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応用化学科新入生に上級学生との交流の場を提供することで今後の応化生活へのビジョンを持ってもらうこと、また応用化学会について早い段階から知ってもらい、学生会員としての自覚を持ってもらうことを目的とし、2015年4月4日、63号館1Fロームスクエアにて応用化学会主催、交流部会運営による新入生歓迎会が行われました。新入生に本イベントの告知をしたのは本番直前の3月31日の学科ガイダンスが初めてだったにも関わらず、約8割に及ぶ118名の新入生が参加してくれました。歓迎会はグループトークと懇親会の二部で構成され、いずれも大盛況でした。
今回の新入生歓迎会は、交流部会立案による初の試みでしたが、三浦会長をはじめとする応用化学会の皆様にサポートをして頂きながら準備を進めてきました。
《当日のタイムテーブル》
14:00 学生委員代表挨拶
14:10-14:35 section1 学生生活について
14:40-15:05 section2 授業・学習内容について
15:10-15:40 section3 応化以外での日常
15:45-16:10 section4 大学での目標
16:15 応用化学会の活動説明
17:00 懇親会
【グループトーク】
グループトークは新入生と上級生でグループを計30個作り4つのテーマについてフリートークを行いました。各グループは新入生4~5人と学部2年から修士2年までの上級生2~3人で構成され、セクションごとに新入生と上級生の組み合わせを変えました。また、新入生の横との繋がりを広めてもらうため各セクション毎回違う同期と一緒になるように工夫しました。新入生は入学から1週間もたっておらず授業も始まっていないため、初対面の人がほとんどで最初はお互い緊張していたように見えましたが、トークが進むにつれ打ち解けていった様子が伺えました。
セクション1では学生生活ということで主に勉学とアルバイトは両立できるか、またどのようなアルバイトであれば両立しやすいかなどについて話しました。大学生になった新入生にとってアルバイトは大変興味あるトピックであったらしく、積極的に質問する姿勢が見られました。
セクション2は大学の授業や応化の学習内容についてでした。まだ授業が始まっていなかったため、大学の授業はどのようなものかわからず新入生は不安を感じているようでした。グループによってトークの内容は様々でしたが、多くの上級生が新入生に一生懸命勉学に臨むようアドバイスをしていました。
セクション3は応化以外の日常についてで、サークルをはじめとして授業以外の時間を充実させるため、上級生から様々なアドバイスがありました。応用化学科は勉学が忙しくサークルに参加することは難しいのではないかと思っている新入生が多かったようですが、スポーツ系や文化系の様々なサークルに入っている先輩がおり、多くの新入生が興味を持って聞いていてくれたようでした。中にはサークルの幹事長や重役を務めた者やサークルに入らずたくさん旅行をしている者もいて、各グループ盛り上がっていました。
最後に、セクション4は今までのトークと少し変わってお互いの将来について話しました。まず新入生にそれぞれ大学在学中で成し遂げたい目標を挙げてもらい、次にそれを成し遂げるにはどうしていけばよいのかについて議論を行いました。上級生が新入生にアドバイスをする姿も多く見られ、各グループ今までのセクションとは異なる雰囲気で、新入生と上級生が活発な議論を交わしていました。
グループトークの後、若手OB代表の劉雲龍さんに応用化学会の活動について説明して頂きました。今までの応化の学生は、応用化学会がどのような活動を行っていたかあまり把握できていなかったため、応用化学会の活動を新入生に知ってもらうとても良い機会となりました。劉雲龍さんからは、「より良い大学生活を送るため、そして人生を豊かにするために是非応用化学会を活用してほしい」との熱いお言葉を頂きました。その後新入生にアンケートと大学での目標を書いてもらったところ、「化学を色々な側面から学ぶ」や「自分のするべきことを両立できるよう努力をする」、「交流の幅を広げるため、積極的に様々な場に参加する」といった前向きな目標が多く見られました。
【懇親会】
応用化学会の活動説明後、立食形式の懇親会を行いました。懇親会には応用化学会からは、三浦会長、倉持副会長、橋本広報委員長、寺嶋事務局長、矢崎基盤委員の5名の他、若手OBOGの先輩方6名にも参加して頂きました。三浦会長による身の引き締まるような乾杯の挨拶の後、新入生たちは少し緊張した様子で臨んでいましたが、時間が経つにつれ食事も進んでいき、和やかな雰囲気となっていきました。後半では、新入生自ら周りにいる上級生やグループトークでは話し足りなかった上級生に積極的に話しかけるや、中には若手OBや応用化学会の方にも話しかけに行くなど、充実した時間を過ごしているように見えました。近づいて喋らないと話し声が聞こえないほど会場は盛り上がり、現役学生同士の仲が深まっている様子が感じられました。最後は学生委員学部生部会代表の学部3年田中徳裕の一本締めにより無事閉幕しました。懇親会終了後、本イベントの感想を新入生に聞いたところ、本人を含め周りの友達も好評だったとの意見が大多数であり、来年以降の継続に期待が持てる結果となりました。
最後になりますが、今回の新入生歓迎会を大成功に収められたのは、初の試みであるにもかかわらず多方面から御支援頂いた三浦会長をはじめとする応用化学会の皆様、並びに若手OB・OGの皆様、生協の皆様等のご協力あってのことと思います。関係者の皆様にこの場をお借りして心よりお礼を申し上げます。
文責:応用化学科4年 西田穂高 (2015/4/15)