となっているそうです。また、ご自身のテキサスでの駐在経験をもとに、日米での働き方の違いや日本人の誇れる点についてお話してくださいました。ご自身はサークル活動などに打ち込む学生生活を送られていたそうですが、修士2年生のころの海外学会発表と海外旅行が転機となったそうで、学生時代にはいろいろなことにチャレンジすべきだというアドバイスをいただきました。

 

高橋 麻登香 様 「子育て研究者のワーク&ライフ」

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学生時代には無機化学を専攻されており、小堀様とは同じ研究室で直属の先輩というご関係だったそうです。現在はJXTGエネルギーにて機能材料を研究される傍らで、二児の母として育児もされているそうです。ご自身が開発に携わったナノインプリントの開発過程や有用性について、学生にも非常にわかりやすく説明してくださいました。また、仕事と育児の両立のために心がけていることや苦労している点、そしてやりがいを感じる瞬間についてもお話してくださいました。トラブルも見越して早めに仕事を進めておくことや、場合によっては仕事を他人と分担することも必要であり、また、理系は働くうえで専門性や思考力が強みとなるので、学生時代に必要なスキルを身につけておくべきであるというアドバイスをいただきました。

 

小堀様、高橋様の講演の後には質疑応答が行われ、学生やOBの方々からも活発に質問がなされました。最後に、西出宏之応用化学会会長の挨拶をもって講演会が終了しました。

 

お二方のご講演の後には、懇親会が行われました。

下村啓 基盤委員長より乾杯のご挨拶を頂き懇親会も盛大に開催することができました。前川様、講師のお二方、早稲田応用化学会とJXTGエネルギーの橋渡しにご尽力くださった伊田領二様よりご挨拶をいただきました。学生とOB/OGの間での交流も深まり、大盛況のうちにB2岡康太 学部生部会副部会長の一丁締めにて閉会となりました。

 

学生企画フォーラムでは現役で働いている社会人の方から貴重なお話を伺えて、学生にとって自分の将来について考えるための非常に良いモチベーションとなったのではないでしょうか。来年度以降もぜひ、このような有意義な会が継続的に開催されていけばと思います。

 

最後に、お忙しい中講演してくださったお二方をはじめ、本企画の実施にお力添えくださったすべての方に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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文責:応用化学科3年 村瀬菜々子

第3回自主勉強会

12月10日に「進路・院試」をテーマとした、第3回自主勉強会が開催されました。今回は就活や院試を終えた学部4年の4名の先輩方をお招きし、自身の就活や院試の体験談と、それをふまえたアドバイスをいただきました。まず会の前半では、4名の先輩方による講演が行われ、進路を決めたきっかけや就活、院試の対策などについてお話していただきました。

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最初に、院試を経て、来年の4月から早稲田大学大学院に進学される先輩からは、GPAの重要性や院試の内容、具体的な対策方法などを教えていただきました。

次に、院試を経て、来年の4月から東京工業大学大学院に進学される先輩からは、院試受験までの流れや志望動機、具体的な学習方法についてお話をいただきました。特に、科目ごとの出題範囲の特徴や、オススメの教材なども詳しく教えて下さりました。

そして、院試を経て、来年の4月から東京大学大学院に進学される先輩からは、志望動機や院試受験までの流れ、具体的な対策方法を教えていただきました。

最後に、学部就職を経て、来年の4月から社会人になられる先輩から、学部就職を選んだ理由や、周囲に就活をしている人が少ない中での情報収集の仕方、内定までの具体的な流れなどを紹介していただきました。

 

先輩方による講演のあと、会の後半ではフリートークが行われました。フリートークでは参加者が4つのグループに分かれ、各グループで参加者から先輩方に質問させていただき、より具体的なお話を伺うことが出来ました。どの先輩方も「早めに情報収集をして十分な対策をした」とおっしゃっており、逆算して早めの行動をすることの大切さを教えていただきました。参加者にとって、自身の進路を具体的に考えるきっかけとなる、大変有意義な会でした。お忙しい中、貴重なお話をして下さった4名の先輩方、有難うございました。

