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2017企業が求める人材像

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11月18日、「企業が求める人材像」というフォーラムが開かれました。この企画は、学生とOBがフラットな関係で議論を交わし、これから社会に出る今の学生に求められる力は何か、より活躍するにはどうしたら良いかを考える会でした。今回は専門家を招かず、参加者全員がパネリストであるという形を取ることでフランクに議論が進められました。

前半では、AIの技術が発展するパラダイムシフトの時代で、人間の仕事がどう変化していくのか、私たちはどう対応したら良いのかについて、和田先生の講義をお聞きし、OBと学生で議論をするという形で進められました。AlphaGoや、AIスピーカーなど、現在AI技術の進歩は凄まじく、いずれAIに取って代わられてしまうかもしれない職業が多くあります。化学の分野でもAIの利用が模索されています。人間にしかできない仕事があるとはいえ、私たちもAIがもたらす影響について考えてみる必要があります。明確な答えがある問題ではありませんが、将来について考える良い機会となりました。特にコンピューターが使われ始めた時代を生き抜いてこられたOBの方々の意見は、とても参考になりました。

後半では、グループに分かれて、企業に求められる能力について考えました。まず学生、OBで分かれて3,4人のグループとなり、学生は20代後半の会社員になった時に欲しい能力を挙げ、OBの方々には若手の社員に求める能力を挙げていただきました。その後、OBと学生で意見を交換し、最終的なグループの意見としてまとめました。コミュニケーション能力や専門性、独創性などが挙げられる中で、与えられた仕事をしっかりこなす力や礼儀が重要だと考えている方もいました。最後に各グループに意見を発表してもらいました。どのグループでもコミュニケーション能力や積極性は挙げられていましたが、どの能力を一番重視するかはグループによって違っていて非常に興味深く感じました。

現在、社会にどのような能力が求められているのかを考えることは未来を担う若手にとってとても重要なことだと思います。今回そのような機会をいただけたことに深く感謝し、これからもこのような機会があればぜひ参加したいと思います。最後に企画してくださった和田先生並びに委員の皆様、誠にありがとうございました。

 
文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/17)

第3回 自主勉強会2017

12月13日の18時15分より、第3回自主勉強会を開催いたしました。今回のテーマは「進路・院試」です。就活や院試を終えたばかりの学部4年生の先輩方3名をお招きし、自身の就活体験、院試体験とその経緯についてお話をしてくださいました。今回来ていただいた先輩方は、来年度から社会人になる先輩、来年度から東京大学の大学院に進学される先輩、来年度から早大の大学院(応用化学専攻)に進学される先輩の3名です。

 

まず、先輩方からプレゼンテーション形式で略歴、進路を決めたきっかけ、院試を受けられた先輩方からは使用した教材、勉強方法などをお話してくださりました。

 

来年度から社会人になられる先輩からは、学部で就職する人がほとんどいない中であえてその道を選んだ理由、卒業研究をしながら就職活動をすることの大変さを教えていただきました。就職活動のために休んだ日のぶんの埋め合わせを別日に設ける必要があり、1週間で休みの日がないような日々もあったようです。

 

来年度から東京大学の大学院に進学する先輩からは、院試を受験するまでの流れ、院試の受験科目や教材などをお話していただきました。早稲田の応化で深く学習しない量子化学が院試で出題されることもあるというお話は、参加者にとって初耳だったようです。

 

最後に、来年度から早稲田の大学院に進学する先輩からは、研究室生活を修士まで続けることに決めた経緯、早稲田の院試の受験科目、大学院の推薦条件などを紹介していただきました。

 

プレゼンテーションの後、参加者が10~12人のグループ3つに分かれ、フリートーク形式で自由に質問をしたり、より具体的なお話をお伺いしたりしました。どの先輩方も、「早めに行動することが重要である」とおっしゃっており、早めの準備が選択肢を広げることも教えていただきました。3年生だけでなく、1・2年生も多く参加しており、将来をより具体的に考えることができたのではないかと思います。お忙しい中、貴重なお話をしてくださった4年生の方々、ありがとうございました。

