2021年度企業が求める人材像~ストラテジー時代に求められる様々なリーダーシップの視点~

11/20に企業が求める人材像を行いました。久しぶりの対面企画ということもあり、総勢43名に参加していただきました。本年度は若手部会との交流会という形で「リーダーシップ」に関して楽しみながら学ぶことができました。

会のはじめに劉 雲龍さん(新56、酒井・小堀研。三菱ケミカル株式会社、早稲田大学大学院商学研究科・博士後期課程商学専攻)よりリーダーシップ論についてのご説明がありました。リーダーシップと聞くと、限られた人のみが持つ能力のように聞こえるかもしれません。しかし、本会におけるリーダーシップとは周囲との「関係性」であり、誰しもが実践できるスキルです。そのほかリーダーシップ論の変遷や早稲田大学の卒業生 (ユニクロ・柳井さんなど)の考えなどをご紹介いただきました。

講演後グループワークに移りました。参加者は事前に行われた自己分析により以下のカテゴリーに分類されました。各グループに分かれ、『早稲田応用化学会』というテーマについて議論しました。

コントローラー型:常に自分が判断する立場にいたいと望み、自分をコントロールする人に意識的、無意識的にかかわらず反発します。

プロモーター型:他者に影響することを大切にしています。

サポーター型:人の期待に応えようと行動し、対立を避ける傾向があります。

アナライザー型:自分の行っていることが「正しい」と実感できるとき、彼ら の行動は促進されます

各グループでの議論の際にはそれぞれに以下の役割を分担し、それぞれのリーダーシップを体験できるようにしました。また議論した内容はスライドにまとめ、各グループからの発表および、質疑応答を行いました。

リーダーシップスタイル:

先駆者スタイル:チームの成果を高めるために、他の人に取ってほしい行動をまず自分が取る、また、まわりから批判されそうなアイディアでも提案してみる

司会者スタイル:チームメンバーに話しを振ることでチームメンバーのアイディアを引き出し、話してもらうことでメンバーの 魅力を引き出す

航海士スタイル:チームの議論の方向性を決め、議論が脱線した場合に話しを戻す

補強者スタイル:チームが必要とする支援を行い、地味ではあっても重要なサポート役を担う

応援者スタイル:チームメンバーを精神的に支援、そのたゆまぬ努力を積極的に応援する

提案者スタイル:議論に必要と思えるアイディアを積極的に出し、成果に近づくように様々な視点から提案を行う

参加者からは「環境問題について」の講義や、「将来設計」また「就職活動に向けた講義」など多角的な視点からの提案が成されました。これも各参加者がそれぞれのリーダーシップを発揮しながら行った結果だと思います。

企業1

企業2

会のまとめとして再び劉さんより早稲田と東工大におけるディプロマポリシーの紹介および実行軸・思考軸を基調とした将来設計(未来地図)を作っていったらどうかとの提案がありました。また今回はSTEP1の目標設定であり、今後STEP2として自己認識などより理解を深めていきたいというお話がありました。その後学生代表の感想及び橋本副会長よりご講評をいただき、本会は盛会のうちに終了いたしました。

最後になりましたが、本会にご参加いただいた皆様、また準備にご尽力くださった皆様、誠にありがとうございました。来年度以降も引き続き、魅力ある会が開けるように努力いたします。

企業3

文責: B4 岡順也

2021年度理工展出展報告

11月6, 7日の土日に渡って理工展が開催され、応化委員として展示や演示実験を行いました。早稲田大学の入学を考えている中高生はもちろん、小さなお子様や在校生の保護者様の方々など、たくさんの来場者にお越しいただきました。

 

今回2021年11月6(土), 7(日)日に行われた理工展では、2年ぶりに対面企画を実施できることとなり、展示班と実験班に分かれて活動を行いました。

 

展示班

展示班では、1~4年生の時間割や研究室の掲示、教科書、実験指導書・実験レポート、元素記号パネルの展示、応用化学科の紹介動画に加えて、簡単な演示実験2種類を行いました。