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(文責 B2徳本 彩花)

第1回プレゼンテーション大会

 11 月 30日(金)に渉外班主催のプレゼンテーション大会(以下プレゼン大会と示す)が行われました。この会は、学部生である応化委員の学生が、将来の研究室配属後および就職後に、学会をはじめ、あらゆる場面においてプレゼンテーションを行う機会が増えるため、その技術習得と向上を目的として行われました。プレゼン大会は、今年度初の試みであり、誰もがどのような会になるのかを楽しみにしていました。今回は、B1 阪研治、B2 佐藤由弥、B3 疋野拓也の 3 名が、『最近気になっていること、興味を持っていること、おすすめしたいこと』をテーマに発表しました。各発表ごとに、聴衆者からの質疑応答の時間を設け、最後に交流部会の先輩方に講評をしていただきました。また、プレゼン大会において、各発表について観点別の評価を聴衆者が行い、点数化をして優勝者を決めました。

どの発表者も、自分の選んだ内容について熱心に語っており、プレゼンテーションを聞いている人にどのようなスライドを作れば、聴衆者によりわかりやすく伝わるのかということを考え、発表をしていました。

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発表者それぞれが、色々な場面において聴衆者に詳しく伝えようと工夫をし、声の大きさ、アイコンタクト、ジェスチャーを基本とした動作で伝えていました。例えば、ある発表者は多くの写真を用いてひと目でわかるようなスライドを作り、丁寧な説明を心がけており、ある発表者は体全体で表現をして聞き手を引きつけていたり、ある発表者はひとつひとつの事柄について自分の意見や考えを交えて深く話すなど、発表者ぞれぞれの工夫が見られ、非常に興味深い行事となりました。発表後の質疑応答の時間では、聴衆者から、内容についての質問や、発表を行うときに心がけていることについての質問、さらに自分が発表で取り上げられた内容を実践するにはどのような事を行って行くべきかなど、多種多様な質問が飛び交いました。

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全ての発表が終わると、得点の点数開示、および発表者に向けたコメントが全て公開されました。今回の優勝者はB2佐藤由弥となりました。プレゼン大会の総括として、発表における起承転結をわかりやすく示すこと、聞き手の立場に立って発表することなどを学びました。

プレゼン大会を行うにあたり、交流部会の先輩方を始め、多くの方にご支援とご協力をいただきましてありがとうございました。

                                                                                        (文責 B2中川慎一朗)

※本プレゼンテーション大会において、参考資料として以下に示すURL先の動画を用いました。

https://www.youtube.com/watchv=L8ezBwBnBus&feature=youtu.be

2018年度 応用化学科オープンキャンパス

8月4日・5日、本大学においてオープンキャンパスが開催されました。応用化学科では学科展示、2名の先生による模擬講義、研究室見学ツアー、体験実験を行いました。

学科展示 @54-204

学科展示の教室では、各研究室のポスター・サンプル・模型等を用いた研究内容の紹介、教科書・ノート・実験レポートの説明、時間割の展示、演示実験を行いました。演示実験では、吸水性ビーズを使用した実験と、ろ紙と水性ペンによるクロマトグラフィーの実験を行いました。応化委員の学生は、来場者の皆様に応用化学科への興味を持っていただけるよう工夫して説明をしていました。

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模擬講義 @57-201 14:45~15:15

模擬講義では2名の先生に以下のようなテーマでご講演をしていただきました。

・1日目 下嶋先生:「社会に貢献する無機材料の化学」

・2日目 野田先生:「夢の材料を現実へ」

下嶋先生の講義では、無機材料が磁石や電池、スマートフォンなど身近なものに用いられていることを学び、野田先生の講義では、化学工学とは、高効率で安全なものづくりを考える学問であるということを学びました。どちらの講義も応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」を感じることができる内容でした。