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     文責:応用化学科2年 疋野 拓也 (2017/12/31)

第3回学生企画フォーラム

12月9日土曜日に第3回学生企画フォーラムが開かれました。学生企画フォーラムは、学生委員が主体となって企業の方々の協力を仰ぎ講演会を開くというイベントです。応用化学科が標榜する「役立つ化学、役立てる化学」を身近な企業から学ぶことをコンセプトとし、2015年から開かれています。第1回のサントリー様、第2回の資生堂様に続く第3回となった今回はブリヂストン様にご協力頂き、講演会が開かれました。

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始めにブリヂストンの人材開発部の西森結実様より企業の概要についてお話して頂きました。ブリヂストンはタイヤのシェアが世界一で、現在世界各地に拠点を持っています。それに加え、化工品事業も行なっているため多彩な業界との関わりがあり、応用化学とは関連の深い会社であります。続いて早稲田のOBOGでもある佐治俊介様、大友真由美様にご講演頂きました。

 

佐治俊介様 「早稲田から世界へ 〜外国の人と働くって?〜」

佐治様は高分子化学に興味をお持ちで早稲田の応用化学科に進学、のちに高分子化学の西出研究室を出られ、ブリヂストンに入社されました。ブリヂストンではゴム材料の研究をなさっています。入社当時から海外で働きたいという思いがあり、実際に海外事業所に2年間派遣されました。海外で仕事をするにあたって英語研修や異文化研修を受けられたそうですが、海外と日本の仕事のやり方の違いには驚かれたそうです。言葉や文化の違いを乗り越えるために、自分の意見を図や表を使ってわかりやすく説明することだけでなく、コミュニケーションの仕方を相手に合わせることが必要だったと語ってくださいました。最後に学生へのメッセージとして、自分の枠を決めないこと、本当にやりたいことを仕事にするべきだということ、今を本気で楽しむべきだということ、という三つのアドバイスを頂きました。

 

大友真由美様 「働きやすい会社って、どんな会社? 〜ブリヂストンで働く“ワセジョ“として」

大友様は早稲田の化学・生命化学科を修了し、ブリヂストンに入社され、現在は航空機タイヤの材料設計をされているそうです。会社で行う研究開発について、性能を求めるだけでなく工場で生産できる形にしなければいけないことが難しいとおっしゃっていました。問題について対処法を考える前に、現象をよく観察し理解することが大切であるそうです。働きやすい会社として一般的に言われる、福利厚生に関する制度が整っているということの他に、仲間や上司など、働く環境が良いことが重要だとおっしゃっていました。また、女性の社員については、ブリヂストンでは年々増加しており、技術系でも25%の方が女性であるそうです。男女が分け隔てなく気持ちよく仕事ができることが働きやすい会社にとって必要だと語ってくださいました。

 

ご講演の後は質疑応答を経て懇親会へと移りました。橋本副会長の挨拶から始まった懇親会では、講演してくださった3名に加え2名の社員の方もいらっしゃって、OB学生も交えた立食形式で進められました。学生の質問にも気さくにお答えしていただいて、会は和やかに進められました。

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学生企画フォーラムでは学生にわかりやすく講演をしていただいて、学生は社会のことを知る良い機会となったのではないでしょうか。これからもこのようなイベントが続けば良いと思います。最後になりましたが、ご講演いただいた3名並びに懇親会から参加してくださった社員の皆様、ありがとうございました。

文責:応用化学科1年 西尾 博道(2017/12/30)

応用化学科創立100周年記念講演会

段々と寒さを感じるようになってくる中、10月28日(土)に応用化学科創立百周年記念講演会が開催されました。学生向けの講演会で100年に1回の機会でもありましたので私も参加させていただきました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