コロナウイルス蔓延防止対策として、一度に教室に入れる人数を25人に限定し、入り口にアルコールを設置して消毒のお願いを行いました。

教室内では、授業の様子や行事、また応用化学科特有の組織でもある「応用化学会学生委員会」の活動などをスクリーンに映しました(紹介動画のリンクhttps://youtu.be/PX8k0J6RVyg)。演示実験では、水中にシャボン玉をつくる実験、吸水性ポリマーによる吸水に伴った体積膨張を観察する実験を行い、中高生、大学生、お子様や保護者様など2日間で700人を超える多くの方々にお越しいただきました。

学生への質問としては、来場者様から受験の様子(一般・指定校など)、研究室決定の時期や決定方法、授業内容、サークルやアルバイトとの両立についてなどがあり、対応した学生はそれぞれ自分の知見で答えていました。

理工展1 理工展1-2

実験班

実験班では「ケミカルライト」、「芳香剤を作ろう!」、「色付きクリスタルガラス」、「人工いくらでスノードームを作ろう!」の計4つの実験を用意しました。「ケミカルライト」と「クリスタルガラス」は演示実験を見てもらい、「芳香剤」と「人工いくら」は参加された方が自分の手で作製し、化学を実際に体験していただきました。4つの実験を、「ケミカルライト」&「芳香剤」、「クリスタルガラス」&「人口いくら」の2グループに編成し、また感染対策として時間別に整理券を配布するとともに、入り口にアルコール消毒を設置しました。

各々の実験班では、学生がフリップやホワイトボードを用いて実験の原理と概要を説明しながら実験を行いました。「芳香剤を作ろう!」、「色付きクリスタルガラス」、「人工いくらでスノードームを作ろう!」では実験で作製したものを密閉容器に入れ、安全対策をしたうえで持ち帰っていただきました。学校の授業では難しい実験が多くありましたが、お子様を中心とした多くの方々に楽しんでいただけたと思います。

理工展2理工展2-2

昨年は対面開催が出来なかったため、今回の理工展では変更点が多く、学生だけでなくOB・OGさんをはじめとして沢山の方々のご協力があって理工展を終えることが出来ました。ご協力してくださった皆様に感謝申し上げます。私自身は実験班として参加しましたが、子供たちが眼を輝かせながら実験をしていたり、アンケートに「(作ったものを)たからものにする!」と書いてあったりと対面で出来てよかったと感じました。感染対策で今回は人数制限を行いましたが、来年以降はそのような制限なく理工展を開催出来ることを期待します。

 

文責 B2 中村勇渡

2021年度 早稲田大学先進理工学部応用化学科オープンキャンパス 実施報告

先日行われたオープンキャンパスにて、応化委員会として出展に協力させていただきました。当初は対面形式を予定していましたが、緊急事態宣言の発令に伴い、オンラインでの開催になりました。対面ではなかったものの、参加者の方には様々な方法での企画を楽しんでいただけたと思います。以下にご報告させていただきます。

今年度のオープンキャンパスは8月18、19日に行われました。今回は緊急事態宣言下のため、Zoomを2種類のグループに分け、それぞれ別のコンテンツを提供しました。片方のグループではリアルタイムで個別相談及び研究室の紹介を行いました。もう一方のグループでは、Zoomの共有機能を用いてあらかじめ撮影した動画を流し、応用化学科の様子を紹介しました。以下ではリアルタイムで対応したグループをルームA、動画を流したグループをルームBと記述します。 今回、運営として応化委員会からB2が6名、B3が4名、応援としてB4の先輩が2名参加しました。

前日に行った事前準備では、担当や対応を決め、事前に頂いた質問を確認しました。また、ルームAで紹介するサンプルやルームBで流す動画などは応用化学科の研究室にて用意しました。

ルームAでは個別の進路相談や研究内容のサンプル、研究室紹介を行いました。進路相談では、入試の方法によってそれぞれZoomの別の部屋を立て、参加者の入試方法に合わせてそれぞれの担当者に直接話を聞くという形式をとりました。そして、研究室・サンプル紹介のルームを2つ作り、それぞれを移動して違う種類のものを紹介しました。この部屋割りでは、進路についての相談は学生が行い、研究室・サンプル紹介は助手の方々に担当していただきました。進路相談では、一般入試での質問が多いと考え、担当を多く配置しました。参加者の質問も多岐にわたり、入試の対策や勉強方法から始まり、大学の様子や応用化学科に関する詳細の質問もありました。また、大学や学部の選び方の質問や、 生物受験者の不安も見られました。研究室・サンプル紹介では、実際に研究している毒やカーボンナノチューブおよび各研究室の説明をしました。ここでは、対話定式ではなく、こちら側が一方的に話す形になってしまい、質問があまり出てこなかったことが懸念点として挙げられました。