研究室見学ツアー 15:50~16:50

今年度はツアーの開始時間が遅かったのにもかかわらず、整理券60枚は13時頃に配布終了となりました。15人×4グループに分かれ、応用化学科の研究室や学生実験で使用する実験室の見学をしていただきました。各研究室の方による研究内容の説明は、応用化学科の学問分野をイメージするよい手助けになったと思います。

体験実験 @56-302 13:00~14:00

体験実験は30人の人数制限があるため、整理券を9時から配布いたしました。大好評で、両日ともに10時前に整理券の配布は終了となりました。参加者の中高生には白衣と安全メガネの着用をお願いし、山口研究室の方々の説明のもと、実験を体験していただきました。実験内容は、ノーベル賞を受賞した鈴木―宮浦クロスカップリング反応を試験管内で進行させ、蛍光分子の合成を行うというものでした。蛍光を発したとき、中高生だけでなくその親御さんからも感動の声が上がったのが印象的です。

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今年度のオープンキャンパスは、パンフレット配布数が2000部に達し、大盛況でした。応用化学科の魅力を大勢の中高生にお伝えすることができたことを嬉しく思います。オープンキャンパスに足を運んでくださった皆様、また、準備・当日のスタッフとして手伝ってくださった全ての方に感謝申し上げます。

(文責 応用化学科3年 片岡 美穂)

第2回自主勉強会 

 
6月13日、第2回自主勉強会が開かれました。今年度2回目の自主勉強会のテーマは「英語について」でした。グローバル化が進む今日の社会において英語は必要不可欠、避けては通れないものとなっています。その中で、TOEIC、短期留学、長期留学について応用化学科の先輩方にお話をしていただきました。

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まずはTOEICについて、英語が苦手な人に向けたTOEICの勉強法のアドバイスをいただきました。TOEICは、早稲田応化の院試を受けるのにも必要なものとなっています。英語が苦手な人がTOEICで点数を取るのに効率のいい勉強法としては、公式の問題集を解くよりも、TOEICの対策本で問題の傾向を知ることだというアドバイスをいただきました。リーディングの問題は対策本に従って問題に慣れておくことが重要だそうです。一方でリスニングは、対策を学ぶだけでは完全ではなく、英語を聞く機会を増やして耳を慣らしておく必要があるようです。

次に長期留学についてお話を伺いました。長期留学は、応化のカリキュラムに見合った授業を海外で完全に取ることは難しい部分があり、海外の考え方や人生観、英語能力を磨くために用いることがあるようです。海外の大学の授業は日本の大学のものと違い、同じ授業が週に数回行われることもあるようです。留学資金については長期だと100万円を超えてしまうようですが、学校から奨学金をもらうこともできるそうです。

最後に、短期留学についてお話をしていただきました。短期留学は春休みや夏休みに行うので、海外での学習を応化での学習と平行して行うことができます。また、英語能力を磨く点においては海外旅行よりも密度の高い経験を得ることが出来ます。留学先では留学生のためのイベントもあり、様々な人と交流を深められたそうです。短期留学なので長期留学よりも得られる経験としては少ないですが、一方であまりお金をかけずに行くことができるようです。

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フリートークの時間では先輩方が質問に答えてくださいました。留学先のことや英語の勉強法など、質問は途切れることなく、和やかな雰囲気で会は進みました。

本年度の第2回自主勉強会は、途中機材のトラブルというアクシデントにも見舞われましたが、先輩方の体験を直接聞くことでこれからに必要な英語について、応化生の観点から知見を広めることが出来ました。企画していただいた渉外班の方々、お話していただいた先輩方、ありがとうございました。

文責 応用化学科2年 西尾 博道(2018/8/8)

学生委員歓迎会

6月23日(土)に新入生と親睦を深めるために学生委員歓迎会が開かれました。学生委員歓迎
会は企画班主導による今年度初の企画です。歓迎会にはB1~M1の学生35名が集いました。

歓迎会では6班に分かれ東京各所を山手線の駅に沿ってめぐりました。山手線の各駅には場
所に関係したお題が置かれています。お題を解くことで点数を獲得できるので、これらの総得点数
を班同士で競い合いました。生憎の雨でしたが、勝ち負けがあることでどの班も知恵と体力を振り
絞って全力で企画に臨んでいました。