講演会は3本立てで行われました。まず初めに行われたのは、松方教授による応用化学科の歴史についての講演です。応用化学科は創立から今年で100年を迎えたわけですが、100年間の間に何があったのか、特に設立時に重点を置いて紹介していただきました。大隈重信をはじめとした先見の明がある人々の行動や、多くの人々からの寄付によって応用化学科が築き上げられてきたと知り驚きました。応用化学科に通っていながら、応用化学科の歴史についてはほとんど知らなかったため、応用化学科の歩みを知ることができて良かったです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA次に行われたのは、宇佐美名誉教授から学生への激励です。宇佐美名誉教授自身の今までを振り返りつつ、学生へのメッセージをいただきました。クエン酸の工業的発酵生産に多大な貢献をされた宇佐美名誉教授ですが、学生時代は遊び人だったようです。実験の合間に雀荘へ行き麻雀をやることもあったとのことです。宇佐美名誉教授は就職せずに大学に残り、研究の道へ進みました。就職した友人とは違う道へと進んだ宇佐美名誉教授でしたが、大学で多くの研究成果をあげることができ、今に至っているそうです。そのような自身の体験から、「悩むことはない、自然と何とかなる」「アクシデントがあってもめげずに人生を全うしほしい」というメッセージをいただきました。

最後に行われたのは、和田教授による応用化学科百周年記念展示の紹介です。応用化学科が創立百周年を迎えるにあたり、中央図書館で「江戸後期、知の探究者たちが切り拓いた世界」と題した記念展示が行われました。そこでの展示物の紹介と時代背景の解説をしていただきました。「蘭学事始」や「解体新書」、「舎密開宗」など有名なものも多くあり、とても興味深かったです。江戸時代後期、学術に携わっていた人々は、海外から得た学術的な情報をただ受容するのではなく、自分で実際に確かめたということには特に驚かされました。

 
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講演会は以上で終了となりましたが、その後百周年記念展示の観覧と、懇親会が行われました。百周年記念展示では、紹介されたものを実際に見学してきました。有名なものの本物や重要文化財をこの目で見るという貴重な体験ができました。また懇親会では、先輩方や教授とお話しするという、普段はなかなかできないことができ、刺激になりました。

 

これからの応用化学科を作ることになるであろう応用化学科100回生の1人として、この先頑張っていきたい、そう思えた講演会でした。

 

文責:応用化学科1年 足立 裕樹 (2017/11/26)

縦割り交流合宿2017

 

9月30日、10月01日の二日間に渡り毎年恒例の縦割り交流合宿が行われました。この合宿では応用化学科の学部生、院生、若手OBと、様々な世代の方々とお話ししたり、運動をしたりと交流ができました。

今年の宿泊先は、群馬県利根郡にある「ロッジまつうら」という場所です。初日の朝、早稲田大学理工キャンパスの63号館に集合し、「ロッジまつうら」まではバスで行きました。中上里サービスエリアで休憩と昼食を挟み片道約3時間半かけて着きました。

着いてまず行ったことはチーム対抗での運動会。1種目目は卓球とバドミントンでした。それぞれチームよりペアを選出しダブルスの試合を行いました。2種目目は混合リレー。第1走者はバック走、第2走者はピンポン球を卓球ラケット乗せて走り、第3走者はピンポン球をリフティングしながら走ります。第4走者は二人三脚、5走者の借り物競争に繋ぎます。最後第6走者が借り人競争をしてゴールしました。そして最後の3種目目は大縄跳び。チーム一丸となって、飛べた回数を競い合いました。それぞれのチームで一致団結し、混合リレーや卓球、バドミントンではそれぞれが役割を持ち、その中で如何にプレーをするかが試された様に考えます。また、最後の大縄跳びではチームが一丸となって、唯飛べた回数を競い合うだけではなく、如何にしてこのチームでより多く飛べるのかが大切にされていたように思います。

 

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その夜はロッジの宴会場で懇親会が開かれました。そこでは若手OBの方からオススメの本の紹介が行われました。米山さんからは「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法」という本が紹介されました。そして藤間さんからは「筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法 マッチョ社長が教える究極の悩み解決法」という本が紹介されました。

 

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その後、ビンゴ大会が催され、それぞれ学年や年齢の枠を超えてトランプをしたり、話をしたりして、交流が行われました。