ルームBでは、演示実験と詳細な実験室紹介の動画をZoom上で配信しました。また、動画のリンクを配布し、期間中にはいつでも見られるようにも工夫しました。研究室に所属する学生から各研究室の雰囲気を感じられたことが、運営側としても印象的でした。また、演示実験はやや難しい内容でしたが、説明が詳細で興味深く、自ら体験したくなりました。

今回のオープンキャンパスはオンラインでの実施でしたが、様々なコンテンツがありました。応用化学科の強みについて、一般受験の学生だけでなく、推薦・内部進学の学生たち  や受験生の意見を知ることができ、視野が広がる非常に良い経験となりました。オンラインでの実施によって、動画配信やZoomを用いて遠方の受験生も参加しやすい点がとても良かったと感じました。また、参加者からのフィードバックとしてアンケートを募ったところ、基本的に肯定的な意見が多く見られましたが、まだ改善の余地もあると思います。来年も応化委員会として参加し、今回の経験を生かして応用化学科の魅力をより伝えられるオープンキャンパスにしたいと思います。協力してくださった研究室の皆様、先輩や助手の方、そして先生方に感謝申し上げます。ありがとうございました。

 オープンキャンパス

文責 B2 水口哲也

応化委員女子会 月報_8月

更新が遅くなってしまいましたが,女子会の進捗状況をご報告させていただきます。

5月は各学年の交流に注力し,B2,B3それぞれに新型コロナウイルス対策を万全にしたうえで対面にて5/11に女子会を実施いたしました。またオンライン会議ツールzoomを用いて,5/3に女子会幹部と応化OGである宮部様を交えて座談会を実施いたしました。

6月は同月に応化委員に入会したB1女子を交えて,B1,B2,B3で同様にオンラインにて6/25に女子会を実施いたしました。

7月は試験期間であったため活動は行わず,代わりに応用化学会学部生部会全体にアンケートをとり応化委員が望む企画等を調査いたしました。その際に女子会についても調査いたしました。

 

5月に実施したB2女子会において,参加者は10名と普段の応化委員の企画よりも多くの人が集まりました。また同学年の女子だけということもあり気軽にお話ができたようでした。昨年度は新型コロナウイルスにより対面での授業が少なく,例年より学生同士の交流が少なかったため不安が大きかったと思います。このような機会を利用して交流を深められれば良いと思います。

 

同月に実施したB3女子会では,参加者は4名とやや少ないように感じました。B3応化委員女子は9名のみですが,少人数だからこそ,つながりを大切にしたいと思っています。研究生活が始まると,他の研究室の人と交流する機会が格段に減ります。そのような状況でも話せる仲間がいるのは心強く,より交流をしていきたいと感じました。

 

宮部様との座談会は,食品業界に興味がある私から明治でチョコレートに関するお仕事をされている宮部さんにご依頼し,実現いたしました。お仕事の内容や食品会社における分野による雰囲気の違い等のお話をしていただきました。女子会幹部の学生は今までOBOGと話す機会が少なかったこともあり質問等が難しく感じたかもしれませんが,気さくにお話をしてくださり非常にためになりました。

 

6月の女子会はB1~B3応化委員でB1応化委員女子新歓も兼ねて行いました。B1は入れ替わりがあったものの合計7名が参加しました。本企画ではお題に沿ってそれぞれ自己紹介を行い,B2以上がそこから話を膨らませていったのですが,多くの共通点が見つかり,笑いが絶えない会となりました。今年度,応化委員に入会したB1は全体で約70名と母数が大きいため,今後さらに多くのB1と交流ができることを期待しています。

 

女子会はまだまだ誕生したばかりですが,8月はB4以上が所属する交流部会との交流,秋学期からはOGとの交流を検討しております。ご報告がかなり遅く大変申し訳ございませんが,少しずつ成長していければと考えております。どうぞ温かい目で見守っていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 女子会8月1