歓迎会では新入生は応化委員の上級生と長い時間行動します。初めは新入生も緊張していた
ようですが時間が経つにつれて上級生と打ち解けていました。お題も「アイドルのポーズを真似す
る」や「メガネドラッグで眼鏡を洗浄する」など独特なものが多かったのでお題を通じても仲を深め
られたと思います。戦いは非常に熱いものとなり、優勝班は僅差で決まりました。

学生委員歓迎会は今年初めての企画でしたが、学生一同が会を大いに盛り上げてくれました。
この会を通じて、新入生と上級生の距離も縮まったと思います。学生委員歓迎会は新入生と先輩
が親睦を深めるためのとても貴重な機会となりました。今後もより学生間の交流を深めて、応化委
員の活動を盛り上げていきます。

 
文責: 応用化学科3年 山本直輝

2018年度交流講演会・パネルディスカッションの部

パネラー:小野崎 正樹 先生

参加学生:政本 浩幸(Facilitator)、福島 みのり(以上 M1)

神守 広一郎、坂本 明允、小松 礼佳(以上 B4)

小野崎正樹エネルギー総研顧問

小野崎正樹先生

政本浩幸学生委員長

政本浩幸学生委員長

福島みのりさん

福島みのりさん

神守広一郎さん

神守広一郎さん

坂本明充さん

坂本明允さん

小松礼佳さん

小松礼佳さん

講師の小野崎先生を囲んでパネルディスカッションを開催しました。FacilitatorはM1の政本浩幸が担当し、転職のきっかけ,企業とシンクタンクとの仕事のやり方の違い,海外勤務,100年後の予想についてさらに詳しく質問しました。特に印象的な2点を以下に記します。

 

〇事前にご講演内容をお聞かせいただいていたので、学生間でも「超長期的な(100年後の)工学的・生物学的な予想に関して話し合い、これについて小野崎先生よりご意見を頂きました。

 

(下記、学生委員会で作成した100年後の予想)

「工学的な予想」

(宇宙関連)

・月、火星に人が住む

・宇宙エレベーターができる

・天候を操れる

 

(ドラえもん関連)

・翻訳機能が向上する(ドラえもんの翻訳コンニャクのような)

 

(Back to the Future関連)

・空飛ぶ車(移動手段が空)ができる

 

(その他)

・組成を反映した3Dプリンターができる

・現金を持ち歩かなくなる

・地震予知が可能になる

 

「生物学的な予想」

・寿命が延びる(150歳くらいまで)

・再生医療が全ての臓器に適用可能になる

 

小野崎先生「リストアップされている項目を見ますと、結構身近に実現しそうななことが多いですね(笑)現金を持ち歩かなくなることに関しては、ほとんど現実になるかもしれません。日本は現金主義なので持ち歩く人が多いですが、海外ではカード社会が進んでいます。以前スウェーデンに行った際、空港で両替した現金を、帰国する際にすべてそのまま円に換金したほどです。翻訳機能に関しても、既にかなりのスペックのものが世に出ています。宇宙の話に関しては、そもそもそれが必要なのかという議論も必要かもしれませんね。こう見ていきますと、なかなか100年後の予想図は描きづらいですよね。」

 

学生「小野崎先生のご指摘の通りでして、なかなか100年後の予想図は描きづらかったです。しかし、非常に大きな夢のある話もあり、そういった分野に応用化学科の人材としてどのように貢献できるのかを議論することも面白いと思います。」

 

〇「小野崎先生の大事にされている言葉」について質問したところ、「3つの言葉を大切になさっているとお聞きしました。」

 

【向いた方が前】

「自分自身の置かれた状況で、目の前にあるものをやれば良いというわけではなく、目の前の現状を受け入れて、その中で精一杯のことをやっていくことが大切ですね。これは自分の生き方でもあります。」

 