翌日、起きて朝食を食べた後、若手OBの方からの近況報告がありました。OBの話を聞いたあと、昼食で「ロッジまつうら」の新メニュー、トマトカレーを食べた後、集合写真を撮り、帰路に着きました。帰りのバスの中では2日間の合宿に疲れたのか多くの人が寝てしまっていました。そして夜20:00頃、早稲田大学の理工キャンパスに到着し、解散となりました。

今回の合宿を通して、先輩や後輩といった世代に関係なく互いに語らい、運動やゲームを通して楽しく交流することができました。中には凄くスポーツが上手な人や、オセロや将棋等のゲームが強い人も居て、それぞれの意外な一面を見つけたり、見つけられたりできたのではと思います。
文責 : 応用化学科1年 打樋 光一 (2017/11/11)

夏合宿2017

じりじり照りつける暑さも弱まり、秋を感じる夏休みの終盤、応化委員夏合宿を開催しました。文責は、合宿班チーフを勤めさせていただきました坂巻です。

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1日目は軽井沢・プリンスショッピングプラザにてレクリエーションをし、続いて宴会を行い、2日目は滝沢牧場でBBQ及びアイス作り体験を行った。
表1.1に応用化学学生委員会夏合宿のおおまかなスケジュールを示す。(レポート風に。。。)

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はい。応化書式ちゃんと守ってますね。

軽井沢・プリンスショッピングプラザでは各班に分かれて与えられたお題をクリアしていくという企画を行いました。お題を1つ紹介します。
芝生の広場にて、みんなで仲良く応化映えする集合写真を撮ろう!秘めたる応化らしさを存分に引き出そう!! です。

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はい、シクロヘキサンですね。ミッションクリアです。他の班も見てみましょう!!
あっ炭素鎖が1つ付きメチルシクロヘキサンになりましたね。ミッションクリアです。応化っぽさしかありませんね。はい。

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みんな体を張って張って張ってお題に真摯に取り組み、学年の垣根を超えて、親睦を深められました。

その後は宿に戻って食事をし、夏の風物詩であるスイカ割りをパッカーンと行い、宴会に突入しました。

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宴会ではジェスチャーゲーム、カルピス希釈ゲーム、後出しじゃんけんなどをしました。応化委員ということで、合宿中でも実験に対しては真面目に取り組みます。みなさん顔が真剣ですね。優勝者には景品として応化ノートが授与されました。ビリのチームには罰ゲームとして激辛チップスを食べていただきました。とってもとっても辛いのですが、みなさん嬉しそうで本当に罰ゲームだったのか…。宴会を通して先輩、後輩、同期と親睦を深められました。

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2日目は滝沢牧場にてBBQでラム肉を頬張り、そのあと楽しくアイス作り体験をしました。
大自然の中で優雅なときを楽しみました。
みんなお疲れモードで、帰りの車中は行きと異なり、とても静かでした。みんなヘロヘロの状態の中、西早稲田に到着しました。

今回の合宿は他学年との交流をテーマに行いました。アウトレットレク、宴会、BBQなどを経て、学年を問わず皆が仲良くなって、全力で楽しんでくれた夏合宿となりました。
みなさんの協力もあり、合宿班みんなで協力して運営を行えました。
冬合宿も全力でたのしみましょう!待っていてください!

文責 : 応用化学科2年 坂巻 諒輔 (2017/10/06)

2017年度 応用化学科オープンキャンパス

8月5日・6日、本学にて、オープンキャンパスが行われました。応用化学科では教室での学科展示をはじめ、2名の先生による模擬講義、研究室見学ツアー及び、体験実験を催しました。

学科展示

教室にて、各研究室のポスター、及び研究室で実際に用いられるサンプル・模型による研究内容の紹介、学生の使用する教科書や実験レポート、時間割の展示、学生生活のビデオ放映を行いました。応化委員の学生は、来場して頂いた中高生の受験相談や保護者の質問対応などをしました。
 

 