宮部様との座談会の様子

 女子会

 6月の女子会の様子

 

文責:B3髙田こはる

応化委員業界研究~化粧品・日用品業界~

今回は応用化学科のOBOGである須藤様,佐伯様,松澤様の3名にご協力いただき,化粧品業界及び日用品業界についての業界研究を,それぞれ少人数の座談会形式で実施いたしました。この場をお借りして,お力添えいただきました皆様に心より感謝申し上げます。

 

本記事では,7/27,7/30,8/3の計3回に分けて実施いたしました業界研究の座談会をまとめて記載させていただきます。座談会の流れとして,まずOBOGによる自己紹介後,参加学生の自己紹介を行いました。その後先輩方のお仕事についてお話していただき,学生から質問をしました。各回,1時間前後でOBOG 1名と学生3~4名で行いました。以下にお話していただきましたOBOGの皆様のご紹介をさせていただきます。

 

須藤様:株式会社コーセー スキンケア研究2年,法務部 テクニカルIP課3年目

佐伯様:花王株式会社 研究開発部門ハウスホールド研究所3年目

松澤様:花王株式会社 研究開発部門スキンケア研究所2年目

 

各座談会では研究,会社の雰囲気や異動およびインターンなどの就活について等をお話しいただきました。さらに学生時代にやっておけばよかったこともお伺いし,非常に有意義な時間となりました。またOBOGの皆様がフランクに対応してくださったため,学生からの質問もあり和やかな会となりました。以下に参加した学生の声を記載させていただきます。

 

男性目線から化粧品業界についてお話を聞くことができたのは非常に貴重な経験でした。やはり女性の比率が多い業界であるため男性が目指すのは難しく,入社後も肩身が狭いのではと危惧していましたがそんなことはなく,対等に仕事ができるとわかったのは同じ男性として安心感を覚えました。また実際の説明会などでは聞けないであろう部分もフランクに答えていただけたのでとても有意義な経験となりました。最後にご協力いただいた須藤さんに改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(須藤さんの座談会に参加,B3男)

 

お話を聞いて研究という仕事のイメージや,面白さを感じることができました。商品の開発や改良の視点だけでなく,商品を使う人の目線からも考えていらっしゃることや,アンケートを行っているなど具体的に教えてくださり,興味深いお話でした。刺激的なお話をありがとうございました。(佐伯さんの座談会に参加,B3女)

 

スキンケア研究開発での1日のスケジュールや学生時代との違いをお話していただき,社会人として研究所で働くことをイメージできました。和気あいあいとした雰囲気で,質問もしやすく,自分の知りたいことを聞けてとても有意義な会でした。

松澤様,この度は貴重なお話をありがとうございました。(松澤さんの座談会に参加,B4女)

 

同じ化粧品会社のスキンケア部門の研究開発というところでも,製品開発方法や雰囲気が全く違うこと印象的でした。直接働いている方からお話を聞くことで,会社のHPを見ただけではわからない雰囲気がわかり,実際に自分がその会社で働くことになったときのイメージがつかめたような気がします。また,同じ会社でも扱っている製品によってお客さんとの関わり方が違っているというのも意外で,お三方がおっしゃっていたように勤めている方のお話を聞くということが非常に大切だなと実感しました。就活のときのアドバイスもいただき,これまでは曖昧にしか見えていなかった就職というものへのビジョンが見えてきて,就職という人生の一大イベントに向けて自分が今後どのように行動していけばいいのかということも少しわかったような気がします。この度は貴重なお話をありがとうございました。(3つすべての座談会に参加,B3女)

 

どの学生も非常に大きな満足感が得られました。私自身,化学を仕事にするイメージが全く湧いておりませんでしたが,OBOGの皆様のお話でぼんやりとイメージできました。また会社による雰囲気や福利厚生の違いなど就職活動の際に参考になるお話をお伺いでき,充実したお時間を過ごさせていただきました。今後もこのような業界研究を座談会として開催し,学生自身のための活動を促進していきます。また低学年であるB1,B2にも門戸を開いていき,早くからの情報収集・自己成長をできる場を応化委員で提供していきます。最後に,改めて感謝申し上げます。ご協力いただきました須藤様,佐伯様,松澤様,誠にありがとうございました。

文責B3髙田こはる化粧品1化粧品2化粧品3

 