【ストレス“と”楽しもう】

「長嶋茂雄さんの言葉です。仕事をしていると必ずストレスがあります。千代田化工でプラントを作って運転するとき、夜中に試運転の時も呼び出され、慌てて駆けつけることもありました。ストレスから逃げずにプラスに考えることで、ストレスを乗り越えて、自分が成長していくと思います。」

 

【最悪のことを考える】

「困難なことに立ち向かったときに、最悪の状況を想定して、それでも自分が生きていけるのならば大丈夫だと考えると、冷静に対応できるようになります。」

パネルディスカッション風景

パネルディスカッション風景

私たち応用化学科の学生は研究を中心として、幅広く課外活動に打ち込んでいます。その中で思い通りにいかない場面も多く存在しますが、そうした時に、上記の三つの言葉で気持ちを整理し、「足踏みや後退」を「前進」に変えていきたいと思いました。

小野崎先生との様々な議論の中で、社会に出た時に役立つ非常に多くのものを学べたことは有意義でした。最後に、貴重なご経験をお話しいただき、また、学生とのパネルディスカッションも快くお引き受けいただきましたことありがとうございました。

 

(文責:学生委員長 M1政本浩幸)

 

応用化学会HP:第32回交流会講演会の報告

 

2018年度新入生オリエンテーション合宿

5月19日から20日にかけて、2018年度新入生オリエンテーション合宿(以下オリエン)が軽井沢セミナーハウスで行われました。オリエンは新入生の今後の学生生活を豊かにすることを目的としており、応化の先生方や先輩方と横のつながりだけでなく、縦のつながりも持てる場となっています。また、応化の国際交流コースの生徒もオリエンに参加しており、新入生同士でも新しい交流がありました。

 

セミナーハウス到着後、先生方によるガイダンスが行われました。ガイダンスでは、応化の先輩方の就職先や、博士課程についてなど、今後の学生生活を送っていくうえでの貴重なお話をして頂きました。新入生にとっては先のことでまだ実感が湧かなかったかもしれませんが、具体的に自分たちの将来を考える良い機会になったと思います。また、運営側の2,3年生は、各々の学生生活を見直し、気持ちを入れ直せたと思います。

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その後、夜にはグループミーティング(以下GM)が行われました。GMはオリエンのメインイベントの1つであり、先生方と新入生が近い距離でお話できる、またとない貴重な機会となっています。その中で、1年生から多かった質問として、英語の重要性や、学生のうちにやっておくべきこと等、勉強に関連した意識の高い質問から、学校付近にある美味しいお店、先生方の趣味といった、ユニークな質問もありました。これらの質問に対して、先生方が過去を振り返りながら親身になって答えてくださいました。また、時には新入生から笑いの起きるお話もしてくださり、学生の緊張もうまくほぐして会話を進めてくださいました。先生方の熱意のある回答のおかげで、新入生もGMの前に比べて、学生生活における不安が払拭され、今後の学生生活に期待が持てたと思います。

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オリエンの2日目は、運動会を行いました。運動会では、新入生と応化委員でチームを組み、大繩やリレー、綱引きを行って盛り上がりました。運動会を通して一緒に運動することで、新入生同士はより一層仲を深めることが出来たのではないかと思います。チーム全員で勝利を目指す姿は見ていてとてもキラキラしていました。また、運動会の目玉として、最後に綱引きの優勝チームと先生方の対決を行いました。結果は先生方の勝利で終わり、大人の力を新入生に味わってもらえたと思います。

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オリエンの目的である、新入生同士の交流、また、先生方、先輩方との交流を通して、応化を知ってもらうことが達成されたならば幸いです。また、オリエンで出会った新入生同士はもちろん、応化委員の先輩とも今後つながりを持ってくれれば、より良い学生生活を過ごせるのではないかと思います。

 

来年以降もより良いオリエンに出来るように、運営側である応化委員としてもより一層のスキルアップをしていきたいと思います。その他の応化委員の今後の活動もぜひ見守ってください。

 