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模擬講義

模擬講義では2名の先生に以下のようなテーマでご講演をしていただきました。

・西出先生:「高分子の世界」

・下嶋先生:「社会に貢献する無機材料の化学」

どちらの講義も中高生からすれば少し発展的な内容ではあったものの、応用化学科の「役立つ化学・役立てる化学」を身近に感じることができたのではないでしょうか。

研究室見学ツアー

研究室見学ツアーでは、普段目にすることのできない、応用化学科の研究室や、学生実験で使用する実験室の見学をして頂きました。各研究室の方に具体的な研究内容の説明をして頂くことで、学生生活の、時間割だけでは分からない部分をイメージする良い手助けになったのではないかと思います。

体験実験

体験実験では、参加して頂いた中高生の一人ひとりが、それぞれの試験管の中で蛍光物質を作り、観察するという実験を行いました。実験は山口研究室の方の説明と共に進められ、ノーベル賞を受賞したクロスカップリング反応により蛍光物質が作られることを、実験を通じて学び、実感して頂きました。

 

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今年度のオープンキャンパスは、昨年度よりも多くの方が来場し、非常に盛況であったように感じられました。昨年とは少し趣向を変え、研究室で実際に用いているものを多めにすることにより、対象の年齢を引き上げることで、発展的な内容を増やしたものの、積極的に質問をする中高生が多く見受けられ安堵しました。オープンキャンパスに訪れたことがきっかけで、化学に興味を持つ方が一人でも増えれば幸いです。

最後に、今回のオープンキャンパスの準備・当日のスタッフとして手伝っていただいた全ての方に感謝の意を表します。

    文責 : 応用化学科3年 岡野 太悟 (2017/08/27)

第1回縦割り交流会

7月15日(土)に第1回縦割り交流会が行われました。縦割り交流会は、応用化学科の若手OB・OGの方と現役学生の交流、つながりの強化を目的とした交流会で、今回はOB・OG21名、学生60名の計81名が参加しました。

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スローガンは早稲田大学のWaseda Vision 150にならい、20年後の応用化学科を望んで「Be creative!~応化vision120~」が掲げられました。

 交流会は15時に開会し、OB・OGの方による自己紹介の後、OB・OG、院生、そして学部生の縦割りで12グループに分かれました。途中に班替えをはさみながら、各班でアイスブレイク、ロジカルシンキングを行いました。

 1回目は自己紹介を兼ねたアイスブレイク「共通項ゲーム」の後、「教授一人当たりの学生数を減らすべきか」という論題でロジカルシンキングを行いました。各班は賛成・反対いずれかの立場に立ったブレインストーミングの結果を模造紙にまとめ、異なる立場の班に向けて簡単なプレゼンテーションを行いました。

 班替えの後、アイスブレイク「標識伝達ゲーム」で会場の雰囲気も大いに盛り上がってきたところで、2回目のロジカルシンキング「20年後の応化をよりよくするには」を行いました。応用化学科の現状について、改善点や不満を挙げていき、それらの原因を突きつめていくことで、応用化学科をよりよくするためのアイデアを各班一つに絞りました。こちらもプレゼンで意見交換し、どの班も互いに熱い議論を交わしていました。

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 交流会は盛況のうちに17時半に閉会し、その後は懇親会が行われました。懇親会は立食形式で、交流会中にお話できなかった方とも打ち解けたお話ができる、大変貴重な時間となりました。

 会全体を通して和やかな雰囲気の中、同じ応化を卒業され、現在各方面でご活躍されている社会人の方と近い距離でお話ができ、とても有意義な会となりました。また定期的にこのような会が開かれ、より多くの学生が先輩方の経験や思考を吸収し、自分自身についても考えていくきっかけとなれば素晴らしいと思います。

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 最後に、お忙しい中縦割り交流会にお越し下さった若手OB・OGの方々にこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

文責 : 応用化学科2年 村瀬菜々子 (2017/08/11)