2021年度 第2回若手会員定期交流会

8月7日(土)に第2回若手会員定期交流会をオンライン会議ツールZoomにて開催しました。この会は第1回(5月15日開催)に引き続き主にB1~B3までの学生と若手OB・OGの交流を深める目的で行われました。初めに早稲田応用化学会の副会長も務められている平沢先生よりご挨拶をいただき、その後OBのお三方のご講演、テーマごとに分かれての懇談会という順で実施いたしました。

 

講演では初めに、若手OB会で応化会交流委員でもある、劉雲龍さん(酒井・小堀研卒、三菱ケミカル株式会社)による第1回の振り返り及び「会社と数字」についてのご講演を賜りました。前回の振り返りとして、変動の激しい現在において自分自身を深く理解し、目標設定から実際に行動していくという自分経営の重要性やリーダーシップ、経営・人生の哲学まで幅広く説明していただきました。またご講演では企業に儲けが出る基本的な仕組みや、決算書の説明、特にキャッシュフロー計算書(CF)について解説していただいた後、実際に学生がグループワークとして大手企業のCF計算書を比較し発表を行いました。少し高度な内容を含んでいたものの、グループワークを通じて学生の理解が深まったと感じます。

 

次に藤谷拓嗣先生(常田研卒、中央大学・理工学部生命科学科 助教)より「応用化学から環境微生物の世界へ~研究、留学、交流のおすすめ~」というタイトルでご講演をしていただきました。藤谷先生ご自身の学生生活や研究者としての人生をもとに留学の様々なメリット、微生物学について、研究には総合力が必要であるということなどをお話しいただきました。学生へのメッセージとして伝えていただいた「すべては武器になる」という言葉が印象的でした。

 

最後に神守広一郎さん(西出・小柳津・須賀研究室卒、AGC株式会社)より「こどもから大人へ~社会人1年生が振り返る大学での学び~」というタイトルでご講演していただきました。はじめに今年の4月から現在まで社会人を経験された体感から学生時代との違いや、想像とのギャップなどを話していただきました。さらに“大学は何のために行くのか“というテーマで高校までと社会に出たときの違いから大学ではどのような考え方や意識で過ごせばよいのかということを学生へ伝えていただきました。

 

講演終了後、「オンライン夏のサロン」と称し、テーマごとに分かれて懇談会を行いました。4つの部屋のテーマはそれぞれ以下の通りです。

「第1回ダイジェスト:チャンスは行動力に比例する」

「会社を知る、業界を知る」

「研究を知る、化学を知る」

「応化を知る、早大を知る」

学生は自分が興味のある部屋に移動するという形式で行いました。普段交流の少ないOBの方と話すことができ、充実した時間を過ごすことが出来ました。

 

今回の企画は学生だけでなくOB・OG、さらに先生方も所属されているという応化会の強みが最大限に生かされていたものであり、学生は非常に得るものが多い会だったと思います。しかし、ただ講演を聞き、感銘を受けるだけでは何も変わらないということを前回や今回を通じて学ぶことが出来たので、今後、行動に移していきたいです。最後になりますが、お忙しい中、本企画にご協力いただきました平沢先生、若手OB・OGの皆様、誠にありがとうございました。wakate0807

                               B3 佐々木淳

2021年度縦割り交流会

6月12日(土)に、縦割り交流会が開催されました。今年度も新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、昨年と同様にZoomを用いたオンライン開催となりました。この会は、OB, OGと学生が気軽に交流できる場を提供することで、学年を超えた“縦”のつながりを作ることを目的として開催されています。オンライン開催ということもあり、OB, OG 21名、学生56名と多くの方々が参加してくださりました。西尾学生委員長より、縦割り交流会の趣旨について説明した後、橋本副会長、尾崎若手部会代表からご挨拶を頂き、開会しました。初めに、若手OB,OGの方々から自己紹介やコメントを頂き、その後、OB,OGと現役学生の交流企画に移りました。

1つ目の交流企画では、若手OB, OGと学生が11班に分かれ、班ごとにアイスブレイクを行いました。まずは、お互いのことを知るために自己紹介を行い、次に自分の夢について紹介する「夢紹介」を行いました。OB, OGの方々には、学生時代に考えていた夢や、これまでのキャリアを踏まえたこれからの夢について、学生には将来やってみたいことについて紹介していただきました。普段幅広い世代の人々とお互いの夢について語り合う機会は中々無いので、大変貴重な機会となりました。