文責:応用化学科3年 石田壮

縦割り交流会

6月9日(土)に縦割り交流会が行われました。この会は若手OB,OGの方々と現役学生が親睦を深めることを目的としており、OB,OG19名、学生44名が参加しました。スローガンとして「集え、知恵の社会人!挑め、若さの大学生!」が掲げられ、本企画のチーフであるM1の柳川さんと政本学生委員長から開会の挨拶が述べられて、15時に開会しました。

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まず初めに、OB,OGの方々より挨拶をしていただきました。その後、OB,OG,そして学生が8班に分かれ、班ごとにアイスブレイクを行いました。

アイスブレイクでは、班内で自己紹介をした後「NASAゲーム」を行いました。宇宙空間に投げ出され母船に戻りたい場合、与えられたアイテムの内必要だと思う順にランキングをつける、というゲームで、正解数を班同士で競い合いました。各班にOB,OGの方が2名ずついらっしゃり、学生も交えて活発な議論がなされました。

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会場内が盛り上がってきたところで、メインのロジカルシンキングを行いました。今回は、状況を分析するビジネスフレームワークの一種であるSWOT分析を使い、「番組を作ろう!」というお題にチャレンジしました。班内で学部生チームと社会人チームに分かれ、それぞれ案を練った後、学部生チームと社会人チームでプレゼンを行い、互いに熱く意見を交わしました。

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交流会は大いに盛り上がり、そのまま懇親会へと移りました。懇親会は立食形式で、交流会で話せなかった方ともお話が出来、大変充実した時間でした。懇親会も大いに盛り上がり、時間が過ぎるのがあっという間でした。最後に、若手OB会代表の米山様から閉会の挨拶を頂き、柳川さんの一本締めで縦割り交流会が閉会しました。

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若手OB,OGの方々との交流を通じ、社会人に必要なこと等私達学生にとって非常に勉強になるお話を沢山伺え、大変有意義な会でした。縦割り交流会は、私達と同じ学科を卒業され、様々な方面で活躍されている先輩方と自由にお話が出来る貴重な機会であり、長い伝統があります。今後もこの伝統が受け継がれ、学生が将来について考える契機となれば良いと思います。

 

最後に、お忙しい中縦割り交流会に参加して下さった若手OB,OGの方々、有難うございました。

 

        文責:応用化学科2年 徳本 彩花(2018/06/21)

 

第1回自主勉強会

5月16日に「学生生活と研究室生活について」をテーマとした、第1回自主勉強会が行われました。今回は応用化学科修士1年の先輩1名と、学部4年の2名の先輩に来ていただき、様々な貴重なお話を聞くことが出来ました。

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まず、3名の先輩方から、学生時代にやっておけば良かったこと、学習のポイント、各研究室のスケジュールや特徴などについてお話を頂きました。学生時代にすべきこととして、どの先輩方も早めに計画を立てて行動することの大切さを挙げていました。また研究室生活に関しては、研究室によってコアタイムが違うこと、見学に行き雰囲気も見ること、自分の興味のある分野を希望した方が良いこと、英語がとても重要であること等が挙げられました。

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そして、会の後半ではフリートークが行われました。フリートークでは参加者が3つのグループに分かれ、各グループで先輩方に質問をさせていただきました。参加者のほとんどが学部2、3年であったこともあり、研究室に関する質問がとても多かったという印象があります。特に学部3年は研究室選びを夏に控えているため、研究室での生活や、更には就職先も視野に入れて質問をされていました。私達の質問に対して先輩方が詳しく丁寧に答えて下さったので、とても参考になりました。

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普段は修士や学部4年の先輩方とお話できる機会はなかなかありませんが、このような機会に直接様々なアドバイスをしていただくことが出来、とても有意義な時間となりました。残りの学部生活や研究室生活をより良いものにするため、先輩方から伺ったアドバイスを生かしたいと思います。最後に、自主勉強会を企画して下さった渉外班の方々、貴重なお話をしてくださった修士1年、学部4年の先輩方、有難うございました。

 

(文責:応化2年 徳本彩花)