第31回交流会講演会

7月13日(木)に、第31回交流会講演会が開催されました。武田薬品工業株式会社の前会長であり、早稲田大学政治経済学部のOBである、長谷川閑史氏に講演をしていただきました。応用化学科以外のOBの方を呼んで講演していただいたのは今回が初めてでした。タイトルは「タケダのグローバル化への挑戦〜世界をとりまくパラダイムシフトのなかで〜」。世界の変化にこれからどう向き合っていくかということや、日本の医薬品業界のトップ企業である武田が行ったグローバル化についてお話していただきました。経済成長の中心が新興国に移っていく中で、日本が豊かさを保っていくためには変化を恐れずに変革し続けることが必要であり、変革を起こしていくのがリーダーの役目であるというお話は学生にも非常に参考になりました。長谷川氏は実際に海外企業の買収を行ったり、グローバル化に対応できる人材を獲得するため、フランスのクリストフ・ウェーバー氏を社長に任命したりするなど、大きな改革を行っておられました。

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講演会の後には長谷川氏と学生5名によるパネルディスカッションが行われました。長谷川氏に学生が質問をするという形式で会は進み、学生に対してのメッセージや学生時代の経験を伺うことができました。日本国内だけに目を向けるのではなく視野を広く持つことが重要だというお話や、能動的に問題を発見し解決できる力が必要だというお話をいただきました。

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その後の懇親会では、立食形式で、学生とOBの方々や武田薬品の社員の方々とお話する機会がありました。普段の学生生活では聞けない、実際の仕事のお話を伺うことができ、とても有意義な時間になりました。

経済同友会の代表幹事を務めていた方の講演でもあり、平日にも関わらず多くの社会人の方や学生が参加していました。本当ならば、一生をかけてもお話を伺うことすらできないほどの方とお話ができる、貴重な機会を設けて頂けたことに深く感謝し、これからの活動に活かしていきたいと思います。

 

文責:応用化学科1年 西尾博道 (2017/07/19)

第1回自主勉強会 2017

 

6月9日18時15分から、54号館204教室で第1回自主勉強会が開催されました。今回のテーマは、「英語」でした。学部4年生、修士1年生の先輩方3名が来てくださり、“就活とTOEIC”についてと“長期の留学”について、“大学の様々な英語の授業”についてのお話をしてくださいました。

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会の前半では、各先輩方のプレゼンを聞きました。まず、“就活とTOEIC”について、現在ほとんどの企業で就職活動の際にTOEICなどの英語のスコアが問われています。ですが、TOEICのスコアが内定の基準となる企業は少なく、TOEICなどの英語のスコアをあげるためだけの勉強に大学4年間を使わないでほしい、留学やボランティア活動などに積極的に挑戦して、結果TOEICのスコアもついてきたというのが目指すべきところであると、おっしゃっていました。また、TOEICのスコアがあがると自信がつくので、定期的に受け続けてほしいとのことでした。実際にこの方は3年間でスコアを300点も上げられていて、リスニングの際も聞く意識が変わったそうでした。

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次に、“長期の留学”について、実際にカナダに1年間の留学に行かれた方からお話を伺いました。留学したばかりの頃には、英語を話したくなくなってしまったり、慣れない食事に戸惑ったりすることもあったそうですが、空いた時間に積極的に外に出て学校の人達とスポーツをすることで友人が増え、英語の力も伸びたとのことでした。今では英語の論文を読むのが苦でなく、すらすらと読めるようになったそうです。就職すると1年間という長い期間自由に留学できる機会がない、だからこそ今行くべきだとおっしゃっていました。

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そして、“大学の様々な英語の授業”について、現在応用化学科では1、2年生で英語の必修授業が週2コマあり、本学科の学生は皆その授業を受けています。しかし、他にも本大学のグローバルエデュケーションセンターや留学センターが提供する英語の授業があり、そういったところには意志を持って英語を勉強したいと思う人が集まるので、是非利用すべきだとおっしゃっていました。また、そういった授業で使っていたテキストや、授業で身についたことについて、教えてくださいました。

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会の後半では、参加者が6~7人のグループ3つに分かれ、各先輩方が回り、より具体的なお話や質問に答えるなどをしてくださいました。

 

これからの大学生活の長い1年生や2年生にとって、今回は大変有意義な会になったのではないかと思います。この第1回自主勉強会を開いてくださった渉外班の方々、先輩方、またこのような貴重なお話を教えてくださった3名の先輩方、ありがとうございました。

文責 : 応用化学科3年 濱村咲妃 (2017/06/10)