班内での親睦が深まってきたところで、本企画である「災害シミュレーションゲーム ダイレクトロード」に移りました。ダイレクトロードとは、各自が持つ情報を共有し、統合することで全体像を把握し、指示書を完成させていくゲームのことです。各々が持つカードの全ての情報に意味があるため、指導書完成という目標に向けて、班内で積極的に情報共有をし、活発な議論がなされました。どの班も、無事に指導書を完成させることができました。

2つの企画を通して沢山交流し、更に親睦が深まってきたところでお時間となり、縦割り交流会は閉会しました。閉会後は、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いて懇親会が行われました。懇親会では、企画で話せなかった他班のOB, OGの方とお話したり、更に聞きたいことを質問したりすることが出来、有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、今年初の試みで、事前に学生から集めた質問についてOB, OGの方々が回答してくださる時間が設けられ、大変充実した懇親会となりました。

普段若手OB, OGの方々とお話する機会は中々ありませんが、縦割り交流会での若手OB, OGの方々との交流を通じて、非常に勉強になることを沢山学ぶことが出来ました。今年度も、残念ながら対面での実施は叶いませんでしたが、オンライン開催だからこそ遠方にいらっしゃるOB, OGの方々も参加することができ、多くの方々に参加していただくことができました。コロナ禍で不安な時期が依然として続きますが、この会を通じて沢山の人とつながり、様々なお話を聞くことによって、この困難を乗り越えるヒントが得られたのではないかと思います。今後も貴重なこの会を継続させ、今回得られた“縦”のつながりを更に強化できればと思います。

最後に、お忙しい中縦割り交流会に参加して下さった若手OB, OGの方々、有難うございました。

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文責:M1 徳本 彩花

応化委員女子会 月報_5月

この度は応化委員女子会を2021年3月に立ち上げました。本会では活動報告として記事を月に1つほど綴りたいと考えています。遅くなってしまいましたが、初回である今回は応化委員女子会設立について記載致します。

本会の設立理由としては以下の2点があります。

・応化委員で何か1つでも身につけたい

・リケジョのつながりをつくりたい

リケジョとは理系の勉強をする女子学生あるいは理系に関係する仕事に就く社会人女性を意味します。

応用化学会学生委員会(通称応化委員)は、有難いことに大きな組織となりつつあります。その大きな組織の中で自身のキラリと光る何かを見つけられず、あるいは成長を実感できずに過ごしてしまう人は多いのではないでしょうか。本会は理系では少数にあたる女子学生に焦点を当て、成長できる場を提供します。

本会の具体的なメリットを次の図に示します。

女子会

図 応化委員女子会のメリット

まず人脈に着眼します。女子会を通して学生間及び社会人との繋がりが生まれ、研究室や就職活動、社会生活などの情報を得ることができます。学生は、より多くの価値観に触れ自身の価値観に磨きをかけることができます。

これらの目的・メリットを実現化するために以下のような年間スケジュールを検討しております。

①応化委員女子横の交流

新B3, 新B2, B1女子

時期:4〜6月

②応化委員女子縦の交流

新B1-3女子

時期:6〜10月

③応化委員女子大きな縦の交流

新B1女子-社会人女性

(生活:exリケジョ, 社会生活, 家庭)

(会社:化粧品, 食品)

時期:10〜3月

まずつながりをつくるために、交流を多く実施する予定です。交流を通して、人脈・情報・価値観を手に入れ、問題の発見と解決、互いの助け合いおよび成長ができればと存じます。

ここで幹部メンバーを紹介します。

B3

髙田こはる、齊藤彩

B2

輿石優奈、竹本佳世

各学年2人体制とし、応化委員内で役職がある学生とない学生で構成しました。幹部の学生は普段からの活動で慣れている部分もありますが、既知の範囲内で考えてしまう可能性があります。幹部経験のない学生は運営等に慣れてはいませんが、成長だけでなく、今までにない風を吹き込んでくれると考えております。

5月はB2,B3の各代による対面企画および、OGをお招きして、少人数でのzoom企画を実施いたしました。活動の様子は次回の月報にて記載致します。

産声を上げたばかりの組織であり、至らない点も多くあると思いますが、温かい眼で見守っていただければと思います。みなさまのご協力よろしくお願いいたします。また、応化委員女子のみなさんはぜひ一緒に女子会を作り上げていきましょう。これからよろしくお願いします!

 

文責:B3髙田こはる

2021年度「食品・香料の開発&マーケティング現場」

今回は応用化学科のOB・OGである河野様、西田様、西尾様、宮部様の4名をお招きして、「食品・香料の開発&マーケティング現場」と称し、先輩方とお話ができる機会を設けました。本企画は食品会社へ興味を持つB3がOBOGに協力をお願いし、他のB3も誘って企画を実現しました。この場をお借りして、ご協力くださった皆様方に感謝申し上げます。

 

2021年6月18日(金)にZoomを用いて本企画を行いました。まず、本企画に参加していただいた先輩方の自己紹介から始まり、先輩1名または2名に対して学生3名の3つのブレイクアウトルームを作成し、約20分間のトークタイムをローテーションして全員の先輩からお話を伺いました。ここで参加して頂いた先輩方の紹介をします。

河野様:日本ハム株式会社・デリ商品研究開発課に2年、検査分析課に1年所属。

西田様:赤城乳業株式会社・商品開発部に2年、マーケティング部に1年所属。

西尾様:長谷川香料株式会社・技術研究所2年、マーケティング企画部1年所属。

宮部様:株式会社 明治・原料(カカオ)開発8年。

先輩方とのトークタイムが終わった後は、この機会がより有益なものになるように参加した学生たちで質問した内容について共有しました。基本的な仕事内容は、企画・マーケティング系では新商品の味を考えたり、自社の商品や材料を他社に売り込んだりすることで、開発系では企画された新商品の理想の味を表現するためにどんな素材を使うか、どのように加工するかといった研究をすることだそうです。研究職はずっと部屋にこもっているイメージがありましたが、原料の原産地である外国まで訪れることもあるとのことでした。また、開発に携わった商品をお店で見たときにやりがいを感じたり、自分の子供を見ているような気分になったりもすると仰っていたのが印象的でした。

 

普段、私たちがコンビニやスーパーマーケットで目にする商品などに関わっている人と会話ができる貴重な時間でした。働くとは何をするということなのか全く分かっていなかったので、実際の仕事内容を聞くことができて、自分の将来について話を聞く前よりも具体的に考えられるようになりました。この度ご協力いただいたOB・OGの皆様に再度お礼申し上げます。

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文責:B3 越塚義規

2021年度B1とおしゃべり会

早いもので新学期開始から2か月が経過し、先日、B1が早稲田大学応用化学会学生委員会に入会しました。 新型コロナウイルスの影響で対面での企画が難しいですが、彼らとの交流を図り、また入会した実感を得てもらうために「B1応化委員とおしゃべり会」と称し、オンラインにて交流企画を実施いたしました。

 

本企画は、2021年6月11日(金)にオンライン会議ツールZoomを用いて 開催されました。上級生は10名程度、B1は30名程度参加しました。この交流会では2回のブレイクアウトルームに分かれて行われ、お互いに自己紹介や質問をし、会話を広げました。上級生だけでなくB1もたくさん話してくれたため、とても盛り上がりました。

ブレイクアウトルームでは勉強、サークル、バイトなどについての質問が出ました。どの科目が難しいか、どのように勉強したらいいのか、どのようなアルバイトをしているのかなどで話が盛り上がりました。一方で、上級生はB1にどんなサークルに興味があるのかなども質問していました。また、出身高校が同じ先輩後輩で話が盛り上がってもいました。その話を聞いてB1はとてもためになったと感じたようです。私が去年抱いていた疑問をB1も同様に持っていて懐かしく思いました。

企画が終わった後も数名でZoomに残り、再びブレイクアウトルームに分かれ話をしました。

 

B1と接する機会があまりないため 、このようなお話する企画はとても良い企画でした。 しかし、できることなら対面で交流を図りたいと感じました。新型コロナウイルスの感染拡大 が収束したときには顔を合わせて親睦を深めたいです。

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文責:B2 高藤茜